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気になる病気・症状

膀胱ガンによる摘出治療後の尿路変更とは?

 

膀胱ガンでは、膀胱の全摘出手術になるケースがあります。がんの浸潤度が高い場合には、膀胱を全摘出するだけでなく、骨盤内のリンパ節も取り除きます。男性では前立腺や精嚢線も摘出します。女性の場合には、尿道や子宮、膣の一部を同時に摘出する場合もあります。膀胱の部分切除ではこうしたことはありませんが、全摘出手術では、同時に尿路変更といって尿の通り道の作り直しが必要となります。

 

尿路変更とは

膀胱は、腎臓で作られた尿をためておく器官です。そのため膀胱を摘出してしまった場合には、別なところに尿を溜めるスペースを作らなければなりません。腸の一部を利用して、尿を貯めるところをつくるのが「尿路変更」です。尿路変更は、体の状態や生活状況にあわせて選択されます。

 

1.尿管皮膚ろう

一番簡単な手術方法で、尿管を直接おなかの皮膚に縫い合わせ、約1cmほどのストーマ(出口)を作ります。ここでは尿を貯められないので、カテーテルをストーマから腎臓まで入れておいたり、尿を貯める袋(パウチ)をストーマに装着したりします。パウチは週1〜2回交換します。

 

2.回腸導管

腸の一部を切りとり、尿管と切り取った腸をつないで腸の一方を閉じ、もう一方を腹部から出してストーマをつくります。腸の動きで絶えず尿が外に出るため、ストーマにパウチを付けます。

 

3.自然排尿型代用膀胱

腸を使って膀胱の代わりになる新しい袋をつくります。これに尿管と尿道をつなぎ直し、今まで通りに尿道から排尿します。見た目はこれまでと変わりませんが、手術前と同じようには尿意を感じたり排尿することができません。下腹部が張って尿がたまったとわかるので、おなかに力を入れて排尿します。うまく排尿できない場合には、尿道に細い管をいれて尿を出します(導尿)。尿失禁を伴う場合には、失禁パッドを使います。新しく作った代用膀胱から、もともとの腸の粘液分泌が多い場合には、尿道が詰まることがあります。これを防ぐために、尿道から管をいれて代用膀胱の洗浄が必要な場合もあります。

 

膀胱ガンの克服のための手術は、いずれもこれまでどおりに排尿できないため、生活に不便はあります。また、尿路感染症などを防ぐために、十分に清潔に保つことが大切です。


(Photo by://www.ashinari.com/2009/06/14-022283.php) 

著者: rosyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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