育児
真面目で優秀ないい子が危険!?あなたの子供は大丈夫?拒食症になりやすい性格とは?
拒食症は根底に過去のトラウマや愛情欠損があると言われていますが、そのはじまりはちょっとしたことであることが多くあります。しかしこうした背景がある人が必ず拒食症になるわけではありません。ではどのような人ならば拒食症になる可能性があるのでしょうか。
拒食症に多い性格
・真面目な優等生タイプ
・学校でも家庭内でもいい子でいる
・周囲の話をよく聞き、迎合する側面がある
・トラブルが起きないよう気をつかう
・気が小さい
・何事にも一生懸命にとりくむ
・完璧を目指して頑張る
・負けず嫌いで融通が利かない
・学校や会社での成績が優秀
・親や先生から見た「手のかからない子」
・友達から頼られるが友達を頼れない
・周囲に意見を合わせておとなしい
・みんなに頼られてみんなを引っ張っていく
象徴的な優等生タイプ
一番上の真面目な優等生タイプというのが一番象徴的な表し方かもしれません。親や周囲からすれば「手のかからないいい子」をそのまま本当にいい子と受け取るのが危険だと分かるでしょう。子どもは成長の過程で何らかの形に親に反抗したりすることで自我が形成されるものです。
しかしそれがないということは「親の期待通りに子どもが生きているだけ」であって、それは非常に危険な状態だと分かります。つまりこうした子は他人の期待に応え、他人を満足させることによって自分が愛されているのだと感じます。
感情の抑制しすぎ
しかし、それはある時期までで、自分の感情が抑制され続けることによってやがては「こんなに頑張っているのに報われない」「自分の努力を誰もわかってくれない」「親は私を見てくれない」という思いに変わっていき、そのストレスを拒食あるいは過食という形で表現するのです。
成績は良い方が危険性が増す
上記の性格ですから、当然学校や仕事でも成績も良い人が多いようです。ある調査で偏差値と摂食障害の患者数の関係を調べたところ、進学校の方が成績の良くない学校よりも摂食障害の患者数が約30倍も多かったようです。
これらはあくまでも拒食症に多い性格であって、これらの性格と精神的な背景が絡み合って拒食症が発症しますし、こうした性格でなくても拒食症が発症することはあります。ただやはりこうした性格であると拒食症になりやすいと言う傾向があるようです。
(Photo by:http://www.ashinari.com/)
著者: カラダノート編集部