気になる病気・症状
ガラガラ声になった時の対策!効果のある漢方薬とは?!予防にお茶うがいが効果的!
季節の変わり目や乾燥の季節、喉をいがらっぽくさせたり、鼻から入った菌が喉に溜まり、のど風邪を発症しやすくなりますね。昼間はマスクで気を付けていても、寝てる間にマスクがとれていて、喉がやられてしまうこともあります。
朝起きて、喉がガラガラになった時の対策
▼ 薬品のトローチ
舐めたあと、しばらくは楽になります。二時間あけて、1日六個までの制約があります。
▼ のどあめ
薬品と違い、ずっと舐める事ができるので、がらがらがひどい時はずっと使用することができますが、虫歯に気を付けましょう。
▼ うがい
喉ががらがらするときは、朝起きてまずうがいです。寝ている間に喉に痰が溜まっていることもあります。水道水のうがいが結局効果があるとすすめる医師は多いですが、民間療法では緑茶うがい、紅茶・ハーブティうがいなどもあります。
▼ うがい薬
喉のよい菌も殺菌してしまうなどと言われ、使用には賛否両論あります。現在では京大の研究結果に基づき、水道水うがいを勧める医師が増えています。ただし、扁桃腺が腫れて喉が痛い場合ですぐに病院へ行けない場合は、薬局で効果のあるものを相談するとよいでしょう。
▼喉のマッサージ
鎖骨の上に位置する、喉ぼとけの両脇左右に、喉のツボ「水突(すいとつ)」があります。左右の間隔は5センチぐらいです。水突のツボから5センチ上ぐらいまでを、1回100回以上(少し根気がいりますが)こする感じで、片方ずつマッサージしましょう。喉の炎症防止に役立ちます。(改善することで、痰が増える事があります。)
▼ マスク
喉をこれ以上傷めず、早く治癒するためにも、マスクは必須です。必ず鼻を覆いましょう。鼻から入った菌が喉に溜まります。
▼ しゃべらない
筆者が個人的に知っている役者さんは舞台で演出と出演どちらもするため、舞台本番途中でいつも喉がガラガラになっています。原因はしゃべりすぎです。大学時代の友人もしゃべりすぎでポリープができ、病院でしゃべらないように注意されました。喉を傷めているときは極力静かにすごしましょう。
▼ 湿度を与える
加湿器やスチーム吸入器を使いましょう。特に喉を使う職業の人はスチーム吸入器をもっていて、仕事前仕事あとに使うと、大変役に立ちます。電器店、大型薬局店で売っています。
▼ 喉の防寒
タオルやマフラー、なんでもいいので喉に巻きましょう。寝る時もまくとより効果的です。
▼ 水分をこまめにとる
冷たい飲み物は刺激物になるのでよくありません。常温、またはぬるま湯程度の水をとりましょう。
▼ 喉にきく食事あれこれ
・すりおろし蓮根をスープや味噌汁にいれる。
・高純度のはちみつをなめる。
・大根ハチミツ(角切り大根をひたひたの蜂蜜に漬けて一晩おいた上澄み液)を飲む。
・ハチミツとショウガの入った紅茶を飲む。
・おろしショウガ(親指大)+レモン汁(半個分)+はちみつ(大さじ1)を紅茶やお湯に溶かして飲む。
▼ 辛い物、刺激の強いものは避ける。
辛い物等をとると、喉が刺激されて、症状が悪化しやすいです。
▼ 睡眠不足を避ける
寝不足は喉のがらがらを悪化させます。マスクをしてしっかり寝ましょう。
仕事が休めないからと、喉がガラガラなのに無理をして声をだしたり、睡眠を削ったり、していると、弱った喉から菌が繁殖して、高熱を伴う風邪や、肺炎にまで発展することもあります。喉の調子が悪いときはしっかり対策をとりましょう。
喉は菌の玄関、違和感を感じたら、即対策!しましょう。
喉の乾燥とガラガラ声に効く漢方
冬の乾燥した空気では、喉が乾燥してガラガラ声の風邪をひきやすくなります。とくに年をとってくると喉の筋肉も弱くなる上に、粘膜の潤いも低下して気道が乾燥しやすくなります。こんな人には穏やかな効き目の漢方薬がオススメです。
◆潤いを補う麦門冬湯
この漢方薬は、空気が乾燥する季節の咳や、喉の乾燥からくる咳に効果があるものです。
麦門冬(ジャノヒゲの根塊を乾燥したもの)が主ですが、これに半夏・糠米・人参・大棗・甘草が配合されています。
咳を止め、痰を切り、身体に潤いを持たせる効果があるので、原因となる乾燥を改善しながら咳を止めて弱った身体に元気を付けていく、というものです。
虚弱体質や高齢者によい
高齢になると、風邪ではなくても気管が乾燥して咳が止まらなくなることがあります。痰が絡んでいがらっぽい声にもなりがちです。
咳が激しくなるとのどの粘膜の乾燥がさらに進み、ガラガラ声にもなってしまいます。咳は体力を消耗させるので、高齢者にも処方されることが多いようです。
◆喉の腫れと咳には桔梗湯
ほかにも、喉の痛みや腫れ、咳に使われる「桔梗湯」があります。これは甘草と桔梗からなる漢方薬です。扁桃炎などにも処方されます。
漢方は穏やかな効き目で最近処方する病院が増えてきました。喉の痛みにもこうした漢方がよく使われます。
これ以外にも、病状や体質などに合わせていくつかの喉に効く漢方薬があります。ガラガラ声になってしまいそうなら、早めに医師に診てもらい、漢方薬をお願いしてみては同でしょうか?
