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慢性副鼻腔炎(蓄膿症)にかかったら…妊婦は副鼻腔炎の治療にも注意が必要!

 

 慢性副鼻腔炎は、一般的には蓄膿症(ちくのうしょう)と呼ばれる病気で、鼻周辺の骨の間の空洞である副鼻腔が感染することにより炎症が起こり、膿などが溜まって発症するものです。

 

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

症状

症状は頭痛、頭重感、鼻汁、鼻閉(鼻づまり)、咳嗽、喘鳴、副鼻腔の鈍痛、鼾(いびき)、注意力の散漫などがあり、慢性的な場合は中耳炎を繰り返すなど、患者にとっては大変辛い疾患でもあります。

 

治療

治療としては、鼻汁や膿を吸引し、ネブライザーでステロイドや抗生物質を局所的に注入することで炎症を抑えるようにするのが主な方法です。

 

妊娠中の副鼻腔炎(蓄膿症)

もともとアレルギー性鼻炎や蓄膿症を患ったことがある方などは、妊娠中は免疫機能がやや低下するため、炎症が起こりやすくなります。

ですが、抗生物質などの長期投与ができないためになかなか症状が改善せず、つらい思いをされる方が多いようです。

 

副鼻腔炎の場合、妊婦の方への抗生物質やステロイドなどの投薬は原則的に避けているようです。

 

薬の安全が確認されていたとしても、出産や胎児に及ぼす影響が未知数であるため、万が一のことを考慮して使用しない場合がほとんどです。

 

アレルギー性鼻炎に有効な局所的レイザー療法や、鼻汁や膿の吸引などでその場しのぎの対応は可能ですが、それも一時的な治療に過ぎないため、完全な治療とはいきません。

 

副作用が少ないとされる漢方薬を治療に用いる場合もあり、内服薬としては次のようなものがあります。

 

1.葛根湯加川きゅう辛夷

2.辛夷清肺湯

3.葛根湯

4.荊芥連翹湯

 

…などがありますが、こちらも自己判断で勝手には使用できません。

その方の体質や症状に合わせた処方が必要になりますので、専門医の処方が必要です。

 

民間療法では「刀豆茶」という飲料が、鼻の通りを良くするとも言われています。

 

どちらにしても、妊娠中は積極的な治療ができないため、出産までは我慢が必要になるようです。

もし症状が酷く、痛みが我慢できない場合などは、かかりつけの産科の先生に相談してみましょう。

 

 

 

原因不明の歯痛は副鼻腔炎の可能性もある!?       

人の顔と頭の骨の間には副鼻腔と呼ばれる空洞部分があり、本来この部分は空気で満たされています。

 

しかし、細菌の感染などでこの部分が炎症を起こし、慢性的に膿がたまったりすると、頭痛や鼻閉、鼻汁、鼻漏、副鼻腔の疼痛の他に様々な症状が起こります。

 

通常、副鼻腔炎は蓄膿症と呼ばれている病気です。

 

中でも一見副鼻腔炎とは関係なさそうな症状が歯痛です。多くの方は奥歯の強い痛みを訴え、あまりの痛みで物が噛めなくなるようです。

 

風邪や急性の副鼻腔炎で起こる歯痛は副鼻腔の炎症が、骨膜や周囲の組織に及ぶことで起こります。口腔と鼻腔と脳の骨の空間に当たる場所が副鼻腔ですから、副鼻腔内に急性の強い炎症が発生することでその影響が歯の痛みとして自覚されるわけです。

 

この場合、抗生物質や消炎剤や鎮痛剤(ロキソニンやカロナールなど)を処方してもらい服薬することで、ほとんどの場合は症状が改善します。しかし、薬の服用でも症状が改善しない場合は、耳鼻科で専門的な治療を行なう必要があります。

 

最初に感じる自覚症状が歯痛ですので、治療の流れとしてはまず歯科を受診し、歯が原因の痛みではない場合に、耳鼻科での治療を勧められることになります。歯科で散々検査をしたにもかかわらず、中々痛みが改善しない、強い痛みが継続しているのに、歯のほうは問題ないと言われた場合などは副鼻腔炎を疑い、耳鼻科の受診を勧められます。

 

副鼻腔炎は、風邪やアレルギー性鼻炎、花粉症などからも発生することが多い病気です。

 

ですから、もともとアレルギー性鼻炎を患っている方、もしくは風邪をひいた後など、普段起こらない歯痛がこれらの症状と重なって発生した場合は、急性副鼻腔炎にかかっている可能性があります。

 

歯が痛いからといって、何もかにもが虫歯からくる痛みではないことも覚えておきましょう。

 

 

もしかして? 頭痛を伴う発熱は慢性副鼻腔炎の症状の一つ!                

