カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. >
  4. クローン病 >
  5. 原因不明の炎症が消化器官全体に多発する!?クローン病の注射

気になる病気・症状

原因不明の炎症が消化器官全体に多発する!?クローン病の注射

 

クローン病は、原因不明の炎症が小腸、大腸、肛門、胃と消化器官全体に多発する病気です。10代に多く発症し、完全に治ることがない疾患のため、病状のコントロールが大切です。最近、抗TNF-α剤が国内でも使用できるようになり、効果を上げています。

 

抗TNF-α剤とは

TNF-αとは、「Tumor necrosis factor=腫瘍壊死因子」とよばれるサイトカインの一種です。炎症を引き起こす司令塔のような物質と考えられています。これがクローン病ではたくさん出ており、慢性的な炎症がこれによって激しく引き起こされていると考えられています。炎症性の刺激が常に腸内でおこることで、下痢や腹痛などのつらい症状が起こるので、この炎症の引き金となるTNF-αを押さえてやることが、症状の緩和につながるといえます。これが「抗TNF-α剤」です。

 

TNF-αはタンパク質

炎症を引き起こしているTNF-αはタンパク質で、これを押さえるためには免疫的な方法でこのタンパク質の働きをとめる「抗体療法」がとられています。これが「抗TNF-α剤」なのですが、体内にある抗体とよく似たヒト型抗体を、遺伝子工学的な技術で作った人工の抗体です。これは飲んでは腸内で消化されてしまうため、直接体内に注射します。

 

注射は自分でもできる

抗TNF-α剤は、おなかやふともも、二の腕に皮下注射をします。2週間に1回の間隔で投与しますが、医療機関だけでなく、医師の許可があれば専用の器具を使って自分でも注射することができます

 

クローン病は特定疾患に指定されており、抗TNF-αは高額な薬ですが、医療費が助成対象になります。自己注射は心配もありますが、今のところ完治することがなく一生つきあっていかなければならないクローン病をもつ患者にとっては、日常生活の負担が軽減できる治療法として期待されています。この治療法は副作用やアレルギーなどを十分に検討した上で選択されますが、医師と良く相談して治療方法に取り入れることがよいでしょう。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2012/09/28-370801.php)

著者: rosyさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

クローン病に関する記事

抗TNF-α剤の自己注射と一緒に体調管理ノートを記録しよう!

  クローン病を抗TNF-α剤の自己注射でコントロールできるようになったら...

高エネルギー、低脂肪、低残渣…クローン病の食事管理

  クローン病は消化器系のあらゆるところに炎症が起き、腹痛と下痢が起こりま...


難病とされる「クローン病」その実態は?

  世の中には、難病とされる病気が多数存在します。難病認定されている病気の...

近年増えているクローン病って?

近年増えているクローン病って?クローン病は口から肛門までの消化管(特に小腸や大腸...

カラダノートひろば

クローン病の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る