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良性、悪性・・・小児脳腫瘍の様々な種類

 

小児がんの中で多く見られるもののひとつである小児脳腫瘍では小脳にできる良性の星細胞腫が約20%で最も多く、約12%の悪性の髄芽腫、約10%の胚細胞腫瘍、それに次いで頭蓋咽頭腫、上衣腫といった順に多く発症します。

 

 

星細胞腫

星細胞腫は514歳で好発する腫瘍で、小脳にできやすい腫瘍です。次の髄芽腫と並んで小児脳腫瘍の中で頻度の高い腫瘍ですが、良性で摘出手術をしてしまえば完治してしまうことが多く、5年後の生存率は80%以上とされています。多くは良性のまま摘出手術に至りますが、成人のそれと同じように浸潤性に進行し、悪性に転じることもあります。

 

髄芽腫

小児脳腫瘍の中で最も悪性度の高い腫瘍の一つです。514歳で好発する腫瘍で、多くは小脳の正中部発生し、周囲の小脳組織に広がって進行していきます。放射線治療や化学療法による治療効果が高く、適切に治療をすることによって予後がよくなるようになってきており、5年後の生存率は5060%以上になってきました。治療は放射線治療が主体で、腫瘍を摘出した後に放射線治療を行うとさらに効果を得られるとされています。

 

胚細胞腫瘍

1019歳で好発する腫瘍で、松果体・トルコ鞍上部という場所に発生します。これは胎児のときの胚細胞と言われる細胞由来の腫瘍で、特徴的な症状として上方が見にくくなるというものがあります。

 

頭蓋咽頭腫

59歳で好発する腫瘍で、脳下垂体上部に発生します。頭蓋咽頭腫は良性腫瘍ですので、摘出すれば治癒可能です。ただし視床下部の癒着が強いことがあり、その場合は摘出手術が困難になる場合もあります。5年後の生存率は95%です。

 

上衣腫

59歳に好発する腫瘍で、小児脳腫瘍においては約5%ですが、乳幼児に限ると20程に至るとされています。脳室の壁を構成する上衣細胞から発生し、周囲の脳組織を圧迫しながら進行します。5年後の生存率は60%程度で、深部に腫瘍が進行すると摘出がしづらかったり、脳脊髄液を介して転移することがあります。

 

 

他にも視神経膠腫や脈絡叢乳頭腫、脳幹部神経膠腫など腫瘍ができる場所によって見られる影響も異なり、実に多岐にわたります。

 

 

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2012/04/16-360955.php?category=51])

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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