カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 生活習慣病 >
  3. 高血圧 >
  4. 薬物療法 >
  5. 注意点 >
  6. 不正なデータ操作が問題になった降圧剤「ディオバン」について

生活習慣病

不正なデータ操作が問題になった降圧剤「ディオバン」について

 

降圧剤の不正なデータ操作が問題になったのは、ディオバンという降圧剤です。これはすでに市販されていた薬であった上、この薬の研究には企業と複数の大学が絡んでいたことによって大きな問題になりました。

 

 

期待した効果が消失

高血圧症を発症している人の多くは高齢の方です。人は加齢と共に全身の機能が低下していきますから、それに伴って高血圧を生じるのは自然な流れと言えばそうかもしれません。そして高齢で高血圧を発症しているということは、若い人に比べて他の合併症を生じる可能性も多くなりますし、すでに他の疾患を発症していることもありますので、そちらへの対策もできたら嬉しいですよね。ディオバンには「脳卒中や心筋梗塞の減少」の効果もあるとされていました。そのため特にこうした危険がある人にとってディオバンは良い薬だったのです。しかし、実際ディオバン自体にこうした効果があると言う結果が得られておらず、患者の期待を裏切る結果となったのです。

 

効果に期待した高価な薬代

ディオバンは上記のような効果という付加価値もあって、他の降圧剤よりも値段がはるものでした。ディオバンの80ミリ錠の薬価は1錠あたり100を超します。これを11錠飲んでいると年間で4万円を超します。しかし、同じ降圧効果を得られるジェネリック医薬品ならば年間の薬代が1万円以上安くなることもありますし、昔から使われている利尿薬タイプの降圧剤ならば110円を切るものもあるそうです。また、高齢者の中には利尿剤の方が向いているということもあり、脳卒中や心筋梗塞の危険を減らす効果がなければ、あえて高価なディオバンを処方する必要もないということになります。

 

 

降圧剤は同種の薬剤が多数存在します。その中で高血圧以外への効果が消失してしまえば、わざわざディオバンを使用する理由もなくなってしまいます。

 

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/08/12-026161.php?category=221])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

注意点に関する記事

Ca拮抗薬の注意点

  降圧作用を持つCa拮抗薬ですが他の降圧薬とは違う特徴があります。  ...

高血圧の薬「ディオバン」のデータ操作で起きた社会的問題とは?

  高血圧で降圧剤を服用している人でなくても、「ディオバン」という商品名で発売...


各降圧剤の副作用を知っておこう!

  血管の老化とともに血圧が高くなっていくこと自体は、ある程度は仕方のないこと...

妊娠中でも使用する降圧剤…危険性も知っておこう!

高血圧の治療に使用する降圧剤には様々な種類があります。 どれも降圧効果はそ...

カラダノートひろば

注意点の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る