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気になる病気・症状

消化性潰瘍の胃痛とその鑑別診断とは?

     

胃・十二指腸潰瘍において、なぜ潰瘍痛といわれるような特有な心窩部痛(みぞおちの痛み)が起こるのかは、必ずしも見解は一致していないようです。潰瘍患者の痛みの部位は、胃潰瘍では一般的に心窩部の上半分か、やや左側寄りに集中します。十二指腸潰瘍では正中線上または右寄りで、剣状突起と臍の中心にくることが多いとされています。


また、食事との関係についていうと、胃潰瘍では食べると痛みが発現することが多いのに対して、胃・十二指腸潰瘍では空腹時痛の頻度が高く、夜間痛も多いようです。

 

このような胃・十二指腸潰瘍の痛みは、鈍痛であることがほとんどですが、もし激痛が見られる場合や、痛みが持続性となって背部痛が加わってくるようになると、穿通ないし穿孔を考えなければいけなくなります。


一般に浅い潰瘍は内臓痛性疼痛を示し、心窩部に集中しますが、潰瘍が深くなり刺激が臓側腹膜に達するようになると、体性痛性疼痛が加わってくるようになり、痛みは左右に移行するようになると言います。


特徴のある潰瘍痛とは、食事と関連して定期的に起こる心窩部痛を言いますが、その成り立ちについては実のところ十分わかっていないのが実情です。現時点ではアセチルコリンによる胃腸壁の運動性の変化、塩酸の刺激、炎症などが挙げられています。また潰瘍に著名な炎症や浮腫がある場合は、プロスタグランディンによる痛み閾値の低下が関与しているとされています。


現在、胃潰瘍治療薬の主流となっているのは、ヒスタミンH2受容体拮抗薬です。このほかに、胃酸生成過程の最終段階であるプロトンポンプを特異的に阻害して、強力に胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬も使われます。

 

近年、消化性潰瘍の原因の1つに、へリコバクターピロリ菌が関与していることが明らかとなり、この治療には除菌を目的とした3剤併用療法(例:プロトンポンプ阻害薬、2種の抗生物質)が行われています。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/12/20-374260.php?category=254)

著者: kyouさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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