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生活習慣病

脂質異常症の治療薬が脳卒中に及ぼす効果を知っていますか?

       

脂質異常症は、動脈硬化を引き起こし、心血管や脳血管などのリスクイベントを引き上げ、重篤な疾患を引き起こす原因となります。

海外および国内の複数の疫学研究からも、総コレステロール(TC)高値、LDLコレステロール高値、HDLコレステロール低値、トリグリセライド(中性脂肪)高値などの脂質異常症は脳卒中の危険因子であると報告されています。


高LDLコレステロール値はアテローム血栓梗塞の独立相関因子ではありますが、脳出血そのものや認知症の原因となる楽な梗塞と独立した相関を認めないとされています。

 

このような報告から、高コレステロール血症と脳卒中の関連性は、病態によって異なることも確認されています。

 

一方、低HDLコレステロール血症が脳出血と関連するという研究も以前より報告されています。


脂質低下療法が脳卒中に及ぼす影響
脂質異常症の代表的な治療薬としてはHMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)が知られています。

これまでに、脂質異常症をはじめ、糖尿病、高血圧症などさまざまな心血管系のリスク患者を対象としたスタチンの臨床検査により、特に虚血性心疾患におけるスタチンの抑制効果はゆるぎないものとなっています。


脳卒中に関しても、脳卒中や脳梗塞抑制効果をもたらす機序として、脂質低下作用以外の抗炎症作用やプラーク安定化など、いわゆる多面的効果の関与が指摘されています。

わが国の「脳卒中治療ガイドライン2009」において、脳卒中一般の発症予防として脂質異常症患者に対して強く推奨されています。


現在、スタチンを用いたLDLコレステロール低下療法による脳卒中発症予防に関してはすでに確立してきていますが、今後はフィブラート系薬剤による高トリグリセライドの治療や、低HDLコレステロールの是正、およびこれらを組み合わせた脂質異常症の総合的な治療についても、脳卒中の発症・再発予防との関連を検討していく必要があるようです。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/06/09-378946.php )

著者: kyouさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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