カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. >
  4. 腸が詰まる、滞る「腸イレウス」の治療は絶食が必須!腸閉塞(腸イレウス)はなぜ起こる?!原因を分析しよう!

気になる病気・症状

腸が詰まる、滞る「腸イレウス」の治療は絶食が必須!腸閉塞(腸イレウス)はなぜ起こる?!原因を分析しよう!

腸閉塞を起こした場合には、絶飲食が必須です。何も食べられないので、点滴での栄養補給となります。

 

腸イレウスの治療

腸の閉塞の状態にもよりますが、一般に2通りの治療方法があります。

 

1.鼻から吸引チューブ(イレウス管)を入れる

腸管の癒着などが起きていない場合。

小腸に溜まった腸液や食べ物を吸引して、腸の腫れが引くか経過を観察する。この間、何も食べられず、点滴のみで栄養を補給する。約2週間程度経過を見て、治らない場合には開腹手術となる。

 

2.開腹手術

腸管への血流が途絶えている場合。

緊急性がある。

 

イレウス管の挿入

イレウス管は、バルーン部という膨らむ部分を持つカテーテルの一種で、X線で撮影しながら鼻から胃、十二指腸を経て腸の閉塞部まで挿入していきます。

 

目的の閉塞部近くまで到達させたらバルーンを膨らませて位置がずれないようにし、滅菌水を腸内へ入れます。次に腸内に溜まっている内容物を吸い上げていきます。

 

腸イレウスを起こしている場合、閉塞の原因を取り除くことも重要です。同時に閉塞させるもの(=食物)を除去し、閉塞している間には入れないことが治療の前提となります。

 

点滴、流動食

腸の閉塞がなくなるまでは入院生活となります。イレウス管を入れて経過を観察する2週間、トイレに行くときにも点滴を外せません。

 

また、腸の腫れが治まり、閉塞が治っても、すぐには通常の食事はできません。流動食からはじめ、三分粥、五分粥と少しずつかたちのある食べ物に慣らしていきます。この間も腸の状態が悪化しないか、十分な注意が必要です。

 

 

突然の腹痛・吐き気・嘔吐~「腸閉塞」の可能性も!

ある日突然、何の前触れもなく発病する病気が「腸閉塞」です。でも実は、その前触れは気付いていなかっただけで、すでにあったのかもしれません。

誰にでも起こる可能性のある病気ですから、十分な注意と早めの受診が重要といえるでしょう。

 

どんな症状が出るの?

「腸閉塞」は、ある日突然、激しい腹痛と吐き気、嘔吐が起こる病気です。こういった症状だけでは、何かの食物に当たったのかも?や、胃腸風邪に感染したかも?といったことを考えるかもしれません。しかし、「腸閉塞」の場合これらの症状の他に、強いお腹の張り(膨満感・膨隆感)を感じたり、やせている人の場合は張った腸がむくむくと動く状態が、皮膚の上から見えることがあります。

 

その他、キリキリと強い痛みが起こりますが、しばらくすると治まる、といった状態を繰り返す「疝痛(せんつう)発作」と呼ばれる腹痛が起きるのも大きな特徴といわれています。

 

痛みの他、吐き気や嘔吐が激しいのも特徴ですが、嘔吐物は最初は胃液や胆汁が続き、症状が進行すると腸の奥から逆流してきた腸の内容物を吐くようになります。

この状態になったら、下痢便のような色合いで便臭を伴った物を吐く用になります。

 

こういった状態まで進行した場合、吐いた直後は腹痛や吐き気が軽くなるといったことがみられるようです。しかし、自然に治る病気ではないため激しい痛みや吐き気が再度襲ってきます。そのため、時間が経つと共に顔面蒼白、冷や汗、冷感を感じるようになり、あまりに長い時間繰り返すとショック状態に陥ることもあるようです。

 

なるべく早く受診を

「腸閉塞」は自然に治ることはない病気です。そのため、お腹の張りや、吐き気を伴う腹痛を感じている場合、我慢しないで早めに外科を受診する必要があるといえるようです。

我慢のせいで、夜間や休日に受診することになった場合、適切な処置をすぐに受けることができない可能性もありますし、この病気は対処に時間がかかると命に関わる可能性もあるため、早め早めの行動が早期解決のきっかけになるといえます。

 

ついつい我慢しがちな腹痛かもしれませんが、「腸閉塞」のように自然治癒しないものの可能性もあります。早目に医師の診察を!

