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インフルエンザが流行する季節とその感染経路とは?類型と新型インフルエンザ発生の怖さ..ワクチンが3種類→4種類に対応!

   

インフルエンザの流行時期は世界各地で異なり、温帯地域では毎、例年冬季に流行しますが、亜熱帯あるいは熱帯地域では、その地域により様々な流行の形態をみせます。一年を通して低レベルの活動を持続するところもあれば、一年に複数の流行のピークがみられるところもあります。

 

日本では、例年11月下旬から12月上旬ごろに流行が始まり、翌年の1~3初頃に患者数が増加、4~5月にかけて減少していくというパターンがみられます。

 

流行するウイルスは、型、亜型、あるいはその抗原性を含めて毎年変化します。毎年のシーズンでは、平均すると人口の10%程度が感染していると考えられていますが、感染源としての流行するウイルスの種類や病原性、感染経路に関わる気象状況、生活環境の差、人と接触する程度の差、また感染する側のヒトの免疫保有状況など、数多くの因子に影響を受け、その流行開始時期、ピーク、流行の規模などは毎年違っているのが現状です。

 

インフルエンザ流行による罹患患者数は幼児・学童児に多くみられますが、死亡率は高齢者層に多く、インフルエンザ発症後、肺炎を併発して死亡するケースが多くみられます。10~40年周期で新型ウイルスが人間界に出現し、パンデミック(氾世界流行)を引き起こして、世界中に大規模な被害を及ぼします。

 

感染経路

1.咳嗽による呼吸器飛沫の吸引、あるいは接触による感染を引き起こします。

2.閉鎖空間など限定的な環境では飛沫核感染もありえます。

 

飛沫核感染とは、咳やくしゃみなどによって飛び散った飛沫が空気中で乾燥し、浮遊する微粒子に付着した病原体を吸い込むことによって感染することを言います。

感染者・保菌者から遠く離れていても感染する、空気感染です。空気感染の場合は感染拡大が大きいとされ、注意が必要となります。

 

 

2015年今冬インフルエンザの流行予測は?予防のために「濡れマスク」も活用しよう!

現在、2015年第49週(11月30日~12月6日)の時点で、インフルエンザ罹患者数は(定点病院当たりの検出数で)0.21(患者報告数では1,043人)となり、前週の0.17から徐々に(土地的な偏りはなく全国的に)増加していることが分かります。

 

インフルエンザの流行時期は1~2月ですが、12月以降の感染者数は現在の10倍程度まで急激に増加するとされていることから、今から警戒しておくことが重要です。

  

「濡れマスク」がエアコン・加湿器の代用になる?

それでは、今からどのような対策を行えば良いのでしょうか?インフルエンザを予防するために自宅でエアコンや加湿器を使っているという方は多いように思いますが、このような高温多湿環境を作ることのメリットは次の2点と考えられています。

 

1)従来から知られているウイルス活動を抑えるという効果

(気温21℃以上、湿度50%以上でインフルエンザウイルス生存率5%以下という報告:G.J.Harperら)

 

2)喉粘膜の繊毛運動を活発化させ、防御能を高めるという効果

 

外出時にはエアコン・加湿器の代わりに「濡れマスク」を装着することで、喉の防御脳を高め、ウイルスを排出させる効果が期待できるとされています。

 

気温が下がると、喉粘膜の防御能も低下する

東京女子医大第一内科の玉置淳教授によれば、「低温・乾燥環境では、喉や鼻粘膜のバリアー機能が低下し、吸い込んだウイルスが定着しやすくなって増殖しやすい状態になりがち」と指摘しています。

 

粘膜に生えている線毛は、目に見えない1ミリの100万分の1程度長さですが、これが1秒間に10~15回繊毛運動することによって、ウイルスを捕らえて粘液を押し出し、痰として外に排出します。

 

しかし、気温の低下や乾いた空気にさらされると、粘液の水分量が減少し線毛運動に障害を与えて著しく機能低下すると述べられています。

 

濡れマスクにも「喉の繊毛運動を活発にする効果」がある 

また同大学教授によれば、「マスクは鼻や喉を温かく湿潤に保てるので、活発な線毛運動を維持できる」と述べられていることから、「濡れマスク」を装着することでより抗ウイルス効果を発揮できると考えられます。

