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生活習慣病

高血圧の薬「ディオバン」のデータ操作で起きた社会的問題とは?

 

高血圧で降圧剤を服用している人でなくても、「ディオバン」という商品名で発売されている「バルサルタン」という降圧剤の臨床試験データ改ざんのニュースが記憶に残っている人は少なくないと思います。

 

 

ディオバンはよく使われていた降圧剤

多くの医師がディオバンを積極的に採用して、治療に使用していました。その理由は、ディオバンの効果に血圧を下げる以外の効果があるとされていたためです。血圧を下げる以外の効果とは脳卒中や心筋梗塞の予防効果が優れている」という日本での研究データで、脳卒中や心筋梗塞は高齢者であれば発症の可能性が危惧されるものであるために、「一つの薬で高血圧だけでなく他にも効果を得られるなら」という考えで使用されていました。しかし、実際このデータの信頼性が揺らいでしまったために、長い間ディオバンを服用してきた患者からすれば憤りを覚える結果となり、信頼のあるものとして長い間処方を続けてしまった医師からすれば「既存薬よりも値のはるものを、実際の効果がないのにすすめてしまった」と自責の念に駆られる結果となりました。

 

問題発覚による影響

この問題が発覚したことによって、薬自体に効能の虚偽という問題が出たことも大きいのですが、患者にとって影響を与えたものは他にもありました。それは薬の服用に際した問題です。テレビやインターネットのトップニュースになるほどにデータ操作の問題が大きく取り上げられることによって、「この薬は飲んでも意味がなかったんだ」「だったら飲み続けても意味がない」と患者が勝手に考えてしまい、勝手に薬の服用をやめてしまうことが非常に危険な影響でした。というのも高血圧症の患者さんは降圧剤によって血圧を押さえています。しかし、ディオバンは高血圧には確かに効果のある薬ですから、その薬の服用を急にやめてしまうと、一気に血圧が元に戻ってしまって体に与える影響が非常に大きく、危険な状態になってしまうこともあるのです。そのためメディアでは盛んに「服用を安易にやめないでください」という付け加えが流れました。

 

 

高血圧自体には効果のある薬ですから、その後ディオバンを使用するかどうかは医師や病院によってわかれているようです。

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/07/23-025158.php])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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