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大量飲酒とアルコール依存症の違いは? 発症の原因や新たな問題の原因となることも?

「家族が大酒のみで、飲むと暴れる。」「いつみても飲んでいるようだ。」「会社帰りに必ず酒場によって記憶をなくし、深夜に迎えに行く羽目になる。」「飲酒運転を繰り返しているようだ・・・」「私は毎日飲まないと気がすまないけれど、アルコール依存症かも?」など、飲酒にまつわる不安がある方のために、大量飲酒とアルコール依存症の違いをまとめました。

 

厚生労働省では、『多量飲酒者』の定義が決まっています。「一日平均飲酒量が6ドリンク以上(1日当たり純アルコールを60g以上摂取する)方」です。

 

とはいえ、『多量飲酒者』の定義にあてはまるからといって、アルコール依存症ではありません。身体の分解できる量に個人差がありますので、アルコール依存症は飲む量だけでは決まらないのです。

 

▼アルコール依存症だと疑わしい人

・アルコールをTPOに合わせてコントロールできずに、連続で飲酒し続ける。

・アルコールがきれてくると、手が震える。

 

この上記二点があれば、アルコール依存症だと疑っていいでしょう。

アルコール依存症者は自分の病気を認めない病気です。以下のように言い訳をするかもしれませんし、家族もそう思うことでまだ大丈夫と思うかもしれませんが、以下の理由があってもアルコール依存症です。

 

主な言い訳

・連続しているが、1回あたりのお酒の量が少量である。

・仕事をきちんとしている。

・他人に迷惑はかけない。

・健康である(と思ってる)

 

アルコール依存症の方は心当たりがあるからこそ、自分が病気であると認めることが不安で、まったく話をきかないというように、拒否の意思を示しやすいです。しかし、本当のところは不安で不安でたまらなくて、この状況から抜け出したいと思っている方も多いものです。

 

▼多量飲酒からアルコール依存症への初期症状

初期症状の段階で、アルコールをやめる(一滴でも飲めば多量飲酒してしまうものなので)ことができれば、本格的なアルコール依存症になって、脳に異変をきたし一生依存の恐怖に苦しまなければならいという事態を避けられる可能性があります。

 

◎初期症状

歯磨き時の吐き気、胸やけを飲酒で治す、頻繁にこむら返りする、身体のしびれ、耳鳴り、湿疹ができたり体がかゆい、飲酒しないと眠れない、鼻のまわりが赤くなる、手のひらが赤くなる、目がかすむ、異常に汗をかく 等

 

家族に疑わしい人がいたら、まずは地域の精神保健福祉センターへ相談してください。本人を治療に向かわせるための相談にのってもらいましょう。

 

飲酒運転者の原因は、アルコール依存症だった!

飲酒運転者による悲惨なひき逃げニュースがよく聞かれます。そういった事件に呼応し、2000年に入ってから、飲酒運転に対する交通規則は随分厳しくなりました。

 

しかし、それでもまだ飲酒運転を一度ならずも何度も繰り返す人がいます。それはどうしてでしょうか?

 

飲酒運転者の半数近くは、アルコール依存症の可能性が!

アルコール依存症施設やアルコールに関する機関が調べた結果、飲酒運転者の半数はアルコール依存症の可能性があると報告されています。

 

アルコール依存症の患者は、何度も飲酒を繰り返すうちに少量のアルコールで気を失ったり、なかには幻覚症状もみられる場合もあります。そんな状態で運転すれば危険運転に至って当然です。

 

また、そこまで症状が進行しないまでも、連続飲酒していれば理性も乏しくなり、しらふの状態であれば行わない危険運転も容易にしてしまっているようです。

 

実際に、アルコール依存症患者家族から、患者が「飲酒運転して、お酒を買いに行く」という例がたくさんきかれます。

 

アルコール依存症だった場合の警察の対応

アメリカでは、飲酒運転者のためのアルコール教育プログラムが準備されています。

 

飲酒運転をして露呈したアルコール依存症者は、裁判でアルコール教育プログラムを受けるか、刑務所への収監かなど選択ができたり、またはアルコール教育プログラムを受けないと、社会復帰を許可されないなど、根本的な対策が講じられています。

