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生活習慣病

発汗症状が見られる、高血圧の初期症状?原因疾患とは?~発汗の症状と血圧の関係

 

高血圧症

高血圧症とは血管がつまったりすることとによって血流が悪くなり、それによって心臓を血液を押し出す力が強くなり、悪循環が起こるものです。

 

この高血圧症には原因が分からない本態性高血圧症と、何らかの病気が原因になる二次性高血圧症があります。このうち二次性高血圧症は原因となる病気によって軽快が期待できることもあります。

  

高血圧症によって血圧が高いこと自体では、あまり自覚症状が見られにくいのですが、二次性高血圧症の場合は原因となる病気それぞれに伴った症状がみられることがあります。中でも発汗という高血圧症の症状とあまり結びつかないような症状がみられる原因疾患をご紹介します。

 

褐色細胞腫

腎臓近くにある副腎は、外側をとりまく皮質とその内側にある髄質に分かれます。褐色細胞腫は副腎の髄質あるいは脊髄に沿った交換神経節細胞にできる腫瘍のことを言います。

 

この腫瘍からカテコールアミンというホルモンが分泌されるのですが、カテコールアミンは血圧上昇ホルモンとも言われ、これによって血圧上昇が見られます。自覚症状としては発汗過多をはじめ、動悸、めまい、嘔吐、頭痛、ふるえなどの症状が見られます。

 

甲状腺疾患

甲状腺疾患の中でも甲状腺機能亢進症で発汗の症状が見られます。甲状腺機能亢進症とは、甲状腺から甲状腺ホルモンが多量に分泌されて全身の代謝が過剰に高まる病気で、こうした異常な代謝の活性化から高血圧が認められるようになることがあります。

 

自覚症状としては発汗過多をはじめとして、動悸、頻脈(脈が異常に多くなる)、眼球突出などといった症状が見られます。

 

 

二次性高血圧症は原因となる病気の性質によって見られる症状は異なります。そのため、高血圧の症状を決めつけないで、柔軟に対応していくようにしましょう。

 

発汗や頭痛は高血圧の初期症状?

血圧とは、血液が流れるときに血管にかかる圧力のことで、高血圧とは、何らかの原因でその圧力が高くなってしまった状態をいいます。

 

◆血圧のしくみ

心臓は毎分60~70回、ポンプのように動いて血液を心臓から体中に送り出しています。血圧を表示するとき、2つの数字が並んでいますが、心臓が収縮して血液を送り出す瞬間が最高血圧、拡張した時が最低血圧になります。血圧は、血管を流れる血液の量と血管の通りづらさで決まってきます。日本高血圧学会のガイドラインによると、高血圧とよばれる値は、医師や看護師に測定してもらった場合で140/90mmHg以上、自宅などで自分で測った場合で135/85mmHg以上となっています。

 

◆高血圧に初期症状はある? 

高血圧には自覚症状があまりなく、気が付かないうちに、重大な病気の引きがねになることから「サイレント・キラー」という異名があります。ですが、一部の方には初期症状と思われる変化があるようです。それは以下のような症状です。

 

・頭痛

・発汗

・肩こり

・息切れ

・動悸

 

ですが、これらの症状は年齢が高くなることでも多くみられるようになる症状なので、心配な人は、自宅や近くの医療機関で定期的に血圧を測定するのがよいでしょう。

 

◆高血圧の合併症

高血圧は自覚症状がでたときには、すでに重大な病気が進行している場合があります。健康診断などで高血圧を指摘された人は、自覚症状がないからといって放置しておくと、動脈硬化が進み、さまざまな合併症をひき起こすことがあります。高血圧の合併症には以下のようなものがあります。

 

・脳梗塞、脳出血などの脳血管障害

・狭心症、心肥大、心筋梗塞などの心血管疾患

・腎障害、腎硬化症

・糖尿病

 

高血圧は放っておくと命に係わる病気につながります。年齢と共に高血圧になりやすくなるので、定期的に血圧の測定をおこなうことをお勧めします。

 

発汗の症状と高血圧は関係がある?

