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気になる病気・症状

気をつけて!チラージンを使った危険なダイエットは死を招きます!

甲状腺ホルモンとは、甲状腺から分泌されるホルモンのことで、エネルギー代謝を調節する、人体において重要なホルモンです。

 

甲状腺ホルモンは体内のたんぱく質の合成やエネルギーの代謝、酵素消費などを高める作用があり、多すぎても少なすぎても人体に多大な影響を与えます。バセドウ病などに代表される甲状腺機能亢進症は、中でも様々な症状を引き起こします。

 

甲状腺機能亢進症の症状

1.動悸

2.息切れ

3.体温の上昇と暑がり

4.体重減少

5.倦怠感

6.月経異常

 

反対に、甲状腺ホルモンが減少すると、むくみや便秘、食欲不振、寒がり、うつ症状などが出現します。そこで甲状腺ホルモンを補充する意味で、チラージンというレボチロキシンナトリウム含有の薬剤を服用する必要がでてきます。

 

甲状腺機能が亢進するとエネルギー消費が活発になるため、体重減少が起こるのは想像にたやすいと思いますが、じつはこの原理を安易にダイエットに利用しようとする人がいて、ダイエットに効くサプリメントと称して、その中に甲状腺ホルモンを使用した薬剤(チラージン)を入れ、販売した業者がいます。これは本来あってはならないことで、実に危険な行為です。

 

実際、甲状腺機能に何ら問題の無い健常者がチラージンのような甲状腺ホルモンを服用すれば、甲状腺機能亢進症と同様の症状が現れ、動悸や息切れ、全身倦怠感などがでてきます。それだけでなく、その症状を単なるダイエットのせいだと思い込んでいると、心臓に多大な負担がかかり、頻脈と不整脈が現れて、酷い場合は心臓が停止し死に至ります。

 

実際、チラージンと同じ作用の薬剤をダイエット薬として服用した場合、死亡事例が多く報告されており、それがどれも国外からインターネットで購入したダイエットサプリメントを服用したからというのですから驚きです。

 

昨今、インターネットでの薬剤の購入が大幅に許可されるとという現象が起きていますが、誤った知識で安易に薬剤を服用すると、大変な結果になるということを知っておくべきです。

 

健常者がチラージンを服用すれば確かに体重減少には繋がるでしょう。しかし、これは決して行ってはならない行為だということを覚えておきましょう。  

(Photo by://www.ashinari.com/ )

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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