 

しかし、日本はどうでしょうか? 残念ながら、飲酒運転で事故を起こした人でも、そのようなプログラムは準備されていません。犯した罪の重さに応じて厳罰されるだけです。

 

交通課の飲酒運転撲滅の内容にも、アルコール依存症者は専門家へかかるように等の、但し書きはありません(刑務所でアルコール依存症者に対する対策を講じているところはあるようです)。

 

厚生省労働科学研究の最近の報告をみると、2003年~2008年でアルコール依存症者の数は2%~1%に減り、継続的にアルコール依存症治療を受けている数は少しずつ増加傾向にあるようです。

 

飲酒運転を繰り返す人が身近にいて、アルコール依存症の疑いを感じたら、本人は否定するかもしれませんが、本人に「見ていておかしいし危ない」と注意しましょう。

 

本人に伝えた上で、同居の家族がいれば、アルコール依存症対策についてどうなっているのか確認をするのもよいです。周囲が気にしていることを知ると、家族は今までと違った一歩を踏み出すきっかけ(車を売るなど乗れなくする)になることもあります。

 

女性に多いキッチンドリンカー

キッチンドリンカーという言葉を聞いたことがありますか?キッチンでドリンクする人という意味ですが、ドリンクするものはアルコール飲料です。

 

キッチンドリンカーはアルコール依存症の一種と言われています。主婦が食事の調理中に食用酒を味見しているうちに、どんどん飲む量が増え依存症になってしまうことからきた言葉です。

 

最近では、日常のストレスからキッチンで隠れて飲酒をする妻や、子育てのストレスを一人で抱え込んで、日中から飲酒してしまう女性が増えてきています。

 

キッチンドリンカーの原因

・失恋

・仕事のストレス

・子育てのストレス

・夫婦間の問題

・無趣味

・男性と比べ、外で一人で飲みにくい

 

キッチンドリンカーにならないためには?

・不満を聞いてもらう

・夫婦の時間を過ごす

・家族の会話を増やす

・趣味を作る

・外に出る機会を増やす

 

家族は食欲や行動などの異変を見逃さないようにしましょう。キッチンドリンカーになるまでには、必ず他の原因があります。

 

キッチンドリンカーになった専業主婦の女性の場合は、一人きりの時間が多いので、特に断酒が困難だと言われています。キッチンドリンカーになる要素に心辺りがあれば、今のうちに解消しておきましょう。

 

そして、家族内のコミュニケーションは非常に重要です。毎日家族できちんと会話をし、お互いの行動をある程度は知っておきましょう。

 

習慣的な飲みすぎが…アルコール依存症に?

■アルコール依存症とは

大量のお酒を長期にわたって飲み続けることで、お酒がないといられなくなる状態が、アルコール依存症です。

その影響が精神面にも、身体面にも表れ、仕事ができなくなるなど生活面にも支障が出てきます。

 

飲みすぎが習慣化してからアルコール依存症になるまでの期間は、男性で20年以上、女性はその半分の期間といわれています。

 

またアルコールが抜けると、イライラや神経過敏、不眠、頭痛・吐き気、下痢、手の震え、発汗、頻脈・動悸などの離脱症状が出てくるので、それを抑えるために、また飲んでしまうといったことが起こります。

 

アルコール依存症は「否認の病」ともいわれるように、本人は病気を認めたがらない傾向にあります。

いったんお酒をやめても、その後に一度でも飲むと、また元の状態に戻ってしまうので、強い意志で断酒をする必要があります。

本人が治療に対して積極的に取り組むこと、家族をはじめ周囲の人のサポートがとても大切です。

 

■危険な量はどのくらい?