乾燥は喉にとって大敵!ガラガラ喉を防ぐポイントとは
喉は食物や水分を補給するだけではなく、呼吸する上でも大変重要な器官の一つです。そのため乾燥は喉にとって大敵です。喉が乾燥にやられるとガラガラ感が残り、痛みも伴います。
では喉を乾燥から守ることは大変重要ですが、どのような点に注意すればいいのでしょうか。
◆首周りを温めましょう
首を冷やすと喉の乾燥はさらに進みます。特に秋・冬など肌寒い日はマフラーなどでしっかり首を温めましょう。睡眠時でも首に布を巻くのも重要ですが、首を絞めることがないよう注意しましょう。
◆エアコンに注意
最近のエアコンによる暖房機能では、極力乾燥しないような工夫がなされていますが、それでもまだ乾燥することがあります。その場合は、加湿器などを積極的に利用して乾燥を防ぎましょう。
◆のど飴を使う
のど飴は唾液の分泌を促すので、喉に潤いを与え、乾燥を防ぎます。梅干関係のお菓子なども効果的でしょう。
◆マスクを着用しましょう
マスクはウィルスなどの体内への侵入を防ぐ目的もありますが、逆に喉の湿度を保つという効果もあります。夜寝るときにマスクをつけるのも大変効果的です。
ほかに喉に良い習慣として喉に良い食物をあげてみました。
◆しょうが
しょうがの入った料理を食べたり飲み物を飲んだりすると身体がぽかぽかと温まるのは、しょうがの効用として血液の循環をよりスムーズにする効果があるからです。
身体を温めることで、喉の乾燥だけではなくガラガラ感を防ぐ効果があります。
◆はちみつ
はちみつには、成分としてグルコン酸が含まれています。グルコン酸はカテキンのように殺菌作用があります。
特にはちみつの中ではマヌカハニー(マヌカ花はちみつ)という種類がもっとも殺菌力を有しています。
喉はデリケートな器官で乾燥などに弱いので、ここに述べた点を注意して喉を守りましょう。
カテキンが殺菌効果!ガラガラ声防止にお茶でうがいを
ガラガラ声の予防には、うがいが一番です。うがい薬を持ち歩かないと、と思っていませんか?日本茶のうがいが、実はとてもよいのです。
こまめなうがいがポイント
冬になると喉が乾燥しやすくなります。乾燥すると風邪のウイルスにも感染しやすくなり、ガラガラ声になってしまうこともしばしばです。これを防止するためには、喉をうがいして汚れを洗い流すことが大切です。朝晩や食事の前だけでなく、外出先から帰ってきたときや、同じ職場に風邪を引いている人がいたら、何度でもうがいしましょう。
お茶のカテキンが殺菌効果
うがいはのどの粘膜を十分に湿らせて、表面についた菌を洗い流すのが目的です。うがい薬では、喉にいる菌も殺菌するような成分になっています。でも、いつもうがい薬を持ち歩くわけにはいきません。また、うがい薬は希釈して使うため、コップなどが必要になります。
そこで、どこでもできる効果的なうがい薬が日本茶です。日本茶に含まれるカテキンには殺菌効果があります。お茶でうがいをすることで、うがい薬に近い効果が得られます。
日本茶には風邪に効くビタミンCも少ないながら入っています(熱湯でお茶を淹れるとビタミンCは失われます)。また、風邪の予防にはたっぷりと水分を補給する必要もあるため、お茶を持ち歩くことが有効なのです。どこでも手に入るお茶のペットボトルでも効果が期待できるので、この冬は緑茶でのどを乾燥から守りましょう。
(Photo by:http://pixabay.com/ja/%E7%99%8C-%E8%BB%A2%E7%A7%BB-%E6%B0%97%E9%81%93-%E5%81%A5%E5%BA%B7-%E7%97%85%E6%B0%97-%E5%94%87-%E5%96%89%E9%A0%AD-%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97-%E8%82%BA-%E6%82%A3%E8%80%85-156101/)
著者: カラダノート編集部