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メンタル

ダイエットから始まるだけじゃない!?「摂食障害」隣り合わせの痩せ願望と肥満恐怖とは?

拒食症では食行動や食習慣に異常が見られるようになります。こうした異常は大きく分けると、ダイエットから始まる(つまり食べなくなる)場合と、食欲が無くなって体重が減る(つまり食べられなくなる)場合の2通りのはじまり方があると考えることができます。

 

痩せ願望のスイッチが入る

食べなくなることから拒食症に移行するケースの多くで、学校や家庭での喪失体験や挫折体験が絡んでいることがあります。こうした体験によって感じた空虚感や心の傷を癒すために「痩せ願望」にスイッチが入ることがあるようです。この場合は自分の意思として食べ物を食べなくなりますから、体重が減ることに非常に積極的です。

 

痩せ願望が強化因子になる

体重が減ることに対して充実感や達成感を感じますので、ここで痩せ願望のスイッチが強化因子になるのです。また体重が目標に達するだけでなく、体重が減っていくと言うプロセス自体も、自分の意思として体重の減少を実行し、明確な結果となってあらわれるため、自分がそれを支配しているという自己効力感として感じられます。つまり痩せ願望というのは単なる「痩せたい」と言う気持ちではなく、痩せることによって得られる「良い自分」という理想追求にとらわれている状態を指すのです。

 

やがて痩せ願望が肥満恐怖へと変わる

理想の自分を目指していると、やがてうまく体重が減らないときや体重が少しでも増えてしまうことに対して不安感や恐怖感を感じることになります。そうすると体重が減らない自分を嫌い、価値のない自分であるように思えてしまい、肥満恐怖へ落ちていくのです。肥満恐怖とは単純に太りたくないと言う「肥満への嫌悪」ではありません。太った自分に戻ることへの恐怖であり、太ることが自分の価値を決める状態になっている危険な状態です。

 

こうした痩せ願望や肥満への恐怖が摂食障害における重要な精神活動であるとされています。

 

(Photo by://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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