どのくらいの量から「飲みすぎ」になるのでしょうか。

厚生労働省が推進する「健康日本21」の中では、アルコール依存症の発症リスクが少ない「節度ある適度な飲酒」は壮年男性の場合純アルコール量換算で1日20g以下であるとの数値を示しています。

 

これは1日ビール500ml(日本酒1合弱、25度焼酎なら100ml、ワイン2杯程度)に相当します。1日の飲酒量がこの3倍以上になると「飲みすぎ」となり、アルコール依存症になるリスクが高まると警告されています。

 

単純計算すると1日にビール3本、日本酒3合弱、25度焼酎300ml、ワイン6杯程度を超える量にあたり、お酒に弱い人でない限り、ついおいしく飲んでしまう範囲といえます。

おいしいお酒を控えることは難しいことですが、毎日これだけの量を飲み続けることはアルコール依存症に一歩一歩近づいている可能性があるのです。

 

まずは日ごろから量をコントロールできる飲み方をする、1週間に1~2日は飲まない日をつくる、という習慣を身につけるようにしましょう。

 

■早期の治療で回復可能

アルコール依存症は、早期に治療を始めればそれだけ治療効果があがりやすい病気です。

 

とくに「プレアルコホリズム」という、依存症の手前できちんとした対策をとれば、肉体的な問題だけでなく社会的にも経済的にもより少ない損失で回復が期待できます。

プレアルコホリズムの段階では減酒でも回復可能なことが多いのです。

 

プレアルコホリズム

…プレアルコホリズムは、

1) 何らかのアルコール関連問題を有すること

2) 今までに連続飲酒を経験したことがないこと

3) 今までに離脱症状を経験したことがないこと

 

この3つの条件を満たす場合にそのように呼ばれ、何らかのアルコール関連問題をもっているが、多くの場合未だ依存症まで至っていないと考えられます。

 

アダルトチルドレンの原因はアルコール依存症家族!?

アダルトチルドレンという言葉を聞いたことある人は多いと思います。言葉の組合せの感じで幼稚な大人、成長できてない大人と受け取られがちですが、実は少し違うのです。

 

▼アダルトチルドレンとは?

「機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなお内心的なトラウマを持つ」という意味です。

 

1970年代、アメリカでアルコール依存症の親の元育ち、成人した人々・・・「Adult Children of Alchoholics(ACOA)」という言葉が作られました。これを略して、「Adult Children(AC)」と呼ばれるようになりました。

 

つまり子供な大人ではなく、「アルコール依存症の(親の)子供」という意味でした。

 

しかし、最近では「アルコール依存症の親の子」に限定されず、幼少時代、親から正当な愛情を受けなかったことで、子供時代の苦しみをひきずり、社会生活に違和感を抱く人すべてを、『アダルトチルドレン』と呼ぶ傾向にあります。

 

▼アルコール依存症の子供達

アルコール依存症家族をもつ子供たちは、依存症患者から受けた暴力や暴言、生活の制限や緊張といったトラウマにより、通常の家庭生活を送るイメージに乏しく、緊張した家族状態を通常だと思うため、異性との関係や家庭生活がうまくいかない人たちであることが多いです。

 

私の知っているAC例を紹介します。

◎宗教家の厳格な父に育てられた、姉、妹、弟の三兄弟。仕事では多くの信者さんに優しく説法をしてまわっていた父親ですが、家に帰ると、アルコールを飲み、妻には暴言、弟には暴力をふるい続けました。三兄弟とも絵に描いたような美男美女ですが、姉は男性恐怖症でつきあったことがなく、妹は結婚したものの、一度もセックスができず離婚、弟も父親から母親をみはるために女性とつきあったことがないまま、兄弟すべて40代を迎えています。

 

◎両親が離婚。小学生のとしごの子供三人を母親がひきとりましたが、母親は仕事のストレスと子育ての荷重で、アルコール依存症に…生活保護を受けながら、子どもたちは掃除されない部屋とジャンクフードで過ごすようになりました。子供たちは小学校では異常がありませんでしたが、中学ぐらいから全員、軽度発達障害がみられ、高校からは特別支援学校へ行くようになりました。その後、一番上の娘は性依存症となり、家出をし、風俗嬢として一人で暮らしています。

 

 

