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気になる病気・症状

自己免疫疾患のバセドウ病は遺伝する?しない?

 

◆バセドウ病は自己免疫疾患

バセドウ病は自己免疫疾患のひとつです。

自己免疫疾患とは本来は身体が自分を守るために体内に入ってきた異物に対して発動する免疫システムが自分自身の細胞や臓器を敵とみなし攻撃してしまう症状です。

 

バセドウ病も自己免疫疾患とひとつで、その他の自己免疫疾患として挙げられるのは慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、円盤状エリテマトーデス、多発性筋炎、多発性血管炎、シェ―グレン症候群、突発性粘液水腫、悪性貧血などがあります。

 

◆バセドウ病はどのようにして起こるか

バセドウ病が異常をおこすのは身体のなかの甲状腺という場所です。

甲状腺は脳の下垂体によってコントロールされながら、必要に応じて甲状腺ホルモンを血液中に放出したり貯蔵したりしています。

バセドウ病になると本来ならばウイルスや細菌など異物から自分を守るための防御システムである免疫というシステムが、自分自身を攻撃する自己抗体になり、正常な甲状腺を攻撃してしまいます。

すると攻撃された甲状腺は刺激をうけ、甲状腺ホルモンを分泌するように指令をうけたと勘違いし、永遠と甲状腺ホルモンを分泌してしまうのです。

この自己免疫疾患といわれる症状は内分泌器官では甲状腺に一番起こりやすいといわれています。

 

◆バセドウ病は遺伝性がある?

自己免疫疾患は遺伝的要因もあるといわれています。

日本人の場合、バセドウ病の人は「HLA-BW35」または「HLA-DR5」という遺伝子を持っているひとに発症しやすいといわれています。

しかしこのような遺伝子をもっているからといって必ずバセドウ病を発症するわけではないようです。

 

◆バセドウ病の遺伝率

遺伝子がまったく同じである一卵性双生児でも二人ともバセドウ病になる確率は35%です。

二卵性双生児ではわずか4%になります。

また、家族や親族にバセドウ病患者がいる場合、自分もバセドウ病になる確率は17%程度に過ぎません。

バセドウ病は遺伝的要因よりも、ストレスやウイルス感染などの環境要因が大きいのではと考えられています。

 

バセドウ病は遺伝すると心配している方も多いと思います。

しかし遺伝するのはバセドウ病ではなく、なりやすい体質であるといえます。それほど心配しすぎることはないのではないでしょうか。

 

 

 

※参考

伊藤公一(2005)「バセドウ病」主婦の友社

(Photo: [//www.irasutoya.com/2013/09/blog-post_5641.html])

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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