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メンタル

処方薬を依存性薬物にしてしまう離脱症状問題

 

うつや不眠などの精神疾患から回復してきた人が次に考えることは、「薬を絶ちたい」「薬に頼らない自分になりたい」という気持ちです。薬を飲んでいる間は楽になりますが、そのあと辛い時期がくることもありますので、自分だけでコントロールできる自分になりたいと思うのです。

 

しかし、いざやめようとすると、離脱の苦しみに襲われ、病は治ってきたのに、薬とたたかうはめになることが多々見受けられるのです。

 

 

▼    日本の精神科医療の問題点

日本の精神科医の勉強は現在は変わってきていますが、昔は薬による知識で埋め尽くされていました。患者さんの話をきくトレーニングが十分ではなかったのです。

 

そのため、10年以上前の話になりますが、私が直接知っている話では、うつの患者さんに「あなたが不幸なのもポストが赤いのもあなたのせい」、レイプ被害で精神疾患をきたしている人に「レイプ被害はあなたに隙があったから」など、患者さんの話を聞く姿勢に欠ける精神科医の話を何度か耳にしました。(最近は改善されつつあります)

 

 

▼    薬に頼りすぎる、日本の精神科医療

上記のような背景をもとに、心理カウンセリングでは上向きになったのに、薬の処方が患者に沿ったものでないという事が起こり、本人の意思に反して、薬漬けになってしまう患者がいます。

 

実際に、国連の国際麻薬統制委員会の2010年の報告では、日本は精神科からの投薬量、特に抗不安薬や睡眠薬の処方が多すぎると指摘されています。

 

欧米では処方期間を4週間以内にするなど、対策が講じられて、英国ではベンゾ系薬剤をやめるための専門施設がありますが、日本の精神科医療もぜひそこへ追いついて欲しいものです。

 

 

▼    薬による離脱症状とは?

薬を長期間飲んでいると、薬の成分が定期的に入ってくることを前提に体がバランスをとるようになっています。そこで一定以上量を減らすと、バランスが崩れて、もともと持っていた症状が悪化するという事が起こります。

 

 

▼    離脱症状からの脱出マニュアル

離脱症状とうまくつきあいながら、段階的に薬をへらすための手引書がインターネットで公開され、世界で人気を博しています。日本語版も2012年8月に整えられました。

「アシュトンマニュアル」で検索すると、上位に出てきます。これはダウンロードすることができます。

 

抗不安薬や睡眠薬を減らしたい時に読んで、その上で、医師に相談すると良い方向性が見えることもあるでしょう。また、どんなに相談しても自分も、医者も理解しあえない場合は、違う医師に相談し、意見をきいてみることも大切です。

 

 

 

良い精神科医は短い時間とはいえ、話をちゃんと聞こうとしてくれますが、日ごろの疲れによる等、流れ作業になり気味の精神科医は顔も見なかったり、十分な説明もせず、自分のいう事を聞かないと薬は出せないし、治らないと脅しのような文句を使う方もいます。

 

 

患者さんとよりよい協力関係を築き、安心させる薬の説明ができないのなら、いい精神科医であるとは言い難いのです。そういった精神科医とは決別して、新たな病院を探す勇気を持つことも大事です。

 

 

(Photo by://pixabay.com/ja/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9-%E3%83%9C%E3%83%88%E3%83%AB-%E5%8F%A4%E3%81%84-%E8%96%AC%E5%B1%80%E3%81%AE%E3%83%9C%E3%83%88%E3%83%AB-%E9%80%8F%E6%98%8E-%E8%A3%85%E9%A3%BE-%E8%8C%B6%E8%89%B2-196628/)

著者: 真綾さん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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