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食後の高血糖上昇を抑えるには?

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糖尿病と低血糖症

糖尿病は血糖値が高止まりして、心筋梗塞や脳卒中などの危険性が高くなる恐ろしい病気です。ですが、血糖値に関わる病気では、糖尿病よりも身近で同じくらい危険なのが低血糖症です。

 

血糖値が高くなる糖尿病とは全く関わりの無い病気と思われるかもしれませんが、低血糖症になる原因の一つは糖尿病の薬が効き過ぎるという非常に密接に関わる病気なのです。

 

高い血糖値を下げることは必要なのですが、下げすぎても低血糖症になる血糖値のコントロールは非常に繊細です。糖尿病患者だけでなく、それ以外の健常者も意外なほど多く低血糖症に悩まされていたりします。

 

ダイエットのやり過ぎや食事の偏りなど糖質不足で低血糖になる事は勿論あります。それ以上に多いのが、糖質の取り過ぎによる低血糖です。

 

糖質を取り過ぎ一時的に高血糖になってしまった場合、インスリンが大量に分泌され、血糖値が一気に下がります。糖尿病の薬を取り過ぎたのと同じ状態になってしまうのです。これにより、現代の人は驚くほど多く低血糖による体調不良を抱えています。

 

低血糖の原因

●糖質不足

●インスリンなど糖尿病治療が効きすぎる。

●糖質の取り過ぎでインスリンの体内分泌が過剰に。

 

低血糖は糖尿病の治療によりなるケースだけではなく、食生活の変化によって糖質の取り過ぎとなった現代人の誰にでも起こりうる疾患なのです。

 

そもそもの糖質不足ならともかく、糖質過剰で低血糖などと言う原因は特定しづらく、実は多くの原因不明の体調不良は低血糖症であると言われています。

 

血糖値が高いのが問題の糖尿病患者が、低血糖に備えて甘いものを手放せなくなる矛盾にその難しさが表れています。

 

高齢者の糖尿病…細心の注意が必要な投薬について

小児糖尿病という言葉があるように、糖尿病は子どもから高齢者まで比較的広い年齢で見られる疾患です。年齢の違いがあっても、糖尿病に対する治療というのは、基本的には食事を改善し、適度な運動をして血糖値を良好にコントロールするというものです。

 

高齢者の糖尿病治療には十分な配慮が必要

基本方針は年齢によって変わるものではありません。しかしながら、その治療を進める上で特別な配慮が必要になるのが、高齢者の糖尿病治療です。高齢者の場合、そもそも若い人と比べると体の機能が衰えていて、何をするにも十分な配慮を必要とします。糖尿病治療においても、それは例外ではありません。

 

高齢者の薬物療法

ここでは糖尿病における薬物療法を行う上での、高齢者への問題点を挙げます。

 

・薬の排泄が遅れる

薬は体の中で代謝されることを前提につくられています。つまり緩やかにその薬の効力が、体の機能によって奪われていくのを見越して、薬の効力が決められているのです。しかし、体の代謝は、若い人と高齢者では異なります。代謝の機能が衰えた高齢者の場合、服用した薬の効力が想定よりも長く続くことになり、薬が効き過ぎてしまうことがあるのです。

もし医師に指示された通りに、血糖値を下げる薬を飲んでいるのに、血圧が下がりすぎてしまうという場合には、この代謝機能の低下が原因にあるかもしれません。その場合低血糖状態になり、それはそれで危険な状態です。

通常高齢者に薬を処方する場合は、この代謝機能の低下を見越して、規定量よりも少なめに処方します。そこから薬の量を増減したりしますので、患者さん本人や家族の方は薬の効き具合についてしっかり医師に報告しましょう。

 

・薬の併用が多い

高齢になるほど、合併する疾患も増えます。すると糖尿病の薬に作用をもたらす、他の疾患の薬を服用する可能性もあります。薬の種類が増え、飲みあわせることになると、その副作用の予測がつかないこともあります。ですから医師には服用中の薬、新しく服用することになった薬など、全て伝えるようにしましょう。また、新しい薬を服用するようになった際の、体の変化を注意深く見ることも大切です。

 

薬の服用は時に複雑で予測がつきません。そうした不測に備えるためにも、十分な観察と配慮が必要になるのです。

 

食後に上がっていく血糖値…食後高血糖を抑えるためにできること

糖尿病の治療において、空腹時血糖値が重視されてきました。

しかし近年、空腹時血糖値に対して、食後血糖値の重要性も見直されています。

 

食後に上がっていく血糖値、食後高血糖を抑えるためにできることをまとめました。

 

食後高血糖ってなんだ?

