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介護・認知症

リアリティオリエンテーションとは

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認知症の中でも見当識障害を持った患者を対象としたケアに、リアリティオリエンテーションというものがあります。これは、現実の何気ない情報を提供し、それを何度も繰り返すという非常に簡単なものです。

 

何気ない情報とは、その日の曜日、天気、今いる場所、季節など本当に基本的な情報で、情報を与え、何度も確認することで見当識障害の進行防止と改善を目的としています。

 

更には患者とスタッフ、グループ形式ならグループ同士のコミュニケーションを介して、お互いの理解を深めるというもう一つの大切な目的があります。

 

リアリティオリエンテーション

●24時間リアリティオリエンテーション

日常のケアの中で、天気や曜日、時間と場所、季節などの情報を自然な形で繰り返すようにするアプローチです。

 

●クラスルームリアリティオリエンテーション

見当識の状態に応じたグループを、3人から8人までの小グループで形成。同じ場所と時間において、その日の年月日、曜日、季節など基本的な情報を確認し合う。

 

コミュニケーションなど対人関係の能力を取り戻すのにも有効。

 

見当識を改善することが主目的ですが、クラスルーム形式など、認知症患者同士がお互いの葛藤をわかり合い、関わり合うことも重要です。

 

認知機能が低下すると、活動性も低下するので、人とふれあうこともなく、時間や曜日の感覚も薄れてしまうのです。

 

強制的にでも現実感のある体験により、様々な基本的情報を提供することがリアリティオリエンテーションなのです。

 

 

美術を楽しむだけで、認知症の機能改善!?認知症の治療、アートセラピーで楽しく改善!

美術制作活動を楽しむだけで、認知症の機能改善を果たせるのがアートセラピーです。認知症により低下する「自分の気持ちを表現する能力」が取り戻せます。

 

認知症で閉じこもりがちになりますが、気持ちを表現することで社会性を取り戻せることが期待できるでしょう。認知機能が低下したといっても、認知症患者は様々な気持ちを持っています。それを表現することが難しくなっているだけなのです。

 

美術制作を通じて、自分の気持ちを表現するすべを与える事は必ずプラスに作用するでしょう。

 

アートセラピーを楽しむ】

●美術制作活動に技術も知識も必要ない

アートセラピーに限らず、美術とはその人が感じたことをただ形にすることが目的です。そこに小難しい知識や技術は全く必要ありません。描くものさえあれば、誰もが楽しめるのが美術なのです。

 

●自分が感じたことをそのまま表現することを思い出させる

認知症患者の多くは、認知機能の低下に伴い自分の気持ちや感じたことを表すことを避けるようになる傾向にあります。その低下した表現力を取り戻させるために、美術制作は絶好のリハビリとなるでしょう。 

 

アートセラピーにおける美術とは、プロが描くような技巧にあふれるものではなく、園児や生徒がするようなただ見たものを感じるままに表現する気軽なものです。

 

互いに感じたものをそのまま形にして見せ合うことこそ、認知症患者に社会性を取り戻させる有効な後押しとなるでしょう。

 

タッチケアで絆を再構築

タッチケアとは触れ合うことで絆を確かめ合うコミュニケーションの基本とも言えるケアです。

不安や自信喪失となっている認知症患者に手と手で暖かく触れ合うことで、その孤独感と不安感を分かち合い解消することが期待されます。

マッサージのように一定の法則でする方法もありますが、この場合触れ合って絆を確かめ合いさえすれば方法は重要ではありません。

認知症による知的機能や感情機能の低下による孤立や攻撃性の発露などを緩和させる効果こそが目的なのです。

現代社会においてこの触れ合う絆というのは非常に希薄なものになっています。

認知症ともなればなおさらでしょう。

タッチケアの単純明快な効果は、保健医療福祉の現場で活用されるようになってきています。

 

【タッチケアの要点】

●人は他人と触れ合うことで安心感を得る

これは程度の差こそあれ、人だけでなくその他動物にも共通する習性、本能とも言っていい事実です。

認知症になっていようともそれは変わらず、触れ合うことで他人の暖かさを感じれば、安心し、精神的に安定するのです。

 

●触れ合うことで絆を構築し他の介護へも効果波及

触れ合い、そして安心することによって相手との絆が構築されます。

この絆が強まれば強まるほど、他の介護や療法などにその絆が良い波及効果を生むことでしょう。

ケアする人とされる人双方の信頼や絆があれば、どのような療法も期待したとおりの効果が実現できるはずです。

 

認知症患者や高齢者をケアする上で、最も重要なことは双方の信頼という絆です。

この絆がなければ、どのようなケアをしてもお互いにストレスしか感じない結果になってしまうでしょう。

タッチケアで、お互いに暖かみのある触れ合いをして絆を再構築し続けることこそ、ケアの基本中の基本なのです。

 

アルツハイマー検査を受けてくれない時の対処法

家族が、アルツハイマーではないか?と心配しているのに、本人は検査を受けたがらないケースは多々あります。

検査を受けてもらうには、どうしたらよいでしょうか。

 

「心配している」気持ちを伝える

物忘れがひどいなどの自覚が本人にもある場合、内心とても不安で、認めたくない気持ちが大きいのかもしれません。

不安をあおるように「絶対おかしいから」「手遅れになるから」と迫るのは、逆効果になります。

みんな心配しているし、病院で診てもらえば安心だからという勧め方をしてみてください。

 

誰が伝えるか

いつも身近にいるお嫁さんや娘から検査を勧められると、反発するというケースがあります。

息子・配偶者など、耳を傾けやすい相手から検査を進めてもらいましょう。

改まって話すと身構えてしまうので、散歩や買い物に誘って、ついでのように話を切り出してはどうでしょうか。

 

別の理由で病院へ行く

嘘をつくようで気が進まないかもしれませんが、別の受診・検査にかこつけて病院へ足を運んでもらう方法もあります。

アルツハイマーに限らず、脳梗塞など脳全般の検査を行う「脳ドック」も行われているので、別の検査のついでにアルツハイマーの検査も兼ねてしまえないか、病院に相談してみましょう。

アルツハイマーかと疑っていたら、別の病気だったという場合も多々あります。

まずは病院に足を運んでもらうために、「健康診断」の名目で勧めるのも良いでしょう。

 

無理に病院へ連れて行っても、きちんと検査を受けてくれないかもしれません。いろいろな方法で、粘り強く説得してください。

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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