 

■濡れマスクの作り方(ガーゼタイプ)

 

<材料>

□ガーゼマスク(綿100%のものが良い)

 

1)ガーゼマスクの上方3分の1を外側に折り、鼻呼吸をしやすい状態にする。

2)折った部分を軽く水で濡らして、水が垂れない程度にしぼる。

3)鼻に掛からないように、口のみにマスクする(濡れた部分が水蒸気となり、鼻まで保湿される)。

 

■濡れマスクの作り方(紙タイプ)

 

<材料>

□紙マスク(2枚:使い捨て)

□布ガーゼ

 

1)布ガーゼを水が垂れない程度に濡らす。

2)濡らしたガーゼを2枚の紙マスクで挟み、2重の紐を耳にかける。

 

風邪の初期感染には併せて「アズレン」「プロポリス」も有効の可能性 

このように、濡れマスクを利用することで、喉粘膜の外来物質への防御能を高め、ウイルスを排出しやすくする、ということが分かりました。

 

もし、すでに風邪などの感染初期症状がある場合には、併せて「アズレンスルホン酸ナトリウム(抗炎症・組織修復)」や「プロポリススプレー(菌の細胞壁破壊・ウイルスの増殖抑制)」などを利用すると言う方法も、有効な手段となるかもしれません。

 

 

冬期の大流行に要注意!インフルエンザの症状

主に冬になると流行するインフルエンザですが、かかり始めのうちは風邪をひいたと勘違いしてしまうかも知れません。しかしすぐに全身に風邪より重い症状が出ることで「もしかしてインフルエンザかも!」と病院で検査を受けることもあるでしょう。インフルエンザはかかっている人のくしゃみやせきなどから感染します。他の人へ感染を広げてしまわないよう、インフルエンザの症状を知っておき、早めに病院に行くようにしたいですね。

 

 

■全身に症状が出るのが特徴

風邪の場合、症状は主に喉や鼻を中心にあらわれることが多いですが、インフルエンザは全身に及ぶ症状が出ます。鼻水、頭痛、のどの痛み、せきやくしゃみなどに加え、高熱、下痢、体がゾクゾクと寒気がする、筋肉や関節が痛い、強い倦怠感などがあらわれます。熱は急に高熱が出ることが多く、個人差がありますが2~5日間続くようです。熱が下がってからも心身ともに完全に回復するまでは1週間ほどを要することが多いでしょう。

 

■もっとも多い合併症「肺炎」

体力や抵抗力の弱いお年寄りや赤ちゃんがインフルエンザにかかると、合併症をおこすことがあります。肺炎はその中でも特に多く、インフルエンザウイルスによるものと、他の細菌にも感染することによるものがあります。インフルエンザにかかってから4、5日経ってもひどい咳や高熱がある、一旦治りかけたのにまた症状が悪化したという場合は要注意です。毎年肺炎を併発して亡くなられる方も多いです。様子がおかしいと思ったら早めに病院へ行きましょう。

 

 

例え症状が軽快したとしても、まだ体内ではインフルエンザウイルスが生きていることもあり他の人へうつしてしまう可能性もあります。熱が下がってから2日目まで、発熱やのどの痛みが始まった日から7日目までは外出を控えるよう呼びかけられています。自身の体力の回復のためにもしっかり治すまでは外出を控え、安静にしておきましょう。

 

 

インフルエンザの類型と新型インフルエンザ発生の怖さ

今年も猛威を振るったインフルエンザ。一般的なインフルエンザを含め、インフルエンザには次の類型があります。

 

・季節性インフルエンザ

毎年11月頃から3月頃まで猛威を振るうのが季節性インフルエンザです。予防接種や対処方法が確立しており、比較的重篤化しにくいのが特徴です。また、多くの人が感染経験や過去の予防接種により免疫を持っています。

 

・新型インフルエンザ

季節性インフルエンザとは抗原性が大きく異なり、感染者の多くが免疫を有していない為、急速に蔓延するインフルエンザです。2009年に大流行した「H1N1」インフルエンザは当時、新型インフルエンザとして取り扱われました。現在では季節的に流行するようになった為、季節性インフルエンザと分類されています。

