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盲腸を切らずに直す?!「盲腸をちらす」ってどういうこと?

 

よく「盲腸をちらす」といいますが、これは本当はどういうことを指しているのでしょうか?

 

「盲腸」ではなく「虫垂」炎

一般にいう盲腸とは、盲腸から出ている「虫垂(ちゅうすい)」が炎症を起こしている状態を指します。虫垂は大腸の一部で、右下腹部にあります。この位置にある盲腸の端から細長く飛び出している部分で、多数のリンパ節を含んでおり、大腸の一部であってもリンパ系器官とされています。

 

治療は「切る」か「ちらす」か

虫垂の炎症の状態によって、この虫垂を切除する=切るか、抗生物質で炎症と痛みを抑えるか、二つの治療方法があります。この抗生物質による治療を「ちらす」と言っています。これはおそらく「痛みをちらす」から来ていると考えられています。

 

「ちらす」のは薬では完治しないようなイメージがあり、とりあえずの治療のように思われがちですが、そうではなく、抗生物質によってきちんと完治できます。

 

散らすと再発する?

実際には、虫垂の炎症の原因になっている細菌などを抗生物質で叩き、炎症を抑えるという治療ですが、以前は再発が多いといわれ、切除が最良の方法と考えられてきました。実際のところ、虫垂は現代人にはあまり必要ではない器官でもあり、切除しても困らないという意見があります。また、一度細菌感染を起こした部位が、炎症を再発する危険性がないとも言い切れません。

 

しかし、最近の報告では、初期治療時にきちんと抗生物質で治療することが、最良ではないか、という意見が増えてきています。

 

虫垂炎に治療は時間との勝負

初期の炎症であれば、抗生物質の治療で完治することが可能です。手術せずに治る方が、日常生活にも影響が少なく、よりよい方法であることは確実です。

 

しかし、これも初期のうちに診断して迅速に治療できた場合にもっとも効果を得られるのです。痛みがあっても放置して検査・診断が遅れた場合には、抗生物質では十分な治療効果が得られないケースもあります。切除か抗生物質投与か迷うくらいの状態の場合には、抗生物質で完全に押さえ込めないこともあり、その場合には再発の危険があるといえるでしょう。

 

いずれにしても、早期発見・早期治療で抗生物質の治療によって治癒することが最善です。盲腸の可能性がある場合には、できるだけ早く医師に診てもらいましょう。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com)

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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