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ガン・悪性腫瘍

腎臓の腫瘍には「抗がん剤か効きにくい理由」

 

腎臓の腫瘍は、発病の原因がはっきりわかっていません。しかし小児に多い「ウィルムス腫瘍」は、遺伝的疾患ではないかと言われています。ほかにも肥満や感染症、腎不全などが発症リスク因子として挙げられています。しかしいずれにしても、治療が難しいのが腎臓の腫瘍です。

 

ショックが大きい腎臓のがん

腎臓にがんができると、「血尿」が出るため、患者のショックが大きいがんだとされています。吐血や下血などが消化器系のがんでも見られますが、排尿時の鮮血は、強い衝撃を与える症状です。このため、気持ちを強く持つ指導やサポートが大切です。

 

治療は外科手術が主流

腎臓は体内の不要物を排出する器官であり、薬剤が留まりにくい性質があります。そのため他のがんで使用する抗がん剤による化学療法が、効果を発揮しにくい臓器なのです。また、腎臓のがんは「衛星病変」といって大きながんの周りに目に見えない小さながん細胞が分布することがよくあります。このため再発しやすく、手術では腎臓の全摘出が最良の方法となります。

 

高齢者は動脈塞栓術

高齢などのために腎臓の手術が体力的に困難な場合、あるいは転移が認められる場合には、動脈塞栓術がとられます。これはがん細胞に栄養を供給する動脈を塞ぎ、がんを自滅させる方法です。カテーテルで動脈にスポンジ製剤やマイクロコイルを挿入し、定置します。

 

免疫療法

腎臓のがんでは抗がん剤が効かないため、体の免疫機能を高めてがん細胞を叩く免疫療法」が行われるケースが増えてきました。基本的には、インターフェロンやインターロイキンなどの免疫機能を高める物質を投与し、がん細胞への免疫系による攻撃力を高めます。また、患者から取り出したリンパ球を増やして体に戻す「養子免疫療法」が取られる場合もあります。

 

腎臓の腫瘍は転移や再発の可能性が高い、難しい病気です。抗がん剤が使用できないなどの制約もあり、腎臓の全摘出の場合には、腎臓移植が必要になる場合もあります。病状をきちんと診断した上で、納得のいく治療方法を医師と話し合うことが大切です。

 

(Photo by: http://www.ashinari.com/2008/11/16-010315.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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