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メンタル

アルコール依存症の危険な症状、ブラックアウト!

アルコール依存症でなくても、大量にお酒を飲みすぎて記憶をなくす経験がある人もいることでしょう。アルコール依存症者となれば、もっとやっかいな記憶障害がおこります。

 

▼ブラックアウトの問題

アルコール依存症者は、飲んでいる間を一部またはすべて記憶してないことがあります。これをブラックアウトと呼びます。

 

はじめは大量に飲んだ時だけ、記憶がなくなっていたのに、飲酒が常態化すると、少量の飲酒で、記憶をなくすようになります。

 

私の知っている患者さんにもよくありますが、「ほんの少し酒を飲んだだけで、起きると知らないところにいた。」「けがをしているが理由がわからない」「身に覚えがないのに、友人や同僚からクレームがくる。」など、本人だけでなく、迎えに行ったり、謝りに行ったり、家族も本人も患者のブラックアウトに振り回されます。

 

あまりにブラックアウトが繰り返されると、本人がしらふに戻った時に本人の新たなストレスとなり、ストレスから逃れるため、また飲酒に手を出し記憶をなくす・・・と悪循環は深まります。

 

ちなみに筆者の父はアルコール依存症者で、子供時分は理不尽なひどい暴力を受け続けましたが、私が大人になって確認したところ、私にふるった暴力を一つも覚えてないと言われ、衝撃をうけました。アルコール依存症患者家族にとっても、ブラックアウトは心に深い傷を残します。

 

▼治療の過程で思い出すことも 

アルコール依存症者が自助グループに参加すると、あまり記憶がないため、自分について語れないということが多々あります。しかし、病気の治癒が進み、周囲の同じアルコール依存症者の体験談をきくうちに、思い出せなかった記憶が出てき始めることもよくあります。

 

記憶を取り戻すことは、大量飲酒により、周囲に与えてきた仕打ちと向き合うことにもなり、素直に認めることで、家族との絆を取り戻せたり、自分の悪いパターンを見直すことを促します。

  

このように、アルコール依存症者は記憶がないことが多いです。飲酒をしてる時に、何か真剣な話をしたり、アルコール依存症者の話すことを真に受けても、それはむなしく終わるものなのです。何か話し合うときは、しらふを確認してから、行いましょう。

(Photo by://pixabay.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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