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シリカ粉塵の吸入による珪肺の症状!重症になると重篤な合併症を伴います!

          

珪肺は鉱山採掘やトンネル工事、レンガ工や石工などの作業に多く認められる疾患で、シリカの浮遊珪酸を吸入することによる塵肺(じんぱい)の一種です。


塵肺症とは粉塵を吸入することにより肺に生じた繊維増殖性変化をメインとした疾患で、原因性粉塵は難溶性で、その多くは鉱物性であるとされています。気腫性変化、気管支、細気管支病変、感染症、がんなどの合併症を伴います。


特にシリカの浮遊珪酸による珪肺は、急性珪肺症を引き起こすことで有名で、症状が重篤になりやすく、かつ急速に死に至る可能性があるために、早期発見・治療が必要となります。


また、慢性珪肺の進行は逆に緩慢であるため、曝露から徴候や症状の発現までには数年かかることもありますので、こちらも放置せず、早めに治療をしましょう。


症状として
1. 呼吸困難(激しい運動による悪化)
2. 疲労感
3. 頻呼吸(浅い呼吸が数多く続く。多くは努力性呼吸。)
4. 食欲不振や体重減少
5. 胸痛
6. 発熱
7. 爪のひび割れ


*以下、重症例として。
8. チアノーゼ
9. 肺性心(右心室の心疾患)
10. 呼吸不全

 

珪肺に合併する肺疾患には、慢性気管支炎や非結核性マイコバクテリウム感染症、肺真菌症、代償性気腫、気胸などがあります。急性珪肺では、腎炎や全身性強皮症、全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患などの重篤な合併症を伴うこともあるため、注意が必要です。


また、珪肺患者は肺結核などの肺感染症を合併しやすく、慢性化すると肺がんとなる可能性も高いため、定期的な検査によるフォローが必要となります。


発症後は繊維増殖性変化の進行防止と、症状に合わせた投薬治療、また在宅酸素療法などが必要となるケースも多くあります。微熱は感染症の合併を、胸痛は肺がんの発生を疑う契機となり得ますので、何らかの症状の変化を認めた場合は、早めに医師に相談しましょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/06/11-363190.php?category=31 )

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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