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メンタル

意識もなく逃げ出す、解離性とん走とは?

 

解離性障害の症状の中に解離性とん走というものがあります。解離性とん走とは、何の前触れもなく突然、目的を持って家から飛び出し、その間は自分が誰なのかなど、それまでの人生の一部や全てを思い出せなくなるものです。この解離性とん走は1000人に2人くらいの割合で起こります。

 

 

とん走の期間

解離性とん走の症状は上記のようなもので、とん走の期間は数時間である場合もあれば数週間数か月、もっと長期間にわたる場合もあります。とん走の時間が短い場合には単に仕事に遅刻しただけのように見えたり、帰宅が遅くなっただけのように見えます。とん走が長い時間続く場合は自宅から離れて遠くの土地へ行き、自分の生活の変化に気づかずに、別の人間として新しく仕事を始めるなどすることがあります。

 

とん走時の本人

とん走をしている状態のとき、本人は普段の状態とは異なり、自分は自分であるという自己同一性を失っています。しかし、外見上特に変わった様子はないので人から注目されることはなく、軽い混乱が見られることがある程度です。

 

とん走が終わると

ある時点で急に記憶を失っていることを自覚すると、自己同一性とその状況に混乱することもあります。そしてその状態では人の注目を浴びるので、医療機関や法的機関の目にとまることがあります。具体的にはとん走が終わると、抑うつや不快感、悲嘆、羞恥心、葛藤、自殺など衝動的な行動に出ることもあります。

 

詐病との違い

詐病とは自分の利のために病気であるかのように偽る行為のことです。詐病も解離性とん走も自分のその時の責任や状況から逃れたい、回避したいという理由から起こるもので、解離性障害はしばしば詐病と間違えられます。しかし、解離性とん走は詐病とは異なり、演技ではなく、無意識のうちに起こっている障害です。

 

 

詐病と間違えられやすい分、決めつけによって本人を責め立てたりせず、適切に診断を受けることが大切です。

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2010/07/28-339085.php?category=226])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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