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二次性徴前にホルモン投与?!性同一性障害の治療について

 

性同一性障害は本人にとっては、体と認識の不一致が何においても耐え難い苦痛であり、そのままにしておいたり周囲の理解が得られないと自分の性器を傷つけてしまったり、耐えきれなくなってうつ病を発症してしまったりと重大な問題になることがあります。しかし一方で目に見える障害が出てこない分、診断に時間をかけていく必要もあります。

 

 

性同一性障害の治療の一つにホルモン治療があります。これは本格的に体の外科的手術を行う一歩前の段階で、ホルモン投与によって希望する性別の体の特徴を得ようとするものです。

 

二次性徴前のホルモン投与

これまでこのホルモン療法は満18歳以上が受けられるとされていましたが、2012年に日本精神神経学会の性同一性障害に関する委員会がガイドラインには、第二次性徴を抑えるホルモン療法について言及し、容認しています。人は思春期に声変わりや初潮など、その性別に特徴的な成長が見られる第二次性徴があります。こうした成長は強く男性であること、あるいは女性であることを意識させられるものです。そのため体と心の性の不一致が余計に意識させられてしまって、苦しみが強くなります。ガイドラインでは体の特徴が顕著になる前に、生物学的性と反対の性ホルモンを投与して少しでも生物学上の性と自己認識としての性のギャップを少なくしようとするねらいで、投与を開始する年齢を15歳に引き下げることを提言しています。

 

ただし

性ホルモンは投与期間が長ければ長いほど、元の健康な体での生活が望めなくなります。ホルモン投与の開始前にそれを十分に検討しておく必要がありますし、その後、定期的な血液検査が必要になります。特に肝臓機能や一般臨床検査、血液凝固能の亢進、血中プロクラチンの上昇などに注意する必要があります。

 

 

ホルモンを投与することによって声の低音化や体型の変化(筋肉が増える・体のラインが丸くなるなど)、月経停止、乳房萎縮などが起こります。

 

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/01/14-012727.php?category=53])

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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