カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 風邪 >
  4. 防寒対策に『遠赤外線』仕様の製品が効果的!そのメカニズムは?

気になる病気・症状

防寒対策に『遠赤外線』仕様の製品が効果的!そのメカニズムは?

 

省エネ対策にぴったりの『遠赤外線』

そのメカニズムは以外と知られていない?!

 

気候もすっかり冬仕様となり、防寒対策が必要な時期になってきました。オフィスや自宅などでは省エネ対策として、暖房をつけないところも多くなり、衣類等で工夫して保温する方法が必要となっています。しかし、いくら着込んでいても体の心が暖まらない!という場合に効果的な方法があります。それが、『遠赤外線』を利用した衣類などです。遠赤外線って良く聞くけど、実際どんなメカニズムで発熱できているのか知らない、という方に解かり易い遠赤外線についての知識をご説明したいと思います。

 

遠赤外線とは、赤外線の中でも波長の長いものを指す

 

赤外線とは、『目に見える光線である可視光線より波長の短い光線』のことを指しますが、その赤外線の中でも更に波長の長さによって、細かく近赤外線、中赤外線、遠赤外線の3種類に分けられています。

 

◆近赤外線

赤外線の中でも波長が短いものを指し、目に見える赤色の可視光線に近い波長を持っていて、赤外線カメラや赤外線通信、家電用のリモコンなどに応用されています。

 

◆中赤外線

近赤外線に近い波長を持つため、その一部と考えられる場合が多いようです。 

 

◆遠赤外線

電波のような比較的波長の長い性質を持っており、人体にも比較的穏やかな影響を与えることから、暖房器具や衣類などにも利用されています。赤外線は、森羅万象のあらゆる物体から必ず放射されています。

 

光線(電磁波)が熱に変わる仕組みとは?

 

可視光線や電波のような性質を持っているのに、これが製品に利用されるような『熱』へとどのように変わるか、ということですが、これには『輻射』という現象が関係しています。輻射とは簡単に言えば、ある物体から発せられる電磁波が他の物体に当たった時にその物体の分子が振動を起こし、摩擦が生じて熱を帯びる現象のことを言います。光線が電磁波であると聞くと不思議な感じがしますが、赤外線と紫外線による人体への影響を例に考えると納得がいきやすいと思います。

 

まず光のエネルギーは電磁波として発せられるというと言うのが基本的な考え方にあります。電磁波の波長が短い方(言い換えれば振動数の大きい方)から、紫外線、赤外線の順になりますが、ゆったりした振れ幅の波長を持つ電磁波と、せわしなく折り返す振れ幅の短い電磁波では、物体に当たったときにどちらが強い力を持っているか感覚的にわかるのではないでしょうか?波長が短く振動数がより大きい紫外線は、人体の細胞に当たると障害を起こして日焼けや癌を引き起こします。一方で赤外線は健康を害するほどの強い力を持っておらず、体温を上昇させる程度です。光線とは、単に明かりが届いているだけではなく、電磁波としてのエネルギーが分子への振動と言う形で届いているものです。さらに具体的な例を挙げると、波長の短い方から、ガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、電波 といった順で人体への障害性が強いことは良く知られていると思います。

 

このように電磁波によって物質同士の分子が振動し合い、摩擦熱を生じると言う現象を利用して、遠赤外線関連の製品はできています。具体的には、赤外線を放出しやすい物質であるセラミックスなどの無機物を繊維に練り込み、これらの微粒子が熱を発生させていると言うわけです。繊維から発せられた遠赤外線のエネルギーは、皮膚表面から約200μmの深さで、吸収され熱となり、これが血液を温めることで体の芯まで温めるという仕組みです。

 

<まとめ>
◆遠赤外線を放射するセラミックスが練り込まれた繊維(衣類)は、電磁波エネルギー放出と言う形で対象物の温度を上げる『輻射』原理を利用しているので、科学的根拠のある製品である。

赤外線を放射しやすい物質とは?

 

赤外線は、物質によって放射(=吸収)しやすい率が異なります。この吸収率が高い物質が遠赤外線の製品に利用されています。およそ0.5~50%以上吸収する物質が遠赤外線加熱に向いていると言われています。

 

<(8~14μmの波長)に対する吸収率>
◆人体の皮膚・・・0.98
◆カーボン(グラファイト)・・・0.8
◆セラミック・・・0.9

 

衣類でしっかり遠赤外線効果が感じられるものを選ぶためには?

 

遠赤外線を利用した商品で、効果が感じられなかったり、『詐欺商法』であると言われることがありますが、衣類であれば、その遠赤外線効果があると言われる繊維の成分を調べることにより、ある程度は信頼性があるかどうかを確認できます。ポイントとしては・・・

 

1)製品の繊維メーカーが確認できる商品を選ぶこと。
2)更に出来れば、繊維メーカーのホームページが確認でき、そこに物質ごとの遠赤外線輻射のエネルギー量の比較を行ったデータが公開されているところを選ぶこと。

 

また、実際発熱効果が感じられたと言われているものの多くは、
◆繊維に微粒子セラミックスが練り込んであり、洗濯などでも機能低下しにくいものが重要であるようです。

 

最後に

 

上記の赤外線吸収率(熱伝導)の考えは、ハロゲンヒーターやカーボンヒーターなどを選ぶ際にも役立たせることが出来ます。熱伝導率が高いのは、カーボンヒーターの方であるとされ、急速加熱に加え体の芯から温めることが出来ると言われています。但し、遠赤外線ヒーターを使用する際には、皮膚の表面が高温になる恐れがありますので、温度管理には十分気をつける必要がありそうです。

 

(photoby://pixabay.com/ja/%E5%86%B7-%E3%81%8B%E3%82%8F%E3%81%84%E3%81%84-%E9%A1%94-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E5%87%8D%E7%B5%90-%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90-%E9%AB%AA-%E5%B8%BD%E5%AD%90-%E5%88%86%E9%9B%A2-15715/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

風邪に関する記事

風邪のひきはじめに麻黄湯が◎!麻黄湯ってどんな漢方薬?

  風邪は、ひきはじめの段階で治してしまえるのであれば、そうしてしまいたいですよ...

平熱が高い・低いって言うけれど、そもそも正しい平熱って何度?

平熱よりも著しく高くなったときには発熱、と言いますが、平熱は人それぞれ少しずつ...


気持ちいいけど要注意!こたつで寝ることで風邪を引くって本当?最悪の場合、死に至ることも…?

冬になると大活躍するのが、こたつです。最近では洋室に合うものも出てきて、さまざ...

加湿器つき空気清浄機の効果とは?乾燥する冬のウィルス除去

  冬の寒くて乾燥する環境下では、ウイルスが活発に活動します。特に免疫力が弱い...

カラダノートひろば

風邪の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る