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綿肺症は喘息に使用される薬で治療?~気管支拡張剤の効果~

                   

綿肺症は、綿、亜麻(あま)、麻などの布製品となる原料の粒子を吸いこんだことが原因で気道が狭くなり、様々な呼吸器症状が出現する病気です。


綿や麻などを扱う工場などで作業をする方に多く出現する症状で、綿肺症になると、通常は休み明けの勤務初日に、呼吸の喘鳴(ヒューヒュー、ゼイゼイとした小さな呼吸音)や胸の圧迫感(息苦しさ)を感じることがあります。


本来は、綿や麻などの原因となる原料に曝される環境から回避することで症状はなくなります。しかし、長期で原因となる環境に曝されることで、症状は徐々に深刻化し、本格的な肺機能疾患となり、様々な呼吸器の障害に見舞われることとなってしまいますので、注意が必要です。


喘鳴や胸の圧迫感は、喘息に使用される薬で治療できます。気道を広げる気管支拡張薬が使用されることがあります。


気管支拡張剤の使用
気管支平滑筋の収縮を緩め、気道を広げることにより、呼吸を楽にするのが「気管支拡張薬」です。非発作時の予防薬として以下の3種類の薬が主に使用されています。


1.長時間作用型β2刺激薬
経口、吸入、貼付薬の3種類があります。発作を予防するために、吸入ステロイド薬とあわせて使われます。
副作用として、発疹、震戦、嘔気、動悸、頻脈、頭痛、倦怠感などがあります。貼付薬の場合は、貼付部位のかぶれなどもあるので注意が必要です。


2.テオフィリン徐放薬
気道を広げ、炎症を抑える効果があります。吸入ステロイド薬と併用することもあります。薬の持続効果が長いため、夜間の発作予防として使用されることが多くあります。
血中のテオフィリンの濃度が上がりすぎると、まれに中毒症状を起こすこともあるので注意が必要です。症状としては嘔気、嘔吐、不整脈などがあります。


3.抗コリン薬
気管支を収縮させるアセチルコリンをブロックし、気管支を拡張させます。通常は、β2刺激薬、テオフィリン薬などと併用されます。他の気管支拡張薬の有効性が低い際に使用が可能です。また、抗コリン薬はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)にも有効です。
ただし、緑内障、前立腺肥大症の人は使用することができません

 

薬を使用する際は、医師とよく相談し、副作用と思われる症状が出てきた場合はすぐに相談してください。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2012/05/31-362916.php)

著者: kyouさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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