妊娠・出産
実は妊娠している!?頭痛・吐き気・下痢は「つわり」の一つかも!
女性で頭痛、吐き気、下痢があるという場合はつわりの可能性があります。
まだ妊娠に気づいていないあなた。実はそれ、つわりの症状かもしれませんよ!
ここではつわりだけでなく、妊娠初期の頭痛についても見ていきましょう。
つわりは妊娠2ヶ月から始まる
つわりは妊娠2-5ヶ月くらいまでの妊婦さんに見られる症状です。
一般的には妊娠4-5ヶ月のつわりのイメージが強いですが、実は妊娠2ヶ月から始まっているので、妊娠に気づく前につわりを体験する人もいるのです。
特に普段から生理不順の女性の場合などは、いつも通り生理不順で具合が悪いのかなと思ってしまうこともあるようです。
つわりによる吐き気の特徴
つわりによる頭痛は、風邪の時の頭痛とあまり変わりありません。
また、下痢の場合も風邪のときとあまり変化はなく、人によってはつわりで下痢ではなく便秘が出ることもあります。
ですが吐き気・嘔吐についてはつわりならではの特徴があります。
つわりのときには匂いによって吐き気・嘔吐が引き起こされることが多いのです。
特定の食べ物の匂いがひどく臭く感じられたり、普段は平気だったものの匂いを嗅ぐだけで嘔吐してしまったりといった感じです。
頭痛・吐き気・下痢が続くなら…
頭痛・吐き気・下痢などが続いており、なおかつ生理が来ていないなら病院で検査を受けることが大切です。
妊娠初期は胎児の体の中でも重要な部分が作られる時期で、この時期がもっとも大切と言われることもあるのです。
普段の生活で喫煙・飲酒などが多い場合は、胎児に与える影響も大きくなってしまいます。
しばらく頭痛や吐き気が続いていれば、病院で検査を受けて、妊娠なのか体調不良なのかをはっきりさせましょう。
妊娠中のつわりは妊娠2ヶ月くらい、人によっては妊娠に気づかない時期からみられることもあります。
頭痛や下痢は風邪のときとそれほど変わりありませんが、吐き気は匂いに敏感になるというのがつわりならではの特徴です。
妊娠初期に頭痛になるのはなぜ?
妊娠すると女性の体には様々な変化が発生します。その代表例が頭痛です。
特に妊娠初期の頭痛は多くのプレママが経験しており、その代表的な症状やメカニズムについて理解しておくことが大変重要です。
ホルモンバランスのせい?!
妊娠初期の頭痛の特徴は偏頭痛です。頭のどちらか一方の側が痛むというのが特徴的です。
なぜ妊娠初期に頭痛が発生するかというと、これはホルモンバランスの変化があると言われています。
今まで頭痛持ちでなかった人が急に頭痛を訴える場合もありますし、逆に今まで頭痛に悩まされていた人が、妊娠後頭痛が無くなったという場合も報告されています。
偏頭痛が実際に起こる理由は、ホルモンバランスの変化などが直接的、間接的に作用して、脳の血管が広がり、この広がった血管が神経を圧迫したためです。
つわり
妊娠初期から始まるつわりですが、このつわりにも様々な症状があります。
胃が気持ち悪くなる人もいれば、眩暈や頭痛を起こす人も。
これはホルモンバランスや体質によるものが大きいので、落ち着くまでに時間がかかります。
からだの冷え
妊娠中は体温が上がると言われていますが、急激に体温が上がって、外の温度と差が出来てしまうことで体が冷えたり、手足の冷え、薄着や湯冷めなどが原因で冷えの症状を起こすことがあります。
体が冷えると、血行が悪くなり、血の巡りが悪くなるため、頭痛を引き起こすリスクもおこってしまいます。
貧血
妊娠初期に多く見られる貧血症状。これも頭痛を引き起こす要因の1つです。
貧血とは、体内の血液が不足することで、眩暈や立ちくらみ、吐き気や頭痛を誘発します。
あまりに酷い貧血症状だと、気づいたときには倒れていた!などという、とても危険な事態に繋がりかねません。
妊娠初期の頭痛の対処法・対策は?
偏頭痛の対処法
・痛む部分に濡れタオルなどを当てて冷やしておくと良い
・暗い部屋で寝ると血管が収縮する効果があるといわれており、これも頭痛を和らげる方法として有効
つわりの対策
・食べられるものからしっかり栄養を摂る
・頭痛を感じた場合には、患部を冷やすと緩和する
・無理をせず、休息をはさみながら生活する
冷えの対策
・お風呂は芯からあたたまって湯冷めしない
・手足は靴下や手袋などを使用して温める
・体の内からあたたまるように食べるものなどにも気を配る
貧血の対策
・十分な休息と十分な睡眠をとる
・適度な運動をする
・鉄分を多く含む食材を食べる
ひどい場合には、病院で診てもらう
対処をしても痛みが続き、がまんできない場合には病院で診断を受けると良いでしょう。
医者に尋ねずに勝手に痛み止めを飲むのはお腹の赤ちゃんのことを考えると避けるべきです。
妊婦にとって比較的安全性が高いとされているのはアセトアミノフェンやイブプロフェンが含まれた医薬品ですが、必ず産婦人科の先生の指示に従って服用するのが重要です。
以上のように、頭痛は妊娠を原因として発生したり、止まる場合もありますが、お腹の中では新しい命が宿っており、薬の服用にあたっては十分に注意が必要なのです。
(Photo by: [http://www.ashinari.com/])
著者: カラダノート編集部