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脳に起こる障害や症状 ~脳障害や精神病など 後遺症やリハビリまで~

脳疲労とは、その名の通り脳が疲労している状況を指すのですが、詳しく説明すると、ストレス過剰状態が続いた場合、脳が休まることがないために、脳の機能が低下している状態を指します。

脳全体が休まらないというよりは、脳は五感(視覚・味覚・嗅覚・触覚・聴覚)それぞれを担当する場所、運動を担当する場所、思考を担当する場所などそれぞれ別れており、どれか一つでも使いすぎてしまうと、脳の機能が低下してしまうのです。

 

脳疲労の症状

こうした脳疲労の場合、どのような症状が出るのでしょうか。

脳疲労が続いた場合、思考がはっきりしなくなり、頭になんとなくモヤモヤ感を感じる場合があります。

また、物忘れがはげしくなります。身体疲労の場合は、体が重く感じる、だるさが取れないなど比較的わかりやすいのですが、脳疲労の場合、症状が異なった形で出てくるのです。

 

脳はカラダ全体の司令塔で、様々な指令を出すことで人は生活できていますが、脳疲労によってこの指令に何らかの異常が発生してしまうと以下のような症状が現れます。

・感覚異常

・身体が上手く動かない

・肥満になる

・うつ病になる

 

特にうつ病になるメカニズムについては、脳が疲労することで脳内の緊張状態を和らげようとしてホルモンが大量に消費されます。

このためホルモンが不足することとなり、ホルモンバランスが崩れ、結果としてうつ病につながるのです。

 

最後に

誰しもある程度身体的疲労を経験したことがあると思います。脳疲労は身体的疲労のときとは違った形で症状が現れますし、自分の身体は自分で守るためにも、ちょっとでも身体的疲労の症状と異なると思ったら、脳疲労を疑いましょう。脳疲労の場合は栄養ドリンクで回復するわけではありません。

 

頭を強く打って意識を消失!脳の外傷で起こりやすい「びまん性軸索損傷」とは?

交通事故や、転落事故では頭を強く打って意識を消失することがあります。これは、びまん性軸索損傷が影響している可能性があります。昨今、注目されるようになったびまん性軸索損傷とは何でしょうか?

 

●びまん性軸索損傷とは

交通事故や転落事故などで頭部に強い衝撃が加わると、衝撃が加わった局部だけでなく、対角の脳や中心部分も損傷を受けます。これは、脳が柔らかいこと、髄液という液の中に浮いているような状態であることが要因です。

 

脳は神経細胞がたくさん集まって出来ており、その神経細胞一つ一つから突起が出て、他の神経細胞に信号を送っています。この神経が軸索です。この軸索がいたるところで損傷することによって起こる損傷を、びまん性軸索損傷といいます。

 

●びまん性軸索損傷の特徴

・軽症の神経症状が出る脳損傷から植物状態に至るくらいの重度な脳損傷まで、損傷した程度によって症状が変わる

・受傷直後は意識を失うことが多い

・記憶障害、遂行機能障害、認知機能障害、情動障害などの高次脳機能障害が生じやすい

・自己洞察性が低下しやすい(自分自身に障害があることがわからない、認識できないなど)

・時間がたつことで、若干の改善は見込まれる

・CTやMIRなどの画像所見では初期には目立たない

・慢性期になると損傷に応じて、脳の中心にある脳室が拡大する

 

●びまん性軸索損傷で起こる症状

<初期>

・意識障害:意識を失う、起きていても話が噛み合わない、自分の名前が言えない、ボーっとしているなど

 

<慢性期>

・記憶障害:新しいことが覚えられない、受傷から前の事が思い出せない

・遂行機能障害:計画だてて物事を遂行できない、効率が悪い、2つ以上のことが一緒にできないなど

・知能低下

・情緒障害:なんでもないことですぐに興奮し、怒ってしまう など

・注意障害:ボーっとしている、周りの音が気になって仕方ない、集中できないなど

 

びまん性軸索損傷は交通事故だけでなく、頭部に強い衝撃が加わることで起こる可能性がある脳損傷です。

 

頭を強く打った!!外傷性脳損傷で出やすい症状とは?

