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気になる病気・症状

「虫垂炎」切るか散らすか…治療の判断ポイントは?

 

虫垂炎の治療は、切除か、薬で散らすか、ですが、この判断はかなり難しいものなのです。

 

虫垂炎の診断は難しい

虫垂炎はよくある病気でありながら、正確な診断が非常に難しい病気です。おなかが痛くなる病気は非常に多く、「おなかの右下が痛いから虫垂炎」と思いがちですが、そのあたりが痛くなる病気は他にも腸炎、卵巣炎、子宮外妊娠、単なる便秘など、たくさんあります。

超音波検査(エコー)やCTで炎症や腫大した虫垂が見つかれば診断を確定できますが、わからないケースもあります。乳幼児や高齢者では炎症がさほど強くない場合が多く、見つかりにくいのです。また、太っている人の場合にはわかりにくいことが知られています。そのため、虫垂炎かどうかはさまざまな情報から医師が総合的判断することになります。

 

切除か薬で散らすか…

虫垂の炎症が軽度であれば、絶食して点滴を行い、抗生物質の投与で治すことができます。以前は虫垂の切除が最良といわれていましたが、最近は虫垂がリンパ系で有用な働きをしているかもしれない、という報告があり、できるだけ残す方向で治療を進めるケースが増えてきています。

 

切除手術の決め手

しかし、炎症が進んでいる場合には、虫垂を切除しなければなりません。その判断のポイントは次のようなことです。

 

炎症が強い

腹膜炎を併発する恐れがあるため、切除します。また穿孔や腫瘍形成の可能性がある場合も原則的に手術します。

 

糞石がある

内部に石がある場合には、石の除去が必要です。

 

幼児である

炎症の進行が早く、穿孔(穴があく)しやすいため、処置を急ぐ必要があります。

 

妊婦である

重症度の判断が難しく、また抗生物質が使用できないこともあり、手術します。穿孔した場合には、胎児に悪影響がある可能性もあります。

 

ありふれた病気のように思いがちですが、虫垂炎はまだまだ解明されていない点の多い病気です。手術を避けたいですが、病状によっては手術が最善となります。腹腔内視鏡など体への負担の少ない技術も進んでいます。なによりも早期発見、早期治療が大切です。早めに病院へ行きましょう。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2013/01/31-375834.php)

著者: rosyさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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