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育児・子供の病気

溶連菌の合併症・急性糸球体腎炎は予防可能か?

 

◆急性糸球体腎炎とは

A群溶血性連鎖球菌感染症に罹患後にまれに発症する合併症のひとつです。細菌やウイルスの感染などにより上気道炎や扁桃炎が起こった1~3週間後に起こる腎臓の炎症で、A群溶血性連鎖球菌による感染がほとんどの原因です。

 

血液をろ過する糸球体に異常がおきると、血液が上手く尿にならず尿が減ります(乏尿)。すると体内の水分や塩分が過剰になるので血圧が高くなり、むくみが起きます。そして糸球体が傷ついているため、白血球、血液、蛋白などが尿中に流れ出て、蛋白尿や血尿になってしまいます。

 

◆なぜ糸球体腎炎が起きるのか

溶連菌に感染後に作られた抗体と、溶連菌の抗原が結び付いた複合物(抗原抗体複合物)が腎臓の糸球体にくっつくことが、炎症を起こす原因となります。

 

溶連菌の初感染を起こす4~12歳いの小児に多い疾患ですが、現在では発生数も減り、軽症化してきているようです。

 

◆糸球体腎炎の治療方法

基本的に自然治癒します。身体を休めて保温します。腎臓に負担をかけないように、塩分や蛋白を減らした食事をとり、身体が水分過剰になっているので水分も控えます。

 

小児の場合はほとんどが治癒しますが、成人の30%~50%程度には何らかの症状が長引くことがあります。

 

◆糸球体腎炎を予防するには

よく、抗生物質で予防可能といわれますが、糸球体腎炎は免疫複合体が原因となっている疾患ですので、抗生物質の投与は意味がなく、糸球体腎炎の発症率に差はないという研究結果がでているそうです。ですので糸球体腎炎に関しては予防方法は特にないと言えそうです。

 

糸球体腎炎自体の予防方法はないかもしれませんが、溶連菌への罹患は免疫力を上げることなどにより予防することができます。

 

また、溶連菌感染が流行しているときは、手洗いやうがい、マスクの着用などを徹底し、感染予防しましょう。

(Photo by: [//www.irasutoya.com/)

著者: fuji-444さん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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