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シワ改善は、基礎化粧品では解決できない?!『医薬品』の必要性

 

 

 

国内では、薬事法により『真皮』まで浸透する基礎化粧品がない?!

 

加齢によって肌状態に問題が起こると、基礎化粧品の選び方も一層厳しくなり、『シワや弾力性の改善』など目に見える明らかな効果が感じられる基礎化粧品は無いかと探されていることかと思います。しかし、これらのトラブルは真皮層のコラーゲンの減少や細胞再生力の低下などによって引き起こされるものであり、国内メーカーの基礎化粧品を使用しても角質層部分にしか効果が無いと言われています。その理由は、日本の薬事法が関係しており、厚生労働省が指定する体に影響を与える成分 (=医薬品としての成分、有効成分)の有無によって基礎化粧品は『化粧品、医薬部外品、医薬品』の3つに分類され、その中でも化粧品は『作用が緩和、副作用が無く、角質層においてのみ保湿効果があるもの』の機能に限定されているためですこの規制により、基礎化粧品がバリア機能である表皮を突き抜けて、真皮に浸透する機能を持つことはありません。多くの商品広告において、『肌の奥まで浸透』という表現が使われることがありますが、これは角質層の奥までの意味であり、真皮層への到達は無いものと思われます。

 

では、年齢のサインに対して、どのようなケアを行えば最も効果的であるのかということですが、結論としては国内の医薬品や医薬部外品に分類される基礎化粧品及び国外の有効成分が含有された化粧品を使用すること、そしてもう一つは、肌再生医療などの外科治療を受けること2つの選択肢があります。

 

年齢のサインに対して効果がある成分とは?

 

年齢のサインに効果的であるとされている基礎化粧品成分には、以下のものが挙げられます。それぞれの効果について見て行きたいと思います。

 
<国内の化粧品含有成分>

◆レチノール
レチノール=ビタミンAですが、皮膚や粘膜の正常保持などの効果があり、化粧品への配合では保湿、柔軟性を与える成分としても用いられます。またコラーゲン合成を促進することから、シワ予防にも用いられています。しかしその生理活性はレチノイン酸の300分の1と言われています。

 

◆レチノイン酸トコフェリル
レチノイン酸(ビタミンA酸)とトコフェロール(ビタミンE)を結合させたビタミンA酸誘導体です。日清製粉が開発した化合物で、当初は床擦れなどの創傷治癒促進剤として製品化されましたが、これを応用し現在では保湿成分として化粧品にも使用されています。レチノイン酸の刺激をエステル化することで緩和しています。

 

<国外の有効成分>

◆アルジルリン
筋肉の収縮を抑制し(アドレナリンなど神経伝達物質の過剰放出を抑制)シワ予防、改善の効果があるとされています。作用がボトックス(ボツリヌス菌毒素)に似ていることから、『塗るボトックス』とも呼ばれているようです。

 

◆ジ酢酸ジペプチドジアミノブチルベンジルアミド(擬蛇毒ペプチド)
アルジルリンと同様に『塗るボトックス』として神経伝達物質を抑制し、筋肉の収縮を抑制します。アルジルリンより高い抗シワ活性があるとされ、スイスのコスメティックプライズを受賞したことにより特に欧州で高く評価されています。アセチルコリン受容体に直接競合し拮抗阻害するため、より高い効果を発揮することができます。擬蛇毒の名前はヨロイハブの蛇毒中から発見されたペプチド(ワグレリン1)を模して合成されたことから来ています。

 

◆パルミトイルテトラペプチド-7
シワの原因が、加齢によって体内に増えるインターロイキンによるもの(炎症反応から組織の修復が遅れることによる)であることが明らかになり、その産生を抑えるとして抗老化成分として注目されています。(セリン+アスパラギン+アラニンのペプチドにパルミチン酸で構成)

 

 <医薬品成分(院内処方のみ)>

◆レチノイン酸
ビタミンAの一種ですが、その生理活性はレチノールの約300倍程度と言われています。表皮、真皮ともに厚くするという作用があります。表皮においては、ターンオーバー促進、真皮においては、線維芽細胞を刺激することで、コラーゲン線維やムコ多糖を増加し真皮を厚くします。海外においてはニキビ治療など広く臨床で使用されていますが、日本においては刺激性が少し強めであるため未認可となっています。

 

◆EGF(ヒトオリゴペプチド)
細胞再生因子(EGF)は血管新生促進作用・組織修復作用(皮膚再生)により、直接的に皮膚潰瘍の治癒を促進する作用があるとしてノーベル医学生理学賞を受賞した成分です。国内において化粧品成分として配合されるものには『細胞再生作用』は無く、『肌を柔らかくし、張りツヤを与える』等の効果に限定されています。近年正式に医薬品として認可され、化粧品への配合が禁止されました。 

 

化粧品では納得の行く結果が出ない…そんな時選択肢の一つ『肌再生医療』

 

年を重ねるに従って、基礎化粧品ではどうしても結果が出せない『シワやたるみ』などの問題があります。そんな際に、選択肢の一つとして考えられるのが『肌再生医療』です。現在、いくつかの肌再生治療法がある中で、最も安全であると言われているのが『セルコラーゲントリートメント』という方法です。この治療法は、一般の再生医療分野の「自己細胞の再生・移植技術」を美容医療に転用したもので、患者自身の皮膚から細胞真皮線維芽細胞(コラーゲンを産生する)を抽出し、自己血清で培養を行い、増殖させたものを再び真皮に戻すという療法です。医師の中には、真皮層の改善には、こういった外科的措置法しか解決方法が無いと述べられている方もいます。

 

<施術のメリット>

自己の細胞を利用するので、安全性が極めて高い効果が2年程度持続する。


<施術のデメリット>

 即効性が無く、本来の肌状態以上の効果は無い。原料が生体材料であるので、一回に治療できる範囲が限られる。感染症、血液性疾患、自己免疫性疾患のある方は、培養・治療が行えない等。


最後に

 

アンチエイジングは、女性にとって多くの方が関心事であると思いますが、改善したいと言う思いから上記のような医薬品、医薬部外品、海外メーカー化粧品をどんどん試していくというのは効果が大きい分、リスクも大きいと思われます。

皮膚科などに通院している場合は、その成分について医師に尋ねてみる、また自分でも情報を集めたり、メーカーに副作用について問い合わせてみたりと、出来る限り積極的に肌を守っていくことを行う必要がありそうです。

 

(photoby://pixabay.com/ja/%E7%9B%AE-%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB-%E9%BC%BB-%E9%A1%94-%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90-%E5%A5%B3%E6%80%A7-113206/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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