 

 

腸閉塞(腸イレウス)はなぜ起こる?!原因を分析しよう!

腸閉塞(腸イレウス)は何かしらの原因で腸の中の食べ物や消化液などが詰ってしまう病気です。

正常であれば、肛門方向へ流れて行き、大量に分泌される消化液は移動しながらも再吸収され、最終的に最小限の不要物のみが排泄物として排泄されるように出来ています。

 

しかし、この腸の機能が正常に働かず、腸内に詰ってしまうことで命に関わるほどの大問題になってしまう腸閉塞は、とにかく早期治療が必要になります。腸閉塞について調べてみましょう。

 

◆腸閉塞の原因を具体的に分析!

腸閉塞を起こしてしまう原因は様々ですが、大きく分けて、腸の変形・腸内に腫瘍やポリープなどの異物が出来ることで詰ってしまう【機械的腸閉塞】と、腸に信号を送る神経機能に障害が起こってしまうことで腸の動きが正常でなくなってしまう【機能的腸閉塞】があります。

 

機械的腸閉塞は全体の9割を占めていて、この9割のうち、血行障害の有無によって更に【単純性イレウス】と【複雑性イレウス】に分けられます。

 

◆単純性イレウス(機械的腸閉塞)の場合

単純性イレウスは、腸管の閉塞のみで、血行障害が無いものを示します。腹膜炎や腹部の手術後、腸がくっついてしまうことによる変形が最も多い原因とされています。

消化官の動きにつれて、激しい痛みを伴い、その痛みは徐々に強くなっていく特徴があります。

 

◆複雑性イレウス(機械的腸閉塞)の場合

複雑性イレウスは腸管が癒着したり、癒着によるヒモのようなもので締め付けられたり、腸管に栄養を送る血管が詰ってしまって、血行障害が起こってしまうイレウスを示します。

 

十分な量の血液が腸に送られないため、放置をすると、腸が壊死してしまい、穴があくなどの大問題に。さいあく壊死が原因で、多臓器不全になってしまう原因を作ることにもなりかねません。複雑性イレウスの場合には緊急手術が必要です。

 

◆機能的腸閉塞の場合

機能的イレウスは、麻痺や痙攣、神経障害により腸内の動きが正常に動かず、腸内に食べ物や消化液が詰ってしまうことを示します。

 

腸管をコントロールする自律神経の働きが原因になってしまうこともありますし、麻痺性イレウスは腹膜炎・各種の中毒症が原因ということや、痙攣性イレウスは局部的な炎症・結石発作による腸への刺激などが原因…という場合もあります。

 

ここで挙げている原因はごく一部かもしれません。原因は様々にあり、その原因の特定は医師に相談・病院での検査によって具体的に判明できます。

生活環境に影響がある方もいれば、精神的な物が原因で身体に影響を及ぼしていると診断されるケースもあるほどです。

まずは、ちゃんとした検査を行い、その原因の特定に励む必要があります。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-18掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

腸に関する記事

注目の胃腸アンチエイジング法!不調が続くなら腸内環境の検査を!真っ赤な血便が出たら?潰瘍性大腸炎の予防とは

食べ物を消化したり吸収したりする中心的な役割を果たしている胃や腸の内臓アンチ...

便秘かと思ってたら、腹痛や嘔吐がひどい…。もしかして「腸閉塞」?【見分け方・原因・症状・対処法】

便秘と思っていたら、とても痛い、吐き気がひどい…。症状が重い場合は、腸閉塞(イ...


急性腸炎の完治に心がけたいこと~予防方法と治すためのポイントとは~

  急性腸炎になったけれど早く治したい、仕事が溜まってしまうからあまり休み...

おならから疑われる疾患とは?若年層に多く発病しているIBDってどんな病気?大腸性潰瘍とクローン病の違いとは

    おならが以上に臭ったり回数が多いと何か病気ではないかと心配になること...

カラダノートひろば

腸の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る