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それ、拒食症ではないかも!?嘔吐恐怖症と拒食症との違い 拒食症の兆候など

拒食症の症状として嘔吐症状は知られている症状です。しかし同じように嘔吐に関する症状が見られるけれども、拒食症ではない病気があります。

 

拒食症の嘔吐

拒食症の場合、嘔吐の原動力は「何をおいても痩せたい」という気持ちです。その気持ちは実際に極度に痩せていても関係なく、「もっと痩せなくては」の気持ちに支配されるようにして食べるのを拒否したり、食べても嘔吐して排出してしまったりします。この行動は他人から見ると異常な行動に見えます。

 

しかし、本人はやせて自分の理想の体型になることを目標にして頑張っている最中であり、痩せるという目標を追いかける快感を伴った行為なのです。これが特徴的で、体や心の状態が健全ではないけれど、そういったところとは離れた場所で「自分がこうしたいからしているのだ」という意思があります。

 

嘔吐恐怖症の嘔吐

拒食症のように食べることを拒んで痩せる症状のある病気が嘔吐恐怖症です。嘔吐恐怖症では自分や他人の嘔吐を想起させるようなことを徹底的に避けます。例えば飲酒やジェットコースター、車やバスへの乗車、胃腸炎の人に近づくなどを避けますし、食に関しても極端に外食を避けたり、家での食事や外出がままならなかったりします。

 

これは過去に患者本人あるいは他人の嘔吐物を目にしたときの強烈な嫌悪感や恐怖感などが原因になることがあり、そのイメージによって自分が嘔吐することや他人の吐しゃ物を見ること自体、ひどくなると嘔吐物をイメージすることも耐えられなくなります。こうした行動は拒食症のように自ら嘔吐をしているのとはずいぶん違います。

 

両方の病気は、食べることを拒みどんどん痩せていくと言う症状の出方が非常に似ていますので、病院でもよく混同されてしまうようです。

 

嘔吐は自傷行為の一つ?死亡率の高い精神病、拒食症の嘔吐について

拒食症は死亡率の高い精神病としても知られています。死亡の原因はいろいろとありますが、拒食症であることによって精神的に追い詰められてしまった後の自殺であったり、食事をとらずに体重が減少していくことに伴って栄養不足が加速して死亡してしまうケースであったりします。

 

嘔吐は自傷行為の一つ

拒食症の人は全く食事をとらない形で食べることを拒否することもありますし、とった食事を嘔吐を繰り返すことで、食べ物をどうにか排出してしまおうという形で食べることを拒否することがあります。こうした衝動はリストカットに代表されるような自傷行為のひとつです。

 

直接的に体を傷つけているわけではなく、リストカットのように血が出るなどの症状が見られるわけではないのですが、体が必要としているものを無理に制限する行為でも自分を傷つけている自傷行為に変わりません。

 

嘔吐によって傷つく体

嘔吐によるミネラル不足

嘔吐は単純に食べたものだけを体の外に出すのではなく、体を安定させるのに必要なミネラルまで体の外に出してしまいます。特にミネラルの一つであるカリウムが排出されてしまうと低カリウム血症になります。

 

これは激しい嘔吐でよく起こるのですが、カリウムは筋肉を動かすのに重要な成分であり、これは生命活動に重要な筋肉の塊、つまり心臓にまで作用します。

 

そのため不整脈を起こしたり、動悸が激しくなったりすることがありますし、急激なカリウムの変化があると重度の場合は心不全を起こすことがあります。

 

内臓が傷つく

嘔吐を繰り返すことによって逆流性食道炎のような状態になり、胃液が食道を傷つけて、食道の粘膜がただれた状態になってしまい、胸焼けや胸痛が生じることがあります。

 

嘔吐がひどくなると、急激に腹圧がかかることによって食道と胃の境目の部分が切れてしまい、大量出血を起こし吐血する事態に陥ることもあります。

 

嘔吐と言う単純な行為に見えても、実状は自分を傷つけている行為であると知っておきましょう。特に拒食症患者本人はその認識は出来ませんし、できても嘔吐を繰り返してしまいますから、周囲の人が理解しておく必要があります。

 

過食症の症状かも?子供の発する危険信号

過食症は通常隠して行われます。たいていはダイエットの失敗からはじまり、失敗を取り戻すために、嘔吐や下剤使用を隠れて行います。親や周囲にばれることは、「絶対に絶対に!嫌!」なのです。そんなお子さんの行為をどうやってみぬいていくとよいでしょうか?

 

▼発症期の黄信号

この時点では怪しいと言うだけで決定打ではありません。

以下の行為をみつけたら、「ダイエットしてるの?」などとだけ確認し、トイレの汚れ方、風呂場の匂いなど、異常がないか観察すれば、証拠が発見できるでしょう。

 

・ダイエットの本

・検索で過食や摂食障害について調べたあとがある。

・ダイエットしている。

・食事制限を宣言する。

・カロリーの低いものばかり要求される。または食べている。

・食事が終わると必ずトイレにいき、長い。(食べたものを嘔吐している可能性)

・一日にシャワーを何度も浴びる(風呂場で嘔吐している、または嘔吐後の処理の可能性)

・頻繁に胃腸の調子が悪くなる。

・食事を抜く。

・食事を大量に残す。

 

▼すぐに対策をとるべき赤信号

以下の行動がみられたら、発症しています。

 

・大量にむちゃ食いをしている。

・食後嘔吐がみられる。

・何錠もつかったあとの下剤がみつかる。

・汲み取り式トイレの場合、業者に浄化槽の色がおかしいいと言われる。

 