血中の糖の量というのは、食事で摂取した糖によって変化します。

そのため、食事の後に最も血糖値は上がります。

そして摂取したもの、摂取の仕方によって食後の血糖値の上昇の仕方は変わってきます。

 

食後血糖値も糖尿病の状態に影響する、立派な血糖値のひとつですので、これが高ければ対処する必要があります。

 

食後血糖値をおさえるには?

健康な人であれば、食後血糖値が140mg/dlを超えることはほとんどありません。

そして2~3時間もすれば、高くなった数値がだんだんともとの範囲の数値におさまっていきます。

 

糖尿病を発症していても、食後2時間血糖値を140mg/dlに抑えることを目標にするとよいでしょう。

※ただ、糖尿病の状態は人それぞれですので、目標値は医師にきちんと確認してください。

 

では具体的にどんな方法で食後高血糖を押さえればよいのでしょうか?

 

・糖負荷の低い食事をする

食事によって食後血糖値をコントロールしようと思ったら、糖負荷の低い食事をする必要があります。

食後の血糖値が高くなるのは、大部分が炭水化物の作用によります。

そのため、炭水化物の質や量に注意を払った食事をすることになります。

 

その量についても人によって違いますので、主治医など専門家の指導に従うといいでしょう。

 

・薬を服用

食後高血糖に対して服用する薬もあります。

 

経口剤では、

 

・αグルコシダーゼ阻害薬

・速効型インスリン分泌促進薬

・DPP-4阻害薬

・GLP-1誘導体 などがあります。

 

インスリンでは、

・超速効型インスリンアナログ

・超速効型2相型インスリンアナログ などがあります。

 

・血糖値の自己測定

実際に血糖値を測ってみて、確認するのもよいでしょう。

簡易的な血糖測定器を用いて実際に測定してみます。

 

ただし、インスリンを使用していない患者さんの場合、測定器の費用は全額負担になりますので注意してください。

 

食事は日々のことだから大切

食事は毎日することです。

その積み重ねが体をつくっていくわけですから、食後高血糖があるとその回数だけ体に影響があると考えましょう。

食後の高血糖が気になるという方は、実践してみてはいかがでしょうか?

 

糖尿病患者は断食をしてもいい?してはダメ?断食に伴うリスクを知っておこう

糖尿病患者の方は、ダイエットが課題になっている方も多いでしょう。ダイエットの方法はいろいろありますが、方法のひとつとしては「断食」もダイエットに入ります。

 

糖尿病と断食

糖尿病というのは、血糖値のコントロールがうまくできなくなる病気です。

血糖値が高いことがよく注目されますが、実際にはそれだけではなく、高くなりすぎたり低くなりすぎたりして、正常の範囲内で治まらないことが問題です。

 

さて、断食は短期で済むダイエットの方法のひとつです。

そのためちょっと手軽な感じもするでしょう。では、糖尿病の患者さんは断食をしてもよいのでしょうか?

 

結論から言えば、糖尿病患者さんの断食には低血糖のリスクが伴いますので、否定的な意見が多いです。

ただ、絶対にやってはいけないというほど禁止されているわけでもありません。

 

断食が否定的な理由

食事をとらなければ高血糖になる心配はなくなりますので、断食は糖尿病患者に良いと考えるかもしれません。

しかし実際は断食をすると糖尿病を悪化させる可能性があります。それはなぜなのでしょうか?

 

・低血糖のリスクが増加

先に書いたように低血糖になるリスクが大きいです。糖尿病の場合、血糖値が下がりすぎることもあります。

糖を食事から補給しないということは、血糖値が下げ止まりせず、低血糖の可能性を高めるのです。

 

・断食後に一気に血糖値が上がる

断食をやめるときには、もちろんそれまで食べていなかった食事をするでしょう。

しかしその場合、今まで糖を補給していなかった分一気に血糖値が高くなってしまって、今度は高血糖になるリスクが高まります。

 

・ケトアシドーシスのリスクが増加

ケトアシドーシスとはケトン体が蓄積することで、体液が酸性に傾いてしまうことです。

これによって細胞が損傷されたり、脱水が加われば意識障害が起こることもあります。

特に断食に備えてインスリンを減らしすぎると、危険なケトアシドーシスの誘因になります。

 

ほどほどのダイエットが一番

断食というのは非常に極端な方法です。

糖尿病や服薬やインスリン治療をしているという方は、普段の生活スタイルに沿った処方をされているはずです。

それを極端に変えて断食というのは、とても危険なことは容易に想像がつくでしょう。

 

基本的には日常的にできる運動、食事制限が最も適しています。

 

(Photo by http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-07掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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