人の顔と頭の骨の間には副鼻腔と呼ばれる空洞部分があり、この副鼻腔の粘膜が細菌やウイルスに感染したり、ほこりやハウスダスト、花粉などのアレルゲンによる刺激で炎症を起こしたりすることで、粘液や膿が排出されず副鼻腔内に留まってしまうことで、副鼻腔炎(蓄膿症)を引き起こします。

 

 

慢性的な症状に陥ることを慢性副鼻腔炎と呼び、ネブライザーや吸引、薬物治療、症状が酷い場合は手術に至ります。

 

しかし、風邪や何らかのウイルスに感染し、急激に副鼻腔内に感染が起きると、本来副鼻腔炎の症状である鼻閉や鼻漏という鼻の症状だけでなく、頭痛や発熱と言った症状が起こります。

 

 

頭痛や発熱が主症状となり、経度の鼻汁(鼻水)を認めた場合は、通常風邪だと思い込み、安静のみで様子を見ようとする方もいますが、この場合、発熱が長引いて中々症状が改善しないこともあります。

 

 

そのような場合は、抗生物質や抗生物質を服用することで、急性副鼻腔炎自体が改善し、風邪が治ったように感じる場合もありますが、抗生物質での治療が不十分なうちに服薬を中止してしまうと、再度発熱する場合があります。

 

 

発熱が続くことでレントゲン撮影などをすると、副鼻腔の陰影で副鼻腔炎の診断がつきますが、乳幼児の場合などは、副鼻腔が未発達なため、診断がつきにくいこともあります。

 

 

通常、風邪の発熱は2~4日程度で解熱します。発熱・鼻汁・鼻閉・咳嗽などの症状が10日以上続き、症状の改善がない場合は、急性副鼻腔炎を疑うべきです。

 

 

風邪だと思い内科を受診するのが普通だとは思いますが、もともとアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎を起こしやすい方、もしくは中耳炎の既往のある方などは、耳鼻咽喉科を受診し、初期に副鼻腔炎の治療を実施すると、治りが早いという報告もあります。

 

 

 

副鼻腔炎の症状のひとつである頭痛は、どちらかというと片頭痛のように部分的な激しい痛みを伴うようです。

 

 

正しい治療を行うことで、それまで苦しんでいた片頭痛が改善されたという事例もありますので、片頭痛は気長に付き合うものといった偏見は捨てて、一度きちんとした耳鼻咽喉科で検査を受けてみるのも良いかもしれません。

 

 

頭痛を伴う副鼻腔炎!副鼻腔炎の手術はどんなもの?       

副鼻腔炎には、俗にいう蓄膿症と呼ばれる慢性副鼻腔炎と、風邪などによる鼻炎が進行して起こる急性副鼻腔炎があります。

 

主な症状には次のようなものがあります。

1. 頭痛

2. 頭重感

3. 鼻汁

4. 鼻閉(鼻づまり)

5. 咳嗽

6. 喘鳴

7. 副鼻腔の鈍痛

8. 鼾(いびき)

9. 注意力散漫

 

人の顔と頭の骨の間には副鼻腔と呼ばれる空洞部分があり、本来この部分は空気で満たされています。しかし、細菌の感染などでこの部分が炎症を起こし、慢性的に膿がたまったりすると、悪臭や頭痛などの不快感、中耳炎を繰り返すなどの悪循環を起こします。

 

通常はマクロライド系などの抗生物質の服用で改善することが多いのですが、服薬や吸引で改善を認めない場合は、この膿を取り除き、排泄を促す通路を形成するために手術を行う場合があります。

 

内視鏡下副鼻腔手術

抗生物質の効果がない場合や、蓄膿が酷い場合に行います。ポリープなどで閉鎖した副鼻腔の排泄路を内視鏡を用いて切除・吸引にて清掃し、自浄作用を取り戻すようにします。

他の外科的手術と異なり、身体への侵襲が少なく、日帰りで手術ができることがメリットで、最近の手術の主流になりつつあります。

 

上顎洞篩骨洞根本手術(Caldwell-Luc手術など)

10数年まえまでは積極的に行われていましたが、副鼻腔換気排泄路を拡大する手術ということで、術後の痛み、顔面の腫れなどが比較的強く、出血が多い上に入院期間が長いなどということがあり、最近は腫瘍などの合併症が疑われない場合は敬遠されるケースが増えています。

 

難治性の症例は、たとえ手術を行っても副鼻腔粘膜が正常化することはありませんが、難治性の副鼻腔炎(蓄膿症)でも、副鼻腔換気排泄路を拡大して副鼻腔が正常化しやすい環境を整えることは大切だとされています。

 

薬剤などを併用することで症状を安定させることも可能なので、手術が全く無駄ということではないようです。

 

自己免疫疾患の一種、難治性の鼻炎「好酸球性副鼻腔炎」は、中耳炎合併のリスクがある?

