カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. >
  4. クローン病 >
  5. 高エネルギー、低脂肪、低残渣…クローン病の食事管理

気になる病気・症状

高エネルギー、低脂肪、低残渣…クローン病の食事管理

 

クローン病は消化器系のあらゆるところに炎症が起き、腹痛と下痢が起こります。食べられなくなることもありますが、十分な栄養を摂ることも大切です。

 

高エネルギー食を摂る

消化管に炎症があるときには、発熱や腹痛、下痢で全身が消耗し、栄養状態が悪くなります。このままでは病気がよくなりませんが、食欲もわかないというもの。そこで高エネルギー食による集中的・効率的な食事療法が重要になります。

 

カロリーの目安:標準体重×40kcal

 

たとえば、体重40キロの児童であれば、1600kcalを1日に摂取するようにします。ですが食事だけでこのエネルギーを摂取すると消化器に負担がかかるため、栄養剤を併用してエネルギー摂取します。

 

低脂肪・低残渣(ていざんさ)

脂肪は炎症を引き起こしやすいため、一日の脂肪摂取量を20g以下におさえるとよいとされています。卵や加工食品などにもかなりの脂肪が含まれるほか、調理油なども脂肪になります。そのため、調理方法自体を考えることが大切です。蒸したり、油を使わずにオーブンで焼いたり、煮物を増やすなど、油を減らす料理を心がけることがよいでしょう。一方、DHAやEPAといったオメガ3の油が炎症を抑えるといわれており、これらを多く含む魚などを積極的に取り入れることはオススメです。

また、便が多く出る食事は腸管の運動を活発にするため、下痢を起こしやすくなります。クローン病では腸管狭窄が起こる場合もあり、便が通らなくなる心配も出てきます。一般的には食物繊維をとることが好ましいとされていますが、クローン病では一日の食物繊維は5g程度とし、食物繊維でも水溶性で腸管刺激の少ないペクチンを多く含むものがよいとされています。野菜に置き換えると約100g程度で、不足するビタミンなどは、サプリメントなどの方法で摂取します。

 

乳糖とシュウ酸に注意

クローン病では乳糖不耐性が多く、その場合乳製品が消化できないので注意が必要です。

また、脂肪が吸収しにくい上で下痢や発熱による脱水症状が起こると、血液中にシュウ酸濃度が高くなり、腎臓結石ができやすくなります。ほうれん草やチョコレート、ココアなどシュウ酸の多い食品の摂取は控えめにすることが推奨されます。

 

クローン病では、食事は大きな課題です。栄養はしっかり取らなければなりませんが、たべれば腸が活動し、下痢が起きたり腹痛が起き、日常生活が妨げられます。暴飲暴食はもっての他ですが、食べ方も規則正しい時間を守り、間食を控え、消化の良いものを良く噛んで食べることが大切です。腸を大事にするポイントを踏まえて、少しでも快適な食事療法を行いましょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/12/24-374413.php)

著者: rosyさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

クローン病に関する記事

近年増えているクローン病って?

近年増えているクローン病って?クローン病は口から肛門までの消化管(特に小腸や大腸...

クローン病の外食は選び方と体調次第で十分可能!

  つねにおなかが痛かったり、食べると下痢をしたりするクローン病では、食事...


クローン病って治らないの?クローン病と向き合おう。

  現在日本にはクローン病だと、登録(特定疾患登録)されている患者さんが2...

原因不明の炎症が消化器官全体に多発する!?クローン病の注射

  クローン病は、原因不明の炎症が小腸、大腸、肛門、胃と消化器官全体に多発...

カラダノートひろば

クローン病の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る