交通事故やスポーツでの事故など、比較的若年者でも起こりやすい外傷性脳損傷。損傷の仕方によって症状の出方は様々ですが、出やすい症状をまとめます。

 

身体障害

・筋力低下

・バランス障害

・運動麻痺(不全麻痺、完全麻痺、片麻痺、四肢麻痺など)

・運動失調(力は入るがうまくコントロール出来ないなど)

・不随意運動(自分の意図していない動きがでる など)

・構音障害(しゃべりにくい、ろれつがまわらない など)

・嚥下障害(食べ物を飲み込みにくい、誤嚥する、唾液を飲み込めない など)

・複視(ものが二重に見える)、眼振(目が揺れる)

 

感覚障害

・視力低下、半盲(右半分が見えない など)

・聴覚障害

・嗅覚障害

・触覚が鈍くなる

・体を動かす反応が鈍くなる

・指先の感覚が鈍く夏

 

認知-行動障害

・意識障害(意識がない状態~起きてはいるけれど会話が噛み合わなかったり、ボーっとしている など)

・記憶障害

・性格変化

・情緒障害(急に怒り出したり、急に泣き出したりなどする)

・認知機能障害(知能低下、注意障害、遂行機能障害、言語障害など)

・行動障害(無関心、興奮しやすくなる、暴力的になる、退行現象、協調性低下、病識欠如 など)

 

多彩な症状

損傷した部位や程度によって、症状の出方が様々です。上記のような症状は軽度の脳しんとうでは起こりづらく、比較的損小範囲が広い時に、意識障害が改善し、全身状態が安定してきたことによって、顕著になってきます。特に、家族にとって重大な問題になるのが、認知-行動障害です。外傷性脳損傷の特徴として、身体障害は残りにくいが、認知-行動障害の回復が悪い傾向にあるためです。また、一般的な予後として、急性期の意識のない状態や外傷性の記憶障害が長いほど、認知障害が強い傾向にあります。

 

目に見えにくく、軽く会話しただけではわかりづらい障害であるため、家族を含め周囲の人が本人の障害について勉強をして、理解していくことが大切になります。

 

外傷性脳損傷の後遺症!遂行機能障害のリハビリテーション

外傷性脳損傷による後遺症で起こりやすい症状の一つに、遂行機能障害があります。遂行機能障害とは、理論的に考え、計画し、問題を解決し、推察し、行動することができない、またそれを評価・分析できない状態の事を指します。人が社会生活を営む上で、効率よく行動できるのはこの遂行機能のお陰です。この遂行機能障害に対するリハビリテーションの一例をまとめます。

 

直接訓練

机上の課題が多く用いられます。

・計画課題:スケジュールや献立などの計画を立てます

・問題解決課題:文章を読んで、問題をときます。

・数独などの数字パズル

・新聞、電話帳、地図、時刻表などを使って、目的のものを調べる課題

・人生ゲームやRPGなどのゲーム など

 

課題に特異的な手段の練習

例:食事の準備をする

・棚の引き出しを開ける

・引き出しから箸を二膳取り出して、引き出しを締める

・棚の扉を開ける

・棚の中から茶碗を2つ取り出して、扉をしめる

・箸と茶碗をテーブルに並べる

 

などのように、1つの行動を細分化して単純な作業になるように分解します。自分自身で行動を細分化して、チェックリストをつくるなどして行動化できるように練習します。

 

言語で行動を調整する

遂行機能障害の人はしばしば、自分では行動できないけれど、人からヒントを貰えば行動が出来る人がいます。しかし、自立を目指すためには人にいつもヒントを貰っているわけには行きません。そこで自分で自分に指示出しができるように練習します

・それぞれの動きについて述べ、その意味をはっきり声に出していう。

・声に出してできるようになったら、徐々に声の大きさを小さくして、小声でささやきながら同じ作業をしてみます

・小声でもできるようになったら、心のなかで言いながら作業をしてみます

 

