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生活習慣病

糖尿病性潰瘍の進行段階を知ろう

 

糖尿病に合併して発症する糖尿病性潰瘍は、重篤化すると足切断の判断をしなければならなくなります。では糖尿病性潰瘍はどのような進行の仕方をするのでしょうか。進度に準じた分類とそれぞれの段階での治療を見てみましょう。

 

 

0度…皮膚潰瘍が全く認められない状態

 

1…皮膚の全層にわたる潰瘍が認められる。しかし皮下組織にまでは達していない状態

このとき病変部分に感染を生じている場合には、潰瘍を綿棒でぬぐいとり菌を培養します。このとき最も多く見られる菌はグラム陽性球菌であるため、それに対した抗生物質やペニシリンが使用されます。

 

2…靭帯と筋肉層にまで達する不快潰瘍が認められる。しかし骨までには病変が達していない、あるいは膿瘍を形成していない状態

潰瘍部分を観察し、壊死細胞が認められればこれを除去します。また、潰瘍部分に感染が生じている場合は1度の場合と同じように対処します。ただしこのときはグラム陰性桿菌が原因の場合もありますので、細菌に適した抗生物質を使用します。

 

3度…蜂窩織炎あるいは膿瘍が認められる。しばしば骨髄炎を伴う深い潰瘍が認められる状態

蜂窩織炎とは伸展性の化膿性炎症で、細胞が広範囲にダメージを受けます。このとき、感染が骨髄にまで達すると病変は一気に悪化しますので、この段階での不快潰瘍が認められる場合には骨までの波及を確認することが重要です。潰瘍の底に骨が見える場合は骨髄炎を合併しているとみなします。このときには治療のための入院が必要で、入念に壊死細胞を除去し、感染の原因菌を特定します。このときにはいくつかの細菌で混合感染している場合もあります。骨髄炎や発熱と言った症状が認められる場合には抗生物質などを使用して治療しますが、これによる治りが悪ければ感染している骨の除去が必要になります。

 

4…局限性の壊疽(えそ)が認められる状態

壊疽とは壊死に陥った組織が腐敗し黒変して悪臭を放つようになったものを指します。下肢切断を視野に入れながら、それまでの治療で改善を目指します。

 

5…広範囲な壊疽が認められる状態

この状態になったら下肢切断治療の適応を医師と相談していく必要があります。

 

 

潰瘍が感染しているかどうかはその後の進行などに大きな影響を及ぼしますので、初期の段階では特に重要なことです。

  

(Photo by: [//www.ashinari.com/2013/07/11-380046.php])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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