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早期治療を!急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の治療法

 

1度、急性呼吸窮迫症候群を発症してしまうと、その治療には困難を伴います。有効な治療法が無く、死亡率も高い急性呼吸窮迫症候群(ARDS)に対して施される治療、処置をまとめました。

 

呼吸不全の改善

急性呼吸窮迫症候群では、低酸素血症を伴う重症の肺水腫による急性呼吸不全が進行しています。この呼吸不全を食い止める対処療法が、主な治療です。薬物療法と呼吸管理療法が施されます。

 

呼吸管理療法

低酸素血症を改善するには、積極的な呼吸管理療法が欠かせません。

まず行われるのが、酸素マスクを装着する酸素吸入です。酸素吸入だけでは対処が困難な場合は、気管にチューブを挿管しての人工呼吸にうつります。人工呼吸が行われるのは、集中治療室です。

これらの処置でも状況の悪化に歯止めがかからないと、人工肺が必要になります。人工肺とは、肺を使用することなく血液に酸素を供給する装置です。静脈に取り付けたチューブから血液を取り出し、酸素を加えて動脈に戻します。人工肺が必要なほど急性呼吸窮迫症候群が悪化した場合、その死亡率は8割になるという深刻な状況です。人工肺の使用による感染症のリスクも看過できません。

 

薬物療法

急性呼吸窮迫症候群の根本原因となっている肺炎や敗血症に対する治療薬のほか、呼吸困難を改善するために好中球エラスターゼ阻害薬、グルココルチコイド、活性化プロテインCの投与も行われます。

 

 

いずれの治療法も、重症の急性呼吸窮迫症候群には目覚ましい効果を発揮することができません。治療開始が早いほど治療の選択肢が増え、回復の可能性が高まります。

 

 

(Photo by://www.ashinari.com/2011/08/29-349516.php)

 

著者: honpoさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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