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生活習慣病

経済問題や生活の質・・・糖尿病性潰瘍の悪化によって失うのは足だけではない?

 

糖尿病の合併症の中に糖尿病性潰瘍があります。この糖尿病性潰瘍は足の裏に最もよくできる病変で、病変が重症化すると最悪の場合は下肢の切断に至る可能性が高く、非常に重大な疾患です。

 

 

高確率で下肢切断

欧米の調査では糖尿病患者の20%前後が糖尿病性潰瘍を経験しているとされているほど、高い割合で糖尿病に合併して見られています。また糖尿病潰瘍を発症した場合に適切な治療を受けなければ1420%が切断を余儀なくされるとされています。日本でもメタボリックシンドロームと言う概念が導入されたように、生活習慣病を発症する人が増加しています。糖尿病も例にもれず、糖尿病患者と糖尿病予備軍を合わせて数えると成人の5人に1人が該当するとされており、糖尿病が増えることで糖尿病性潰瘍の発症も増加することが予想されています。

 

生命予後

下肢切断は究極的な判断であり、それ自体非常に大きな決断をすることになります。しかし問題はそれだけではなく、生命予後も問題です。下肢切断後の5年後の生存率は4060で決して高くありません。元々糖尿病も発症していますし、足を切断するという大きな選択をしたらからといってそれでよいと言う問題にはならないのです。

 

切断後の経済問題

足を失うということは、その後は足がない状態で生活していかなければならないということです。切断後は感染を防ぐために一定の入院が必要ですし、片足を切断したのであればもう一方の残った足、あるいは義足で生活ができるようにリハビリを受けなければなりません。そうしたニーズが大きくなり重大な経済問題が発生するのは必須です。

 

生活の質が落ちる

足を切断するということは個人の生産性が失われ、生活の中で補助が必要になったりしてそれまでできていたことがたくさんできなくなります。このような著しい生活の質の低下は身体的にも精神的にも患者本人の負担になります。

 

 

足を切断するということは足を失うということに焦点が当たりますが、それで根本原因である糖尿病が治るわけではなく、さらに経済的負担も生活の質も問題になります。糖尿病性潰瘍は早期に発見し処置できれば、足の切断と言う選択をしなくてもよくなりますので見逃さないことが重要です。

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2008/11/12-010213.php?category=210])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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