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子どもに多い!A群溶血性連鎖球菌咽頭炎とその予防策

 

 

◆A群溶血性連鎖球菌(A群β溶血性連鎖球菌)

A群溶血性連鎖球菌(またはA群β溶血性連鎖球菌)は化膿性連鎖球菌とよばれる連鎖球菌属に分類される真正細菌のひとつです。

血液寒天培地上で培養すると、血液を溶かして丸い輪を作ることからその溶け方の分類によりβ溶血、球菌が鎖のように連なって見えることから連鎖球菌と呼ばれています。

その呼び方はさまざまあるようで細菌学の分野では化膿性連鎖球菌、臨床医学の分野ではA群β溶血性連鎖球菌とよばれています。

その他にも単に、A群連鎖球菌、溶連菌、GAS(A群連鎖球菌の英名Group A Streptcocciの省略)と呼ばれることもあります。

 

◆A群溶血性連鎖球菌による感染症

健康な人間の咽頭、消化管、表皮に存在する常在菌で、喉のウイルス感染などからの気道の損傷などが引き金となって発症することがあります。

一番多い咽頭炎の他に扁桃腺炎、猩紅熱(赤い発疹)、とびひなど引き起こし、重症な感染症としては肺炎、蜂巣炎、丹毒、化膿性関節炎、骨髄炎、髄膜炎などがあります。

リウマチ熱や急性糸球体腎炎などの合併症にも注意が必要です。

また、まれに劇症型A群溶連菌感染症(菌が発する毒素に対する免疫反応で全身性炎症反応症候群などから多臓器不全を起こす)で生死をさまようこともあります。

 

◆小児に多いA群溶血性連鎖球菌咽頭炎

保育園児や学童期によくみられる溶連菌感染症の症状は感染してから2~3日で発症し、一番多いものに咽頭炎、発熱、全身の細かい発疹があります。

3歳以下や成人では感染しても典型的な症状を示すことはあまりありません。

鼻水や咳は伴わず、発疹だけで喉の痛みがない場合もあるようです。

発症して3~4日後に舌が赤くなる(イチゴ舌)も溶連菌感染症の特徴です。

感染症のピークは冬季と春~初夏にかけての二度確認されているようです。

 

◆予防策はあるのか

感染経路は飛沫感染、接触感染、食べ物からの経口感染です。

ワクチンなどはなく、一般の風邪の予防対策と同じで、手洗いやうがいが基本となります。

 

溶連菌感染症はさまざまな症状を引き起こし、まれに重篤な障害に繋がってしまうこともあります。

溶連菌はさまざまな場所に日常的に存在していますので、日頃から身体の免疫力をあげておくことが一番の予防策になるのではないでしょうか。

 

 

 

※参考

国立感染症研究所

<//www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/340-group-a-streptococcus-intro.html>

 

(Photo by: [//medical-checkup1.net/2006/08/])

 

 

著者: fuji-444さん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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