問題解決の練習

・目的を達成するために、どんな方法があるか、なるべくたくさん案を出してもらいます。出してもらった案を行うためにどんな方法があるか、更に細かく案を出してもらいます。最も対処しやすい方法を見つけて実行し、その後振り返って評価します。

・短い文章の中から適切な情報だけを抜き出す

・複数の情報を一度に処理する

・日課表やスケジュール表をつくる

・4人での家族旅行をいくつかのパンフレットから検討する など

 

実際の生活に近い形のリハビリが求められます。また、家庭内での役割、仕事の方法について具体的な方法を検討し、練習する場合もあります。

 

起立時に生じるめまい「起立性低血圧症」は早期治療が必要?認知症・死亡率上昇のリスク

高齢の方を始め、手足の末端の血管の収縮力が低下した場合に、起立時に生じるめまいを「起立性低血圧症」といいます。

 

起立性低血圧は一過性のものであり、瞬間的にめまいを感じる以外はそれほど重大と見なされない傾向にありますが、一方で近年の海外研究によれば、少なくとも10年間起立性低血圧が持続すれば死亡率が有意に増加することが示唆されています。

 

起立性低血圧症とは?

起立性低血圧症とは、急に立ち上がった時に最高血圧が20mmHg以上に低下し、「ふらつき/立ちくらみ/頭痛/複視/視野狭窄/眼前暗黒感/四肢や全身のしびれ(異常感覚)/気が遠くなる」などの状態を示す事を言います。

 

発症原因としては、血圧維持の不充分や血流量の減少により、心臓から最も遠い位置にある、脳の部位(大脳皮質・頭頂葉の第22野周囲)の血流低下が引き起こされることによると言われています。

 

<血流量が不足する主な原因は?>

■主な原因

・出血がある

・脱水状態にある

・貧血症状がある

・利尿薬を過剰内服している

・血管拡張薬を使用している

・長期間臥床(横たわった)状態にある

 

■その他の危険因子

・高齢である(神経末端のノルエピネフリンの放出低下)

・産褥期にある

・10代である(短期間に著しく成長し血液量が不足するため)

・拒食症を罹患している

・過食症を罹患している

・精神疾患を罹患している

・アルコール摂取(脱水)の習慣がある

 

海外研究では、起立性低血圧症は認知症・死亡率との関連性が認められている

米大学の研究によれば、起立性低血圧患者を10年間追跡調査したところ、認知症・死亡率上昇との関連性が見られたと報告されています。

 

■起立性低血圧と、死亡率・認知症には相関があるという疫学調査

(米国ハーバード大学医学大学院・クリストファー・ギボンズ氏らの研究グループ:ニューロロジー誌オンライン版2015年9月)

 

【調査内容】

神経系の検査を受けた165人(平均59歳)に対する10年間の追跡調査(48人/165人:遅延型起立性低血圧、42人/165人:起立性低血圧、75人/165人:どちらの症状もない)

 

【結果】

・起立性低血圧は、死亡率との相関が見られた。

・10年間の死亡率は、遅延型起立性低血圧では29%、起立性低血圧では64%、どちらの症状もない人で9%だった。

・遅延型起立性低血圧のうち、54%が起立性低血圧に進行した(10年間の死亡率は50%となった)。

・遅延型の起立性低血圧では、31%に脳変性疾患(パーキンソン病・レビー小体認知症など)が生じていた。

 

最後に

起立性低血圧と認知症の関連性については、脳への酸素供給低下による細胞壊死が原因ではないかと言われています。

起立性低血圧症の中には、「弾性ストッキング」の着用で改善される可能性があることから、心当たりのある方は一度医師にご相談されることも必要かもしれません。

(参照ウェブサイト:Med Edge)

 

ノイローゼってそもそもどんな病気なの?精神病?神経病?

よく「ノイローゼになりそう」などという言葉を聞きますが、そもそもノイローゼとはどんな病気なのでしょうか?

もしノイローゼになってしまったら、どのように治していけばよいのか見ていきましょう。

 

■ノイローゼとは?