 

・ヒト型への変異が懸念されるインフルエンザ 

鳥や豚などの間で感染していたインフルエンザがヒトへ感染するよう変異することがあります。例えば、「H5N1」鳥インフルエンザなどがヒト型への変異が懸念されています。実際に鳥からヒトへの感染例も毎年確認されており、「新型インフルエンザとして大流行するのは時間の問題」と指摘する専門家も多くいます。この「H5N1」鳥インフルエンザは致死率も高く、ヒト型へ変異して流行した場合の被害は相当な規模になると予想されています。

 

また、新型インフルエンザが発生した場合、感染しやすいのは、免疫が低い人です。感染者が免疫を持っていないために重篤化する危険性があります。

その為、老人や子供は特に注意が必要です。対応するワクチンも無く、予防も困難であることから爆発的に感染が広がる懸念もあるのです。

 

2009年に新型インフルエンザが流行した時、マスクやうがい薬などが品薄になったことを覚えている方も多いのではないでしょうか?季節性インフルエンザだけでなく、未知のインフルエンザに備えて対策をすることも重要ですね。

 

 

インフルエンザワクチンが3種類→4種類に対応!それって何がすごいの?

あなたはインフルエンザワクチンを毎年打っていますか?

2015年に、4種類のウイルスに対応したワクチンの導入が決まりました。

 

ワクチンの型が「3種類」から「4種類」に変わったことはニュースで見たけど…でもそれって何がすごいの?という疑問にお答えします!

4種類になったことで変わること、3種類だったこれまでとの違いについてまとめました。

 

4種類?これまでとの違いはなに?

私たちが知っているインフルエンザはひとつだけでしょう。

しかしインフルエンザの種類、つまりウイルスの種類は1つだけではありません。

 

インフルエンザを引き起こすインフルエンザウイルスはA型、B型、C型とあります。

さらにその中で亜型や複数の株に分類されていきます。

その中から国内の流行状況などを考え、1年前くらいにどのウイルスのワクチンを生産するかが決まります。

 

そして今までは、A型の2種類と、B型の1種類を混ぜた「3価ワクチン」が製造されていました。

2015年からは新しくB型の1種類を加え、全部で4種類の「4価ワクチン」となります。

 

4種類になったことで変わること

3種類から4種類になるというのは、実際ワクチンを受ける側からすると、どんな変化があるのでしょうか?

 

1. インフルエンザにかかりにくくなる

おかしな言い方ですが、1種類増えるというのは、カバーできるウイルスの型が増えるということにとどまります。

 

今までインフルエンザの予防接種を受けたのに、その年にインフルエンザにかかったということはないでしょうか?

これは今までのワクチンに含まれる、3種類「以外」のウイルスに感染したことによります。

 

つまりウイルスの型が1種類増えるということは、カバーできるインフルエンザウイルスが増えるということです。

ですから、よりインフルエンザにかかりにくくなるのですね。

 

1種類増えたからといって、ワクチンの個々のウイルスに対する効果がより大きくなったというわけではありません。

 

2. 価格が上がる

カバーできるウイルスが増えたのは喜ばしいことなのですが、残念ながらその分価格も上がっています。

開発費などがかかった分、ワクチン自体の価格は1.5倍ほどになったそうです。

それでも、卸売会社などの努力によってそのまま1.5倍の値段が、患者の負担になるわけではありません。

ですが、今までよりも高くなるというところは避けられないようです。

 

高くなった分、摂取する人が減る懸念

安くても、カバーできない分のインフルエンザにかかってしまったら、予防接種をした意味が感じられません。

だからこそ値段が高くても4価のワクチンを打った方がよいのでしょうが、みんながその考えを持っているわけではありません。

 

実際に負担する分が多くなれば当然、ワクチンを打とうという人は減ると思われています。

 

感染症は社会全体で対策してこそ、集団での予防効果が発揮されます。その点が問題になっていくかもしれませんね。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/2013/09/23-382345.php )

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-08掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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