アルコール依存症の家族をもった子供たちは、遠回りの人生を歩みがちです。今家族や周囲でアルコール依存症家族をかかえているのに、何も対策を講じていない人がいたら、ぜひ、その地域の福祉センターへ相談されることをお勧めします。

 

アルコール依存症家族の子供が、依存症者をパートナーに選ぶ原因

私はアルコール依存症の父を家族にもって大人になり、次は買い物依存症の男性と結婚しました。はじめから依存症だと知っていたのではないのですが、つきあっている段階から、結婚向きの人ではないような生活態度は見受けられました。

 

結婚してから、独身時代の彼が買い物でローンを組んで払えなくなるたび、母親が借金の肩代わりをし、ライフラインの費用も払っていたことを知りました。結婚しても彼はそのペースを崩すことなく、私と彼のお給料だけでは、私の貯金はすぐに底をつき、借金はどんどん増える中、必要なものを買うからとせがまれ、なけなしのお金を渡すと、アイドルの写真集を買われていたこともありました。彼と深く話し合ううち、彼が子供時代一緒に暮らしていた、内縁の父親もアルコール依存症だったことを知りました。

 

▼アダルトチルドレンと呼ばれる人たち

私のように、アルコール依存症家族を親にもつ人、また最近では意味が広範囲に広がり、健全に養育されないために、問題を抱え大きくなった人をアダルトチルドレン(以降AC)と呼びます。

 

ACは、依存症者や歪んだ両親の言いなりになる、または振り回されるといった生活を長く経験しているため、夫婦や家族関係に対してのよいイメージがもてず、家族から巣立っても我慢や緊張が走り続ける家族関係、人間関係を築きがちです。我慢しすぎた果てに、情緒不安定を抱え、仕事ができるかと思ったら、連絡が急に途絶えたり、自己中心的態度がみられることもあります。

 

▼なぜ、また依存症の人を選ぶのか?

ACを抱える人間はなぜ、また依存症者を選んで結婚してしまうのか?

 

通常、婚活となれば、見た目や収入、性格を考えて行うのでしょうが、ACは「私だから助けられる人、私にしか愛せない人」に魅力を感じます。そんな相手は同じようにACだったり、不安定な生活者が多いです。子どもでも出来れば、ますます結婚生活は困難を極めていきます。

 

私がそうだったように「世間的にはちょっと困った人。私にしか良さが分からない人」を選ぶわけは、自分が抱える幼少期からの不安定さを癒したい・・・という気持ちが逆転して、「私があなたを理解してあげる」そう思いたいのだと推測されます。

 

▼ACが選ぶ変わった結婚生活

ACはアルコール依存症者の言いなりになって、怒らせないような生活しかしらないことが多々あります。そのため、あまりに穏やかな生活が続くと、逆に不安を感じる人も多くいます。

 

私の知る、ACの女性は、アルコール依存症の父と全く違う人と結婚すると決意。父から逃げるために、大学を中退して、何の問題もない優しいエリートサラリーマンと結婚しました。ところが、その生活が穏やか過ぎて、耐えられないと訴えはじめ、離婚してしまいました。その後、解離性同一性障害を患う男性と出会って再婚し、子どもを作らないと決め、不安定な生活に充実感を得ているようです。

 

ちなみに私のACである元夫も、私と離婚後、躁鬱を抱える女性と再婚しました。こちらも子供をつくらないと決め、エキセントリックな暮らしぶりですが、安定しているようです。

 

上記のようにACが必ずしも、一般的な結婚生活ができないかというと、もちろん違うケースもあります。私は一度目の結婚の失敗と心理カウンセラー生活を通して、すっかり強くなり、穏やかな主人と再婚し、三人の子供を安定して育てる幸せを手に入れています。

 

 

ACだから必ず幸せになれない? という事はないのです。ACだからこそ、様々な問題を乗り越えることで、自分をよく知ることができれば、一般の人より強くたくましく幸せになれるチャンスがあります!

 (Photo by:http://pixabay.com/ja/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%90%E3%83%BC-%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF-%E9%85%92-%E9%86%B8%E9%80%A0-%E6%B0%97%E6%B3%A1-%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BF-2101/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-06掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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