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気になる病気・症状

水中毒の治療は、多飲の原因を知り、症状のコントロールを図ることが大切です!

       

水中毒とは、多飲症により誘発されるもので、希釈性の低ナトリウム血漿による諸症状を呈している状態です。


多飲症の合併は原疾患の治療を困難にする可能性があり、水中毒は放置すると重篤な身体合併症を起こしかねないものです。いずれも早期発見と早期介入が重要となります。


どうして水を飲むのか?(Millsonらの調査)
1.気分がよくなるから(85%)
2.のどが渇くから(40%)
3.自分は水分を多く摂取する必要がある(25%)
4.おいしいので(15%)
5.他にすることが無いから(10%)
6.幻覚に左右されて(10%)


たとえば、それまで出来ていた散歩ができなくなった、突然の環境の変化やストレスも多飲症に関係してくると言われています。


脳の気質的な原因で、結果的に患者の認知機能に大きく影響を及ぼしていると考える研究者もいます。口渇の調整や血漿浸透圧の変化を感知する場所として、第三脳室周辺部位や海馬がありますが、CTやMRIの検査所見で、その部位の容積が小さいことに起因するものです。


また、精神科で統合失調症などに用いられる抗精神薬は口渇が出やすいとされています。

 

抗精神薬が口渇を及ぼす主な理由
①低力価の抗精神病薬に多い抗コリン作用による口渇
②高力価抗精神病薬による錐体外路症状などの副作用を予防する目的で使用される抗コリン薬による口渇
③抗精神薬そのものがADH放出の刺激となる場合


などが挙げられています。

 

治療法としては、下記のような物があります。


1.薬剤による治療
1)リチウム

2)デメクロサイクリン

3)プロプラノロール

4)アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害薬

5)ナロキソン   

…などの薬物療法


2.電気痙攣ショック療法


3.心理社会的療法
 1)心理教育や集団療法を用いたアプローチ
 2)行動療法的アプローチ
 3)リラクセーション・作業療法

 

神経症状や合併症が出現した場合は、命に関わる重篤な状態に陥るケースが多々ありますので注意が必要です。主に低ナトリウム血症の症状には様々なものがありますが、その重症度は血清ナトリウム値の低下する速度と下がる程度によって決まります。

正常値は135~145ですが、その値が119以下になると食欲不振や悪心・嘔吐などの症状が出だします。また109以下になるとけいれんや精神錯乱状態が出現し、さらには昏睡状態に陥ります。


水中毒で低ナトリウム血症を呈した場合は、点滴治療などで電解質の補正を行い、その後は患者が水中毒を起こすに至った原因に見合った治療を行っていく必要があります

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/07/13-380222.php )

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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