日本人の40歳以上の2人に1人が高血圧であると言われています。高血圧になるとどのようなリスクがあるのでしょう。

 

 

◆高血圧のさまざまな弊害

高血圧を放置すると、血管が血液の圧力に耐えるために血管壁を厚くします。すると、血管の内腔は狭まり、血管は弾力を失い、硬くなってしまいます。この状態を動脈硬化といいます。血管が弾力性を失うと、傷がつきやすくなります。傷がついた血管にコレステロールや脂質などが付着し、さらに内腔を狭くし、高血圧を助長させてしまいます。その他にも、動脈硬化はさまざまな心血管、脳血管に関する合併症を引き起こします。

 

◆高血圧と自覚症状 

高血圧には自覚症状がほとんどないと言われています。まれに、発汗や肩こり、頭痛などを高血圧の症状としてうったえる人がいるようですが、これらは高血圧と直接の関連はないと考えられているようです。むしろ、高血圧を起こしやすくする、肥満、ストレス、アルコールの過剰摂取、たばこ、年齢などが関係していると考えらえています。まれに、酷い頭痛や吐き気、鼻血、視界の変化などが見られた場合は、非常に深刻な悪性高血圧症の場合があるので注意が必要です。

 

◆高血圧になりやすい人

高血圧は中高年に多いイメージがありますが、他にも以下のようなタイプの人が高血圧になりやすい傾向があると言われています。

 

・家族に高血圧、心血管系の疾患、糖尿病をもつ人がいる

・妊娠中の女性

・経口避妊薬を服用している女性

・35歳以上の人

・肥満気味の人

・運動不足の人

・アルコールをよく飲む人

・脂っこい食事や塩辛いものを好んで食べる人

・煙草を吸う人

 

この他、ストレスの多い生活をしていても血圧が高くなります。このように高血圧の可能性は現代社会に生活しているすべての人にあると言えます。定期的に血圧を測定し、自分の標準血圧を知っておくことはとても大切です。

 

中高年の高血圧~発汗の症状と血圧の関係

厚生労働省が3年ごとにおこなっている患者調査によると、平成20年の高血圧患者の総数は796万7000人にも上るといいます。一時期よりは減少傾向とされる日本の高血圧人口ですが、降圧剤による治療を受ける人がかなり増加したことが原因のひとつとなっているようです。

 

◆日本人と高血圧

日本人はその食文化から、塩分を多く摂取する傾向があり、それが高血圧を助長している可能性があると言われています。

 

醤油やお味噌、漬物などに代表される日本の伝統食材も確かに塩分が多いかもしれませんが、近年ではファーストフードやスナック菓子、コンビニのお弁当なども高血圧の原因となっているのではないでしょうか。

 

◆発汗と血圧の関係

高血圧の人で、突然大量に汗をかくといった症状を訴える方がいます。確かに、急に血圧が上がると汗をかきますが、慢性の高血圧と発汗の直接の関係は、今のところないとされているようです。

 

むしろ、中高年の高血圧患者の方に多い、肥満、糖尿病、更年期障害などが突然の発汗症状の引き金となっている場合が多いです。また、高血圧の方が大量に汗をかくと、血液がドロドロになりやすく、高血圧を助長してしまいますので、水分補給を忘れないようにしましょう。

 

水分はジュースやコーヒーではなく、ミネラルウォーターがいちばん望ましいです。塩分の摂り過ぎもドロドロ血液になりやすくなりますので、注意が必要です。

 

◆日々の食事で塩分を控えるには?

高血圧の方にとって、塩分の過剰摂取は血圧をあげる大きなリスクになります。日々の食事で塩分をなるべく摂り過ぎない努力をしましょう。

 

日本高血圧学会が推奨する1日の塩分摂取量は6gです。日本人は平均して11~12gほどの塩分を摂取していると言われていますので、約半分に減らさなければいけないことになります。

 

減塩を成功させるには、少しずつ舌を慣れさせる必要があります。いきなり減らしすぎてもストレスになってしまい、逆効果です。日々の食事でできることは、ラーメンなどのスープを残す、だしを効かせてその分塩分を減らす、ファーストフードやインスタント食品の摂取を控えるなどです。

 

高血圧患者にとって、塩分の過剰摂取は危険です。なるべく食事の時には減塩を意識し、汗をかいたときだけでなく、普段から多めに水を飲む習慣をつけましょう。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-12掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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