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手術はとても困難?!下垂体腺種の治療法「神経内視鏡手術」

 

下垂体は脳のほぼ中央に位置する内分泌器官です。重要なホルモンを分泌する器官なので、ここに病気が起こると多様な障害が起きます。とくにがんの一種である下垂体腺種は、手術が必要になった場合、位置的にも非常に困難です。

 

 

下垂体腺腫の治療の選択

以前は下垂体の病気は見つかりにくかったのですが、脳のMRIによって近年では異常が見つけられるようになりました。こうして見つかった下垂体の病気は、その多くが治療の緊急を要するものではないケースが多く、通常は経過観察を続けることになります。腺腫もその成長や症状をみて、どうしても手術をするのであれば、適切な時期に行うことが望ましいとされています。

 

経鼻的内視鏡手術

下垂体腺腫では、一般的に口の中の粘膜を切開し、鼻腔に入って下垂体の腫瘤を切除する方法がとられます。この方法の場合には、広い範囲の粘膜の剥離が必要となります。最近の方法では、鼻の奥を一部切開し、神経内視鏡を使用して下垂体へ到達させる負担の少ない手術方法が出てきています。神経内視鏡は側方や上方向に腫瘍が伸びていたとしても安全にアプローチできることがメリットです。この方法は切開部が小さく、手術時間も短いので、患者の身体への負担も少なく押さえることができ、手術の翌日から食事がとれる点も大きなメリットです。

 

欧米向けの技術から改良

こうした鼻粘膜を経由した手術方法は、鼻の大きい欧米人で開発された手法の場合が多いのですが、内視鏡の小型化や技術の向上で、アジア人でも十分適用できるようになっています。頭部の腫瘍はどうしても頭蓋骨の切開をイメージしますが、そうした患者への負担の大きな手術から、内視鏡などをつかった非侵襲的な手術方法への改良が進んでいます。下垂体腺腫で手術の選択を示された場合には、どのような手術か、またそのメリット・デメリットはどうかを医師と十分に話し合い、セカンドオピニオンも考える必要があります。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2006/09/24-000055.php?category=3)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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