気になる病気・症状
ウィルス感染症の一種「帯状疱疹」にはこの薬が効く!
帯状疱疹とは、ウィルス感染症の一種で、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因です。一般的な症状としては、ヒリヒリした痛みが見られるのですが、人によってはかゆみを感じる人もいるようです。通常、水痘・帯状疱疹ウイルスが攻撃的になり皮膚に炎症を生じさせるので、痛みを感じるのですが、同時にヒスタミンが放出されこの物質がかゆみの原因なのです。順序としてはヒスタミンの放出が先に来て、その後皮膚の炎症とつながるので、かゆみは帯状疱疹の初期症状ともいえます。
ではこの初期症状としての帯状疱疹によるかゆみに対して、どのような薬が有効なのでしょうか。この場合、飲み薬よりも塗り薬のほうが有効で、以下の4種類の薬が一般的に用いられています。
<帯状疱疹に効く塗り薬>
- フエナゾール軟膏(消炎鎮痛薬)
- フシジンレオ軟膏(抗生物質)
- ソルベース(軟膏基剤)
- サトウザルベ(皮膚治療薬)
それぞれ1日2回程度を目安に塗るとよいのですが、もちろん薬剤師さんのアドバイスを積極的にもらうことも重要です。量についても多く塗れば早く直るというわけではないので、注意が必要です。
患部を冷やすのは禁止!
また、このかゆみですが、患部を冷やすのは逆効果とされています。なぜなら冷やすことでウィルスの働きが活発になるからです。また、乾燥肌の人は逆にあたためてもいけません。かゆみの症状が悪化します。
最後に
かゆみは帯状疱疹の初期状態ともいえるので、もし原因不明のかゆみが発生した場合は、できることなら皮膚科の先生に診てもらったほうがいいでしょう。帯状疱疹は悪化すると、眠れないほどの痛みを生じることがありますし、帯状疱疹が発生する場所によっては髄膜炎や脳炎にいたる可能性もあるので、過小評価をせず迷ったらすぐにお医者さんにかかりましょう。
(Photo by: http://hospital-illustration.com/coldmedicine/coldmedicine-dl-01.html)
著者: カラダノート編集部