▼有用な声掛け

上記の信号を得て怪しいと思ったら、お子さんにばれないように夫婦で情報を共有し、過食の疑いについて検討しましょう。過食症の決定打を夫婦で確認したら、病院へ行かせるために次は声かけです。

 

その1

「たくさん食べてるみたいだけどストレスかな? 私では相談相手にならないなら、いつでもカウンセリング予約いれてあげるよ。」とだけ言ってしばらく様子をみます。抜け出せない過食嘔吐に困惑していたら、予約をとってほしいと本人から言ってくるかもしれません。

 

その2

その1を試しても1週間以上お子さんに動きが無ければ、保健所などをたよって、摂食障害治療が得意な施設に親だけで面談にいくか、予約をいれましょう。先に面談なのか、予約をいれて連れて行くのがよいかは、施設に直接尋ねるのもよいです。

 

その3

先に予約をいれてしまうなら、お子さんに、正直に見つけた証拠と、心配を伝え、「とりあえず一度、病院の面談を受けてみてほしい」と説得しましょう。その時に、「お子さんを責める言葉」、「あなたは食事をコントロールできてない」、「自立できてない」というニュアンスの言葉は禁物です。 治療に向かわなくなってしまいます。

 

以上を踏まえて、お子さんの危険信号を早期発見、早期治療のためにぜひ活用ください。

 

ダイエット女子! こんな幻覚があれば拒食症を疑い、病院へ!

雑誌・テレビをみると、モデルやアイドルの細身のパンツ、ミニスカからすらっと伸びた足、かわいいTシャツからでるほっそりとした腕が飛び込んできます。子供の頃遊んだ、バービーちゃんみたいな体型に、女子なら誰でも憧れます。

 

筆者も若いころ、モデルさんにあこがれ、今のぶよぶよした自分じゃだめだ!とダイエットをし、気が付けば、半年ぐらい拒食に陥ってたことがあります。そのあと、過食嘔吐の7年間がはじまったので、拒食の段階でカウンセリングを受けていれば、長く苦しい過食嘔吐の引き金を引かずに済んだのでは?という思いがあります。

 

ちなみに、拒食症になってることを自分で認めたのは、拒食症が終わった後でした。自分では気づけない位に、自分で自分を洗脳したり、幻覚に犯されているのです。

 

どうしても食べたくない時期が一か月以上続き、以前にはありえなかった下記のような症状が繰り返されれば、それは幻覚です。

 

なぜ幻覚がおこるか?

もともとの体重によりますが、元の体重が標準体型内であれば、一か月で五キロ以上やせると、飢餓状態が始まり、脳に栄養がいかないため、神経異常を起し、『不安が現実に起こっている』ような感覚が起こる可能性があります。

 

よくある幻覚症状

・聞こえるはずのない足音や異音が頻繁に聞こえる(が調べても何もない)

・悪魔や天使など人間以外のものから指令がくる。

・肩をたたかれたり、何かにやたら触られる(が調べても何もない)

・憧れの人が自分に痩せることを望んでるテレパシーを送ってくる。

・会社や学校の人、通りすがりの人が自分の悪口(特に体型について)を始終、言ってくる。

・小動物や害虫が自分に襲ってくる気がする。

・脳みそや体の一部が破裂したり異常が起こっている気がする。

・すべての食べものが毒入り、または食べると身体を病気にするものに見える。

・親や家族、周囲が自分を嫌っていて嫌がらせをしてくる。

 

※ はっきり聞き取れたり、見える場合ほど、重度の幻覚障害が起こっていると考えましょう。

 

摂食障害は、求められる、または求める生き方に極度な無理があって起こります。そのため、自分を多角的に見つめなおす必要がありますし、拒食による栄養障害で亡くなる方や、うつへ移行し自殺する方もいますので、すぐに最寄りの機関でカウンセリングを受けることをおすすめします。(周囲や家族でそういう方がいる場合は、病院の先生と相談した上で騙してでも、病院を受診させましょう)

 

摂食障害になりやすい型ってどんな?「「

昨今では、日本女性の多くがやせたいと願っていますし、小学生でさえダイエットする時代です。

栄養についての正しい教育を施すことが緊急の課題となっています。

 

拒食症になりやすい型

本人要因

一般的に拒食になりやすい人は、不安が強い人です。

 

対人関係から見ても、一人で努力するタイプの人は、自分というものをしっかりと持っている要素と自己主張が苦手という2つの要素が矛盾なく共存できない環境に置かれると、苦しくなり、病気につながっていきます。

 

家庭要因

本人のもともとの傾向に、生育環境がそれを促進します。

 

いい子でいなければならない、いい子でなければ家庭が不安定になる、いい子でなければ、口やかましく批評したり、心配したりします。

 

過食になりやすい型

本人要因

自分を嫌いだと思う気持ちが蓄積されるパターンの人です。

 

過去に虐待を受けた、母親の味方であるけれど好きになれないなどの原因で自分が嫌いだという気持ちを蓄積させているので、他人に本心を明かせず、自分の本当の気持ちや、相手に行って欲しいことなども頼めずに、さらに蓄積して過食につながっていきます。

 

家庭要因

両親が不仲である、批判的な親である、世間体を優先させる親であるなどが挙げられています。

 

まとめ

やせ傾向が求められて、やせていない人でも自分を太っていると思い、やせようとする時代ですが、すべての人が摂食障害になっているわけではなく、自分でどのようになると発症しやすくなるかを知ることが大切です。

(Photo by:http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-08掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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