好酸球性副鼻腔炎(eosinophilic sinusitis:ES)とは、自己免疫疾患の一種であり、血液中の好酸球(寄生虫などの殺傷に関わる白血球の一種)が異常行動を起こし副鼻腔粘膜を破壊してしまうという疾患です。

 

多くの場合、匂いがしないなどの症状で受診し蓄膿症の一種と診断されることが多く、また喘息や鼻茸を合併することもあると言われています。

 

通常、治療は吸入・内服ステロイドやその他抗炎症剤を中心に投与し、場合によっては手術を行う場合がありますが、術後の鼻洗浄による患部への強い圧やその他局所的なステロイドによる好酸球の抑制が、「中耳炎」の合併に繋がる可能性も指摘されていることから、治療方針についてはよく医師と相談されることが重要となります。

 

好酸球性副鼻腔炎の治療と、それに伴う注意点について

好酸球性副鼻腔炎(ES)の一般的な治療方法は以下のようになります。

 

1)内視鏡手術によって自然口(鼻の入口と副鼻腔の通路)を広げたり、鼻茸があれば除去も考慮する。

 

2)その後、保存的治療を行う(内服・吸入ステロイド薬/抗ロイコトリエン薬/鼻・副鼻腔内の洗浄など)。

 

ただ、日本アレルギー学会の報告によれば、ES約830例における「好酸球性中耳炎(Eosinophilic otitis media:EOM)」の合併の割合は約4%とされており、その発症の起因として「(鼻腔術後の)鼻腔洗浄を行う際の圧力」が挙げられています。

 

■副鼻腔炎に好酸球性副鼻腔炎(ES)と好酸球性中耳炎(EOM)が合併するケースについての報告(第25回日本アレルギー学会春季臨床大会)

・副鼻腔炎手術約3,000例(3年間)における、ES発症の割合は約830例(28%)、EOMは38例(1%)であった。

 

・ESはEOMの発症リスク因子で、EOMは約10年遅れて発症する場合が多い。

 

・鼻腔洗浄はESの抑制に効果的だが、術後などに圧をかけると、EOMを誘発するリスクがある。

 

患部をステロイドで抑える・圧を掛けることは、なぜ「中耳炎」合併に繋がる?

鼻の奥と「耳管」という耳の鼓膜に繋がる通路は繋がっており、鼻の空気圧を上げたり、蓄膿症による鼻水がのどへ流れることが耳管炎症に繋がる(中耳炎など)ことが指摘されています。

 

ただ、好酸球性の副鼻腔炎(ES)においては別の機序が考えられており、局所ステロイドや患部へ圧力をかけることが、好酸球に何らかの影響を及ぼして好酸球性中耳炎(EOM)に繋がることも述べられています。

 

■吸入ステロイドによる免疫抑制が、他の部位への好酸球性の炎症を誘発した症例(ザ・北浜タワー耳鼻咽頭科皮膚科クリニック)

 

【初期の治療方針】

喘息患者で、吸入ステロイド・抗ロイコトリエン薬による治療を行っていた。

 

【その後の経過】

・喘息治療開始の2年後、ESを合併する(気管支から追い出された好酸球が上気道へ移動したという見解がある)。またその2年後に手術を行う。

・この1年後、「好酸球性中耳炎(EOM:片側のみ)」を合併する。

 

・この2年後に、「下鼻甲介粘膜腫脹」の手術を実施。

 

・この数週間後に、「好酸球数(血中)」が10%⇒40%に急増する。これにより好酸球性胃炎と膵炎を合併。

 

・プレドニゾン10mg服用を開始したところ、好酸球数は7%に減少。

 

・それ以降、プレドニゾンを3年間投与し続けている。

 

最後に

吸入ステロイド使用によって抑えられた好酸球が、別の部位へ移動するという説が正しいかどうかは未だ不明ですが、喘息や好酸球性副鼻腔炎などのアレルギー・自己免疫疾患の治療過程で別の部位の炎症を合併する例は多数の報告があります。

 

吸入ステロイドに代わる治療法として、HDAC阻害剤の「酪酸」を使用するという方法(制御性T細胞を増加させる)もあり、副作用はほとんど見られないとされていますが、長期的な予後については明らかにされていないという欠点があります。今後のさらなる研究が待たれるところです。

(Photo by:http://www.ashinari.com/2011/07/26-348604.php )

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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