気になる病気・症状
二日酔いによる吐き気は胃の荒れが原因?!
二日酔いとなった翌日、強い吐き気で満足に食事がとれなくなることが多いのは、大量のアルコールによって胃が徹底的に荒らされている状態だからです。
アルコールは胃の粘膜にとって刺激物であり、大量に摂取し胃に長時間蓄積される状態は、胃の粘膜にとって拷問のようなものとなります。
刺激によって過剰に分泌された胃液が粘膜を侵食し、その結果発生する症状が吐き気や胃痛なのです。
●二日酔いによる胃粘膜の荒れ
二日酔いとなるほどアルコールを大量に摂取すると、その影響は胃粘膜に直接現れ、荒れた状態で次の朝を迎えることになります。胃の粘膜が荒れた状態では当然胃がむかつき、胃もたれや胸焼け、吐き気などの症状を伴うことになるのです。
●毒性のあるアセトアルデヒドの作用
さらに二日酔いと言うことは、体内のアルコール分解作用が半ばということでもあり、体内に大量のアセトアルデヒドが存在していることを示しています。このアセトアルデヒドの毒性は吐き気の原因ともなり、二日酔いになった人は充分な栄養補給も難しい状態になってしまうのです。
●胃粘膜を刺激せず水分を補給することが重要
この二日酔いによる吐き気を克服するには、胃粘膜に刺激を与えずに効率よくアルコール分解に必要な水分補給が必要となります。
その最も定番の対策が味噌汁です。味噌は胃に優しい食材であり、消化も助けてくれる働きをしてくれる上、味噌汁にすることで同時に必要な水分を補給することが可能となります。
荒れた胃の粘膜にさらにアルコール分解によるアセトアルデヒドの毒性も加わり、二日酔いの吐き気は深刻なものとなります。
少しでも早く深刻な吐き気から解放されるには、水分を十分とり安静にして、アルコール分解が終了するまで耐えなければなりません。
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著者: カラダノート編集部