妊娠・出産
むくみ、不眠、痔…読んでおきたい!妊娠後期に出やすい症状と対策
妊娠後期のママを悩ませる症状は、前駆陣痛のような痛みだけではありません。さまざまなマイナートラブルが起きやすく、日常生活を楽に過ごせなくなります。
その中でも代表的な症状である、むくみ、不眠、痔の3つの症状の対策についてご紹介します。
足のむくみ
妊娠後期になると、赤ちゃんに血液を送るため身体の中の水分が多くなり、むくみやすくなります。靴下がはけないほど足がむくむママもいるようです。
むくみ自体は妊娠後期には自然なことです。ただし妊娠中毒症は、むくみ症状も併発するので、足や脛を指で押して、へこみが戻らない場合はお医者さんに必ず伝えてください。
<対処法>
・塩分を控える
・水分を摂りすぎない
・足を少し高くして寝る
・カリウムを含む食品(柿・リンゴなど)を食べる
・足をアロママッサージする
寝れない・昼に異常な眠気
さまざまな原因から、妊娠後期には不眠を訴えるママが多いです。
<不眠の原因>
・お腹が大きく寝づらい
・胎動が激しい
・頻尿
・前駆陣痛
・不安など
出産後、育児(夜泣き)に順応するために、寝られない身体に変化しているという説もあります。
誰もが経験することなので、寝られないことでストレスを感じず、夜でも読書や音楽でリラックスして過ごし、眠くなった時に寝れば良いです。
ただしテレビやスマホは脳への刺激が強すぎるので、夜中はできるだけ控えましょう。
痔、特にイボ痔
出産前に痔になるママも多いです。特にイボ痔が多く、出産のときのいきみで悪化する場合もあります。
<原因>
・肛門や直腸を圧迫され、うっ血することにより静脈瘤ができる
・ホルモンの影響による便秘
・出産時のいきみ、腹圧
<対処法>
・食物繊維などを摂り、便秘を改善する
・トイレで無理にいきまない
・入浴などで血液循環を良くする
・お尻を清潔にし、悪化させない
産院に相談すると軟膏を処方してくれる事もあります。出産後は肛門科へ行くと良いでしょう。
妊娠生活の気分転換に☆水泳のススメ
スポーツジムなどで「マタニティスイミング」を受講できるところもあります。不調が続く妊娠生活の気分転換にもなるのでいかがでしょうか。
妊娠中の水泳にはこんなメリットがあります。
<メリット>
・浮力により身体が軽くなる
・運動になり体重コントロールに役立つ
・ラマーズ法などの呼吸法が学べる
・血行促進になり、妊娠中の不快症状の改善になる
・腰痛改善、不眠改善など
助産師など専門知識を持ったスタッフが常駐しているところを選びましょう。始める前に産院に一度相談をするのを忘れずに。
また、切迫流産・早産の経験があるなど、トラブルを抱えたママは控えるようにしてください。
(photo by http://www.photo-ac.com/)
著者: カラダノート編集部