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育児・子供の病気

つらい喉の痛みや発熱…溶連菌感染症と学校などでの集団発生予防

 

 

◆A群溶血性連鎖球菌咽頭炎とは

A群溶血性連鎖球菌(またはA群β溶血性連鎖球菌)が元となっておこる咽頭炎です。

よく一般に溶連菌感染症と呼ばれるものの典型症状のひとつです。

この連鎖球菌にはα溶血β溶血の二種類があり、β溶血のなかで人に病原性を有するものにA群、B群、C群、G群があり、溶連菌感染症を起こす90%以上はA群だといわれています。

咽頭炎の他にもこのA群溶血性連鎖球菌によってさまざまな症状が引き起こされますが、小児の溶連菌感染症でよくみられるのが扁桃腺炎や猩紅熱などになります。

 

◆溶連菌感染症の潜伏期間と初期症状

学童期に発症しやすく、潜伏期間は2~4日と言われています。主に喉に感染するため、喉の痛みや発熱で始まります。

嘔吐症状がみられることもあるようです。

また、始めは白苔で覆われていた舌の上には赤い点々がみられるようになります(イチゴ舌)

 

猩紅熱をともなう場合は、発熱開始後12時間~24時間経つと身体に赤い点状または日焼け様の皮疹が出現します。

猩紅熱は明治期には法定伝染病に指定され、恐れられていましたが、抗生物質が開発されてからは溶連菌感染症の一症状として治療されます。

ちなみに1998年には法定伝染病ではなくなっています。

 

 

◆感染経路

学校での咽頭培養を用いた研究では健康な人の15%~30%が保菌者だということです。つまりは常在菌です。感染経路は飛沫感染が主です。

A群溶血性連鎖球菌に感染した人が咳をしたときなどに鼻や喉から出てきた菌が、健康な人の鼻や喉の粘膜に付着して感染します。

また皮膚の感染部位から接触感染したり、菌に汚染された食品から感染することもあります。急性期で感染率は一番高く、その後徐々に弱くなっていきます。

兄弟間での急性期の感染率は25%と言われています。

 

◆学校などでの集団発生予防

病院で抗生物質を処方され、服用してから24時間は周囲の人を感染させる力があります。

その間は家族間でも特に注意し、保育園や学校などでは集団感染が発生しやすいため、登校を控えるなどして感染拡大を予防してください。

感染経路の特徴から、石鹸での手洗い、こまめなうがいは特に効果的といえます。

 

感染症は学校などの閉鎖空間で発生すると容易に拡大感染につながります。

学校から家庭に持ち帰り家庭内でも感染してしまうケースも多いので、日頃から家族みんなで手洗いとうがいの習慣をつけるとよいでしょう。

 

 

 

※参考

国立感染症研究所

<//www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/340-group-a-streptococcus-intro.html>

横浜市衛生研究所

<//www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/strepto1.html>

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2012/01/17-355993.php])

 

著者: fuji-444さん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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