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気になる病気・症状

石炭の粉塵を吸い続けると黒色肺になる!?

      

黒色肺とは、炭鉱労働者などに起こるじん肺の一種で、肺の内部に石炭の粉塵が入り込むことによって起こる疾患です。

 

黒色肺は、石炭の発掘などに長期に携わり、石炭の粉塵に暴露されることで発症します。シリカやアスベストとは異なり、石炭の粉塵は比較的不活性であるため、激しい反応を引き起こすことはほとんどありませんが、様々な呼吸器症状を伴います。


X線画像上では小さな斑点が肺全体に広がった所見として現れ、単純性黒色肺の場合、石炭の粉塵が肺の細気管支を取り巻くように蓄積しているのが特徴です。


進行性塊状線維症は、石炭の粉塵に暴露されなくなった後も悪化することがあり、時に呼吸困難に陥る場合もあるので注意が必要です。進行性の塊状線維症を伴う場合は、まれに肺がんとなる場合もあります。


また、同じく炭鉱で働く労働者がかかるじん肺の一種にカプラン症候群があります。カプラン症候群は、関節リウマチのある炭鉱労働者がかかる疾患で、頻度は少ないようです。


もともと、慢性関節リウマチ(RA)には、様々な呼吸器病変を合併することが以前より知られていて、肺リウマチ結節もその合併症の一つとされています。現疾患であるリウマチの肺症状に付随して、石炭粉塵に晒されることにより症状が悪化したものと考えられます。

 

カプラン症候群の方は瘢痕化による大きな丸い小結節が肺の内部に急速生じるわけですが、この小結節は、黒色肺ではなくても、大量の石炭の粉塵にさらされてきた人にできやすいとされています。


カプラン症候群の症状として
1.感染症
2.出血
3.気管支胸膜ろう
4.胸水の貯留
5.膿胸
などがあります。


黒色肺自体は、喫煙者に多い疾患です。喫煙者は長期の喫煙による呼吸器症状が出やすいのですが、客観的には咳嗽や喀痰の喀出を認めていても、本人は意外と無自覚で病気に気づきにくいため、黒色肺になっていたとしても無自覚な方が多いようです。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2008/10/25-009686.php )

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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