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多発性硬化症などかかりやすい病気がわかる*「SNP診断」とは

 

多発性硬化症の原因は、未だに解明されていません。しかし近年の研究では、遺伝的な背景から多発性硬化症を診断する技術などが開発されつつあります。

 

遺伝子多型SNPでわかる発症リスク

人の全塩基配列が解読され、現在、一人ひとりの個性を作っているのは遺伝子にある一塩基多型(SNP)と呼ばれるごく一部の違いだとわかってきました。同じタンパク質を作る遺伝子であっても、その塩基配列の一部に違いがあると、少しだけ変化が出ます。これが疾患の発症や、薬の効き方に関係しているのです。ある特定の病気になりやすい、といった今まで「体質」と大雑把に表現されていたものの実態が、少しずつですが解明されてきています。多発性硬化症も一人ひとり症状がちがいますが、これも遺伝的なバリエーションだと考えられるかもしれません。

 

検査サービスも始まっているSNP検査

これまでは科学的な研究レベルが中心だったSNP解析も、スーパーコンピュータの普及やデータ解析ソフトの開発、遺伝子解析技術の革新で、個人向けにSNP検査をサービスとして行う企業も出てきました。これまでは特定の医療研究機関でしかできなかったSNP解析ですが、現在では個人でサービスを受けられるようになっています。自分の遺伝子情報・遺伝的特性を知り、病気のリスクや脱毛症、お酒の強さ、味覚などをはじめ、薬の効果もわかるといいます。多発性硬化症の発症リスクも、この方法でわかるといいます。

 

インターフェロンの効果を遺伝子検査で予測

多発性硬化症も、インターフェロンが効くかどうかをSNPで判断できるという報告があります。現在ではまだこうしたサービスの利用はわずかですが、将来的にはこうした遺伝的特性に合わせた治療=オーダーメイド医療が主流になるといわれています。こうした解析から適切な治療方法が見出され、将来多発性硬化症も難病ではなくなるかもしれません。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/05/21-362111.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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