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生活習慣病

最新版・2014年版の高血圧ガイドライン

 

日本では高血圧は高齢者医療の中でも大部分を占めているもので、新しい薬や治療方法の研究が盛んでもあります。そのため日々有効な薬や治療法は進化しており、数年に一度高血圧の治療ガイドラインが改定されています。ここでは2014年のガイドラインについて述べていきます。

 

 

β遮断薬が除外

日本高血圧学会は高血圧治療ガイドラインの改定に際して、それまで第一選択薬とされていたβ遮断薬を外し、Ca拮抗薬、ARBACE阻害薬、利尿薬とするとしました。ただ、β遮断薬は第一選択薬から外されるだけであって、従来通り主要降圧薬の1クラスに位置させ、特に心不全や狭心症などの心疾患を合併している場合では積極的に使用できるものとしました。第一選択薬は“積極的適応がない場合の高血圧に使用すべきもの”と定義されていて、除外されたβ遮断薬については「一般的な高血圧に対する第一選択薬からは除外」とされました。これはβ遮断薬の糖代謝障害作用、心臓障害抑制や中心血圧低下効果の減弱などが分かってきたためで、これと高血圧患者を対象にした試験の結果などから総合的に判断して降圧剤としては他薬に劣ると判断されたためです。ただし、主に心疾患を合併した高血圧に使用されるべきとされており、主要な降圧剤であることに変わりはないとされています。

 

配合剤は見送り

配合剤については第一選択薬に位置づけられることが見送られました。これは保険診療上の課題があることに加え、単剤を併用した場合の方が容易に量を調節できることなどが理由となっています。

 

ディオバンは継続審議

前回のガイドラインから今回のガイドラインの間には降圧剤としてよく使用されていたディオバンのデータ操作の問題が発生しています。今回2014年のガイドラインでは論文が撤回されたディオバンの位置づけについては継続して審議されるとされています。

 

 

この時点ではまだ2014年版のガイドラインは正式に公表されておらず、上記は公表に先駆けで、改訂点を議論された内容などから明らかになった方針です。

 

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2013/02/28-376730.php])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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