妊娠・出産
妊娠中のトラブル「下痢」~身体を冷やさない方法まとめ~
妊娠初期のつわり症状の中には、下痢を訴える妊婦さんも少なくありません。
ただでさえ吐き気もあって栄養がとりづらい時期なので、下痢はつらいですね。
いくつか対処法もあるので、できることから実践してみましょう。
つわり症状の原因の一つ「冷え」
つわりの症状は、ホルモンバランスの乱れが関係していると言われていますが、他にも要因があるかもしれません。
考えられる原因の一つが「冷え」です。
妊婦の身体は冷えに弱く、また下半身は冷えやすいともされています。
妊婦の冷え対策の方法をいくつか紹介します。
妊婦さんの冷え対策
1.お風呂
・半身浴からゆっくり全身つかる
・低温で長時間入る
・あたたまったらストレッチ
・リラックスできる精油(ラベンダーなど)を5滴ほどたらす
※お風呂あがりに、熱を放出させないために冷水を浴びる人もいますが、妊娠中は足先にサッと冷水をかけるくらいにしましょう。
2.足湯
あたたかい部屋でソファに座りながら足湯につかるなど、下半身を冷やさない工夫をしましょう。
<足湯の準備>
・お湯をはった桶
・バスタオル(足を拭く用)
・足し湯(やかんなどに用意)
・リラックス効果のあるアロマ精油(ジュニパー:木の香り)など
・ゆっくり過ごすための本など
3.洋服と服装
「3つの首」をあたためる=首・手首・足首
服の袖などから冷気が入ると、体が冷えてしまいます。
冷えることで血流も悪くなり、肩が凝るなどのトラブルにもつながるため、妊娠初期はとくにあたためるよう心がけましょう。
<保温のための服装>
・長袖・長ズボン
・しめつけない服
・靴下
・起毛など保温効果のある素材
重ね着しすぎず(動きにくく疲れてしまうため)あたたかく動きやすい服が良いでしょう。
外出時や仕事中などはインナーやひざかけを使用し、あたたかい飲み物で身体の内側からも冷え対策をしましょう。
ルイボスティー・たんぽぽコーヒーなど、カフェインレスの飲み物がおすすめです。
4.睡眠
寝ている時の冷えは禁物です。
寝る前~翌朝まで身体を冷やさない工夫をしましょう。
<睡眠時のあたためポイント>
・あたたかい服装(上記を参考に)
・すきまを作らない(ベッドを覆うタイプの布団など)
・湯たんぽ(お腹に抱えて寝ると朝まであったか)
※電気毛布は芯からあたたまらないので、あまりお勧めしません。
ママが冷えると赤ちゃんも寒い
妊娠中のママが冷えると、筋肉が強張り血流も悪くなります。
身体の緊張感やストレスなど、ママの感じている気持ちは発育中の赤ちゃんにも伝わっているものです。
体をあたためることで下痢だけでなく、風邪対策や筋肉痛の緩和などにもつながります。
お腹の中の命のためにも、責任をもって体調管理をしましょう。
「つわり時期の下痢」に関する体験談
妊娠初期頃は・・・すぐに貧血になる。下痢、吐き気も・・・症状を軽減するために、ブラジャーをしてると苦しいのでカップ付のキャミソールを着てました。眠いときは寝るようにしました。
(カラダノート体験談-投稿者あか☆さん~妊娠~気付いた時は7週でした!妊娠初期は貧血も・・・-)
しかし、それよりも辛かったのが、月に1~2度、不定期に突然やってくる下痢症状でした。それまで、下痢はほとんど経験してこなかったのですが、この時は特に生ものや古いものを食べたわけでもなく、夜中に突然襲ってきて、お腹の中のものをすべて出し切るまで1時間以上唸っていました。これは初期から8か月頃まで続き、いつくるかわからないのもあり本当に辛かったです。
(カラダノート体験談-投稿者mitomonさん~これもつわり?妊娠中の食欲の変化と便秘と下痢-)
あるとき、東京へ旅行に行きました。もちろん便秘は治っていない状態です。夕食か何かで寒いのにスムージーか何かを飲んで、旅行先のホテルでかなり強い下痢をしました。便秘と下痢を繰り返すという悪循環に入り込みました。
関係があるか分かりませんが、次の日に多めの出血を起こして切迫流産の診断で2週間入院となりました。
(カラダノート体験談-投稿者ponpon_pandaさん~妊娠初期、便秘と下痢に苦労しました-)
(photo by 筆者)
著者: カラダノート編集部