ノイローゼとは、神経症のことです。

精神病とは違うのですが、精神的な原因から身体にさまざまが症状があらわれます。

ノイローゼには、すぐに治るものからなかなか治らないものまであり、重いものだと統合失調症などになってしまうケースもあります。

 

症状としては不安障害、強迫性障害、恐怖神経症、ヒステリー神経症、心気症、抑うつ神経症、離人症などに分けられます。

過剰な不安感や心配、恐怖心が持続します。

 

例えば、家の鍵をかけたかが気になって何度も過剰に確認してしまったり、犬にえさをあげたかが心配で一日中考えてしまったり、それしか考えられなくなったりもします。

 

■治療法は?

治療法としては薬物治療もありますが、まずは何で不安にあおられているのか、何が原因でストレスになっているかなどを探ることが大切です。

数種類の原因があることもあるので、一つ一つ解明していくことが治療の一歩になります。

医者に話すことで原因が見えてくることが多いので、医療機関にかかって解決していくことがおすすめです。

 

薬物療法としては抗不安剤、抗うつ剤などがあります。

いずれも、医者と相談して使用していきます。

漢方薬などもあるので、飲んでみるのもよいでしょう。

 

■ノイローゼから立ち直ろう

ノイローゼは治る病気です。

医者にかかり、自分自身の原因を探って少しずつでも回復へ持っていきましょう。

あせりは禁物で、ゆっくり向き合うことが大切です。

 

克服することによって、前よりも強い自分になることができます。

ノイローゼかもしれないと思っていろいろ考えてしまうと、悪い方向に進んでしまいます。

治るんだという意思をしっかりと持って、強い精神を身につけていきましょう。

 

入院や通院もできるので、自分が立ち直るにはどのような手段がいいのか見極めて、ノイローゼに立ち向かっていくことが回復の大きな一歩です。

 

ノイローゼという言葉はよく聞くけれど、実際にはどのような病気なのかよくわからない人が多いです。

ノイローゼかもしれないと思ったら、医療機関を受診してゆっくりと治していきましょう。

 

ノイローゼになりやすい人は、性格でわかります?!

ノイローゼになりそうな人、なりそうな環境はあるのでしょうか?

もしあるのであれば、事前に予防して防ぐことはできるのでしょうか。

 

■ノイローゼになりそうな性格

ノイローゼになりそうな性格は、かんたんにいうと少しかたよった性格の人です。

いくつか例を挙げてみます。

 

神経質な人、傷つきやすい人、心配性な人、完全主義の人、依存的な人、内気で小心者、自分に自信が無い人、感情的な人、自己中心的な人、潔癖症な人などがあげられます。

 

基本的に、考えすぎだったり、過剰に不安になる人が多いようです。

このような性格に当てはまる人は、ノイローゼになりやすいので注意が必要です。

 

■環境は関係あるの?

ノイローゼになりやすい環境としては、周りと自分を比べてしまう時が多いです。

 

例えば、育児中の人はとてもなりやすいです。

周りから孤立して、子どもとの関係の中で思うようにできないこともあります。

どうしてうまくいかないのかと考えてしまい、育児ノイローゼになってしまうのです。

 

次に、会社などで競争心が高い場所にいるとなりやすいです。

どうして、他の人のようにうまくできないのかなどを考えてしまい、どんどん不安におちいってしまいます。

 

他にも、身内などの不幸から不安におちいり、ノイローゼになってしまうこともあります。

そのような環境にいる気がしたら、リフレッシュすることが大切です。

 

■原因を探ろう

ノイローゼ、神経症には必ず原因があります。

ささいなことでノイローゼになってしまう人もいれば、何種類も原因が重なってノイローゼになってしまう人もいます。

回復に向かうには、原因を探ることが第一歩ですので、まずは、どうして不安なのか、何が嫌なのかなど根本から考えることが大切です。

 

何か症状が出ていても、身体的には元気なので、病院で検査しても原因はわかりません。

そんな時は精神科などを受診して、カウンセリングで原因を探っていきましょう。

 

ノイローゼになりやすい人や環境は、いくつか例があります。

もし自分がノイローゼかもしれないと思ったら、周りの環境を見まわしてみることも大切です。

自分を受け入れて、回復に向かいましょう。

(Photo by 足成)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-05掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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