カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 腎臓・膀胱・尿管 >
  4. 水中毒 >
  5. 水中毒の看護は、まず原因と問題点を知ることから!

気になる病気・症状

水中毒の看護は、まず原因と問題点を知ることから!

 

多飲症とは、飲水に関するセルフケア能力が低下しているために、体重が著明に増加するほどの飲水をしてしまうことであり、過剰な水分摂取により日常の生活にさまざまな支障をきたすことです。

 

水中毒は、多飲症により誘発されるもので、希釈性の低ナトリウム血漿による諸症状を呈している状態です。

 

多飲症の合併は様々な原疾患の治療を困難にする可能性があり、水中毒は放置すると重篤な身体合併症を起こしかねません。いずれも早期発見と早期介入が重要となります。

 

多飲症と水中毒の原因は未だ不確定とされていますが、主に下記のものがあげられています。

 

1.ストレス・心因によるもの

2.精神症状・常動行為によるもの

3.抗利尿ホルモンの分泌や作用の異常

4.脳における口渇中枢や浸透圧を感知する部分の異常

5.いくつかの遺伝子多型性との関連

6.抗精神薬との関連

7.その他(喫煙など)

 

…です。

 

今現在、色々な治療やケアの方法が提唱されていますが、まだ、この方法がいいという決定的なものはありません。まず、電解質の補正が必要な状態は、それこそ水中毒の重篤な状態にあたります。

 

多飲症と思われる行動(頻回の飲水行動や尿失禁)や体重の増加を認めた場合は、本人に多飲の危険性を説明し、定期的な体重測定を促し飲水制限をします。起床時~就寝前まで1日数回測定時間を決めて体重測定をすることで、本人の飲水に対する自覚を持たせようというのが狙いですが、それで功を奏している方もいれば、逆にそれがストレスになって飲水量が増えるという逆効果の方もいるようです。

 

体重測定をしながら、朝起床し、水を飲む前の体重をベースの体重(ドライウエイト)として定め、そこから何キロ増えたら身体症状や精神症状が悪化するかで要注意体重を設定するのが普通です。ただし、長年体重を測りなれている方は、朝体重を測る前に既に水をたっぷりと飲み、多い体重をベースにしようとする方もいます。

 

そのため、本来はベース体重を決める前に、数日間行動の制限をして水が自由に飲めない状況を作り、その状況下でベース体重を決めるのが望ましいとされています。ただし、これも行動制限をすることで患者のストレスが増え、部屋から出た途端に水道やトイレに駆け込み、一気飲みするという悪循環にもつながりやすいので注意が必要です。

 

次に飲水制限をします。1日に飲む量を1500~2000cc程に定めて行うことが多いですが、こちらも主治医と相談しながら飲水制限をしていきます。

その他に、認知行動療法がその患者に有効であれば、医師と協力し、看護ケアを展開していきます。

 

ただし、これらの方法を色々と試しても、中々症状が改善しない現実があります。そのため、飲水量や体重を監視すること、行動制限をしないという治療法が最近の新しい治療法とされています。

 

どちらにしても、多飲症のタイプ別にケアや治療のプランを立てて実施していくことが大切になります。

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/06/09-378916.php)

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

水中毒に関する記事

一日にどれだけの水を飲んだら水中毒になる?

人は空気と水なしでは生きていけないことは、誰もが知っていることだと思います。...

水を飲みすぎると死亡する?!水中毒のこわい落とし穴とは?

「水中毒(みずちゅうどく)」という言葉を聞いたことはありますか? なんと、水を...


水中毒の治療は、多飲の原因を知り、症状のコントロールを図ることが大切です!

        水中毒とは、多飲症により誘発されるもので、希釈性の低ナトリウ...

カラダノートひろば

水中毒の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る